「懐かしい未来」を切り開く 「社会的養護を必要とする子どもたちを応援する議員連盟」で特別養子縁組と里親について考える

    細野豪志 2013年12月05日

 先日設立した「社会的養護を必要とする子どもたちを応援する議員連盟」の総会があり、児童養護施設の子どもを支援している団体、特別養子縁組をサポートしている団体などから話を聞きました。ヒアリングに応じて頂いた皆さんには時間が短くて申し訳ありませんでしたが、議連としてこの問題に取り組むスタートになったと思います。

 改めて感じたのは、4万人以上の子どもたちが乳児院、児童養護施設にいる現状を変えねばならないということです。施設で働く皆さんはよく頑張っておられますし、子どもたちを支援する団体もありますが、家族がいない子どもたちを取り巻く環境は今でも厳しいままです。

 私は、特別養子縁組と里親は一つの答えではないかと思っています。昔は、長屋で親が死んだら、みんなで子どもを育て、寺子屋で勉強させることが行われていました。地域や社会にそうした子どもたちを包摂する力があったわけです。

 復古主義に陥るのではなく、今の時代に合わせて、社会的な包摂の仕組みを整えることで、一人一人の子どもに寄り添うことができると思います。政治にはその後押しをする力があります。

 社会の力を取り戻すことで、私は、この国で懐かしい未来を切り開いていきたいと思います。

長女に交際迫った中3監禁、強制わいせつ

 nikkansports.com 2013年12月10日

 長女に交際を迫った中学3年の男子生徒(15)を自宅に監禁し、性的虐待を加えたなどとして、兵庫県警は10日までに、監禁と強制わいせつの疑いで、同県尼崎市浜田町、無職沖野玉枝容疑者(43)と県内の14~18歳の少年少女6人の計7人を逮捕。沖野容疑者の中学2年の長女(14)ら2人を児童相談所に通告した。

 県警によると、男子生徒は沖野容疑者の長女との交際をめぐり、トラブルになっていた。県警は、沖野容疑者が少年らに虐待を指示するなど主導していたとみている。

 沖野容疑者の自宅マンションには、逮捕された少年少女らが頻繁に出入りし、8人前後で同居していたこともあった。

 逮捕容疑は共謀し、ことし10月9日午前2時ごろから3時間にわたり、尼崎市の沖野容疑者の自宅に男子生徒を監禁し、わいせつな行為をした疑い。県警によると、全員が認めている。(共同)

養子あっせんで高額寄付 都が2団体に改善指導へ

朝日新聞デジタル 2013年12月10日

 養子縁組をあっせんする東京都内の2民間団体が、養父母から高額の寄付を得ていた問題で、都が2団体に実費を超えないよう改善を求める行政指導を出すことが10日、わかった。営利目的のあっせんを禁じた児童福祉法に抵触する恐れがあるという。

 対象は、養子1人あたり150万~180万円を求め、2009~11年度に計4600万円の寄付金を得た一般社団法人「ベビーライフ」(東京都東久留米市)と、同期間に計3600万円を得ていたNPO法人「環(わ)の会」(新宿区)。都は今年7月以降、2団体を立ち入り調査していた。

 ベビーライフは、株式会社「ベビーライフ」に業務を一部委託しており、代表も兼任だったことが判明。都は「営利企業との兼職は適切ではない」として代表辞任を求める。環の会も、1人目のあっせんで120万円、2人目は60万円と定額で「寄付金」を集めていた点を問題視し、実費だけを徴収するよう指導する。