転落死:部活で口論その後、制止振り切り 名古屋の中1

毎日新聞 2014年03月20日

 20日午後5時40分ごろ、名古屋市西区の市立中学校から「生徒が校舎から地上に転落し、負傷した」と119番があった。愛知県警西署や市教育委員会によると、転落したのは同校1年の男子生徒(13)で、約2時間後に死亡が確認された。部活動で他の生徒らと口論となった直後に飛び降りており、市教委などは自殺したとみて動機などを調べている。
 市教委や捜査関係者によると、男子生徒は授業後に教室で、所属するディべート部の活動をしていた。教室には卒業生も含め約20人がいたとみられ、男子生徒が他の部員に発言した内容を巡って口論になった。男子生徒は教室を飛び出し、校舎3階と4階の間の階段踊り場の窓に移動。追いかけた部員らが腕をつかんだが、男子生徒は制止を振り切って飛び降りたという。
 男子生徒について市教委は「積極的に部活動に参加し、成績優秀で責任感が強く、何事にも真面目に取り組んでいた」と説明している。【岡大介、井上直樹】

児童虐待見逃すな!小児センターで広がる「Ai検査」古い暴行痕や隠れた死因解明

J-CAST 2014年3月20日

 「Ai」という言葉をご存じだろうか。CTやMRIで遺体を検査する「死亡時画像診断」のことで、外見からはわかりにくい死因を究明することができる。犯罪、とりわけ児童虐待の見逃し防止とその抑止に役立つと期待されている。

死体解剖せず「虐待の有力証拠」
児童虐待は年々増加しており、2013年だけでも475件発生し、うち25人が死亡している。虐待は長期にわたって殴られたり蹴られたりしている場合が多く、傷が古くなってくると表面上は痕跡がわかりづらい。だが、頭部や胸部のCT検査によって出血が見つかれば、虐待の有力な証拠となる。

解剖しなくても…
Ai専用のCTを撮る施設は全国で20か所あるが、地域の小児センターなどでも導入されている。死因解明には死体を解剖するのが基本だが、解剖には手間と時間がかかるし、遺族も躊躇する場合が多い。亡くなっているとはいえ、体にメスが入ることに抵抗を感じるのだ。その点、Aiは手間も時間も少なくてすむ。埼玉県立小児医療センターではこれまで年間亡くなる40~50人のうちAiを実施するのは10人程度だったが、今年(2014年)は3か月で10人に達しており増加傾向にあるという。

一般犯罪でも見逃し防止
司会の加藤浩次「解剖しないですむということが大きいのでしょうか」
コメンテーターのおおたわ史絵(内科医)「実際、解剖の事例は減ってきていますので、暴力など外傷による頭の中の出血など死因究明に近づくという点では、Aiはすごく効果的な方法だと思います」
本村健太郎(弁護士)「児童虐待に限らず、犯罪の見逃し防止に効果があると思います。裁判員裁判の際も、画像だとわかりやすいですね」
レポーターの西村綾子によると、国は14歳以下の児童を対象に1回5万円程度の検査費を国と自治体で負担することを検討しているという。

【ベビーシッター】利用するときの10個の注意点  厚生労働省が公開

The Huffington Post 2014年03月20日

 横浜市の2歳の男の子が、ベビーシッターをしていた男のマンションの部屋で、遺体で見つかった事件を受け、厚生労働省は3月19日、ベビーシッターなどを利用する際の注意点をまとめた。同省のホームページなどで公開している。
 内容は以下のとおり。

ベビーシッターなどを利用するときの留意点

1. まずは情報収集を
保育料の安さや手軽に頼めるかという視点ではなく、信頼できるかどうかという視点で、ベビーシッター事業者の情報を収集しましょう。情報収集にあたっては、市町村の情報や公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社のリストなどを活用しましょう。一時預かりが必要な場合やひとり親への様々な支援が必要な場合は、ベビーシッターの利用に限らず、市町村に相談しましょう。

2. 事前に面接を
実際に子どもをベビーシッターに預ける前に、インターネットの情報だけを頼りにするのではなく、必ずベビーシッターと面会し、子どもを預かる方針や心構えなどについて質問して、信頼に足る人物かどうかを確認しましょう。また、子どもを預ける際には、必ず事前に面会したベビーシッター本人に直接子どもを預けるようにしましょう。

3. 事業者名、氏名、住所、連絡先の確認を
実際に子どもをベビーシッターに預ける際には、事業者名、ベビーシッターの氏名、住所、連絡先を必ず確認しましょう。その際、ベビーシッターの身分証明書のコピーをもらうようにしましょう。

4. 保育の場所の確認を
保育の場所が子どもの自宅以外である場合は、事前に見学して、子どもの保育に適切な場所かどうかを確認しましょう。

5 登録証の確認を
ベビーシッターが保育士や認定ベビーシッターの資格を持っている場合は、保育士登録証や認定ベビーシッター資格登録証の提示を求めて確認しましょう。

※「認定ベビーシッター」とは、公益社団法人全国保育サービス協会が、ベビーシッターとして必要な専門知識及び技術を有すると認定した人です。詳しくは、全国保育サービス協会HPの資格認定制度のサイトを参照してください。

6. 保険の確認を
万が一の事故に備えて、保険に加入しているか確認しましょう。

7. 預けている間もチェックを
子どもをベビーシッターに預けている間も、子どもの様子を電話やメールで確認するようにしましょう。

8. 緊急時における対応を
預けている子どもの体調が急変するなどの緊急事態が生じた際に、ベビーシッターからすぐに連絡を受けることができるような体制を整えましょう。

