クリスマスイブの温かな贈り物

読売新聞 2013年12月25日

伊達直人から…  港北区役所に届けられたランドセルと手紙(横浜市提供)

 クリスマスイブの24日、横浜市の港北、鶴見、神奈川の3区役所に、プロレス漫画「タイガーマスク」の主人公、伊達直人を名乗る送り主から計24個のランドセルが届けられた。市は送り先を検討する。

 港北区役所には同日午前9時半頃、段ボール箱二つが届き、黒と赤の新品のランドセルが4個ずつ入っていた。

 午後には、鶴見、神奈川両区役所にも、同じ送り主から、それぞれランドセル8個が入った段ボール箱が届いた。

 また、神奈川区役所には23日、「プリキュアサンタ」を名乗る人物から、鉛筆や定規などが詰め合わせとなった文具セット二つが入った紙袋が届けられた。

公園で炊き出し

 横須賀市稲岡町のカトリック横須賀三笠教会の信者や米海軍横須賀基地の軍人家族ら約40人が24日、同市汐入町と小川町の公園2か所で炊き出しを行い、生活困窮者やホームレスの人たちに食べ物や衣類、毛布などを配布した。できたての野菜入りおじやを受け取った男性(62)は「温かい、いいクリスマスになった」と笑顔を見せた。

 炊き出しは同教会の神父と基地の神父が8年ほど前に始め、信者や米海軍関係者が引き継いだ。現在は市内のパン店などの協力を得て、毎週火曜日に実施している。クリスマスイブと重なったこの日は、参加者がサンタクロースの赤い帽子をかぶったり、手作りのプチケーキを配ったりしてクリスマスの雰囲気を出した。

 2年間、活動を続けているアンダース・レメランド君(12)は「ボランティアは楽しいよ」と語り、信者の竹内信さん(53)は「私たちの活動が少しでも困っている人の助けになり、行政などを動かすきっかけになれば」と話していた。

YCからサンタさん

 読売新聞の販売店(YC)で作る横浜北部、横浜東部、横浜西部の3読売会と横浜市は24日、同市内38か所の児童福祉施設にクリスマスプレゼントのDVDを贈った。

 読売会と横浜市が結んだ地域貢献活動の協力協定「Y2(ワイワイ)サポートプロジェクト」の一環。読売会が社会貢献事業として集めている「Y2基金」を利用し、それぞれの施設が希望したアニメや映画などのDVDを贈った。

 このうち、横浜市中区の聖母愛児園では贈呈式が行われ、サンタクロースとトナカイに扮(ふん)したYC山手の高尾元文店長らが、科学をわかりやすく解説するDVD「でんじろう先生のサイエンスステーション」をプレゼント。子供たちは歓声を上げ、サンタやトナカイに抱きついていた。

 同園職員の山下直衣さん(33)は「DVDを見て子供たちが科学に興味を持ってくれるとうれしい」と話していた。

福祉施設の子供にクリスマスケーキ 神奈川トヨタ

MSN産経ニュース 2013年12月24日

 神奈川トヨタ(横浜市神奈川区)は24日、児童福祉施設「高風子供園」(同市中区)でサンタクロースにふんした同社社員によるクリスマスケーキの贈呈式を行った。ケーキの寄贈後、同施設の約40人の子供たちがダンスを披露するなど、楽しいひとときを過ごした。

 同社は児童福祉施設にケーキを届ける活動を昭和62年から続けており、今年で27回目。各施設のクリスマス行事日程に合わせ、22日から25日にかけて県内64カ所の児童福祉施設に計482個のケーキ(1個6人分)を届ける。

「福島に児童施設を」四日市でチャリティー音楽会

読売新聞 2013年12月25日

 福島県に児童養護施設を建設する計画を支援する「チャリティー・ゴスペルコンサート&ザンビア孤児院報告会」が24日、四日市市の四日市商工会議所ホールで開かれた。

 主催したのは、カンボジアやザンビアなどで児童養護施設を運営するNPO法人「礎の石孤児院」四日市支局。東日本大震災の被災地では親を亡くした子どもたちが大勢いるとして、那覇市の社会福祉法人「からし種の会」が福島県郡山市で児童養護施設の建設を計画しており、同NPOが資金集めに協力しようとコンサートを開いた。

 コンサートでは、四日市市を拠点に活動する「ロバの子ゴスペルクラブ」が歌や踊りを披露した。  NPOがザンビアで運営している児童養護施設で働くシオン・桜子・ムタレさんが、100万人以上の孤児がいるとされる同国の状況を報告。「大勢の孤児たちの衣食住をまかなえる経済力がないため、教育を通じて一人ひとりの力を高めるよう努力している」などと話した。