9. 子どもの様子の確認を
ベビーシッターから子どもの引き渡しを受ける際、どんなことをして遊んだのかといった保育の内容や預かっている間の子どもの様子について、ベビーシッターから報告を受けましょう。

10. 不満や疑問は率直に
ベビーシッターに対する不満や疑問が生じた場合は、ベビーシッターを派遣した事業者等にすぐ相談しましょう。

厚労省が未就職卒業生への集中支援実施

リセマム 2014年3月20日

 厚生労働省は、就職未内定学生・生徒へ就職支援強化の「未就職卒業生への集中支援2014」を実施する。文部科学省や経済産業省と連携し、ジョブサポーターによる個別支援を継続するなど、1日でも早く就職できるよう支援していく。
 新規大学卒業予定者の就職内定率(平成26年2月1日現在)は、82.9%と前年同期を1.2ポイント、また新規高校卒業予定者の就職内定率(平成26年1月末現在)は90.7%と前年同期を2.4ポイント上回っている。
 しかし、新規大学卒業予定者の平成26年2月1日時点での就職希望率は75.5%と過去最高となり、多くの学生があきらめずに就職活動を続けている。厚生労働省は、文部科学省と経済産業省と連携し「未内定就活生への集中支援2014」を取り組んでいるが、卒業までに就職できない場合でもジョブサポーターによる個別支援を継続し、卒業後1日でも早く就職できるよう「未就職卒業生への集中支援2014」に取り組むことになった。
 集中支援期間は6月末までとし、新卒応援ハローワークなどで卒業後も継続して、ジョブサポーターによる就職活動についてのアドバイスや、希望に沿った求人情報の提供などの個別支援を徹底。中小・中堅企業を中心に就職面接会を随時開催し、企業との出会いの機会を増やす。
 1月21日から3月末まで取り組む「未内定就活生への集中支援2014」では、ジョブサポーターによって約22,000人(1月~2月末)が就職している。
 未就職卒業生への集中支援の内容や未内定就活生への集中支援の取組状況は、厚生労働省のホームページで見ることができる。

ストーカー被害 昨年989件、過去最多 神奈川県警

MSN産経ニュース 2014年3月20日

 平成25年中に神奈川県警が被害を把握したストーカーは、前年比26・5%(207件)増の989件と1千件近くに迫り、ストーカー規制法が施行された平成12年以降、過去最多を更新したことが20日、県警のまとめで分かった。逗子ストーカー殺人事件をはじめ、ストーカー関連の事件が大きく報道されたことや、県警が事件化などで同法を積極的に適用していることが被害把握の増加につながっているとみられる。
 ストーカー被害を把握した989件のうち、ストーカー規制法を適用したのは225件で、警告125件(前年比58件増)▽禁止命令12件(同9件増)▽検挙3件(同2件減)-などだった。8月には、インターネットサイトを通じて知り合った10代女性にストーカー行為をした少年が行方不明になったという情報を入手し、県警が女性の自宅周辺で警戒。刃物を持って現れた少年を現行犯逮捕したケースもあった。
 一方、ドメスティックバイオレンス(DV、配偶者・恋人からの暴力)の把握件数も4043件(同491件増)で過去最多。DV防止法に基づき、被害者の住民台帳の閲覧制限などを行う「援助」が901件(同1件増)で過去最多を更新した。虐待があったとして、県警が児童相談所へ通告した人数は3926人(同950人増)と、こちらも過去最多となった。
 県警は昨年7月、ストーカー犯罪やDVなどに対応するため、人身安全事態対処プロジェクトを発足。昨年末までに、ストーカー526件▽DV1751件▽男女間トラブル873件▽児童虐待485件-など計4089件を「人身安全関連事案」として把握し、87件を検挙した。同プロジェクトは4月から、人身安全事態対処室(仮称)に格上げされる。

春のアウトドア遊び「マダニ」注意!感染致死率3割…庭や草むらにウヨウヨ

J-CASTテレビウォッチ 2014年3月13日

春から夏にかけてはマダニの被害がピークとなる。マダニは家の中にいるダニ(塵ダニ)とは違い、「身近な庭や草むらに生息して動物の血を吸って生きています。大きさは3ミリから8ミリ。マダニに噛まれると感染症を引き起こして死致率が3割と非常に高いんです」(瀬田宙大アナ)
昨年(2013年)は40人がマダニに噛まれて感染症にかかり、13人が死亡した。今年もすでに2人の感染が報告され、1人が亡くなっている。マダニの被害は西日本だけでなく、中部、関東、東北、北海道にも広がっている。とくに、4月から増え始め、5月がピークで8月頃まで続く。陽気が良くなって、アウトドアレジャーや山菜取りに出掛ける人が増えるためだ。

1週間の潜伏期間後に発熱や下痢・嘔吐
国立感染症研究所の西條政幸・ウイルス第1部長は警告する。「マダニが媒介するのがSFTSウイルスです。噛まれた時は気が付かないが、1週間程の潜伏期間の後に発熱や嘔吐、下痢の異常症状が出て来ます」
徳島県の山本正雄さんは昨年5月、畑仕事をしているときにマダニに噛まれたが気が付かなかった。風呂上りのときに妻の栄子さんが脇腹が赤いのに気づき、よく見るとマダニが動いていた。ダニを取り除いた翌日から発熱、嘔吐、下痢の症状に襲われた。
駆け込んだ東徳医療センターで血液検査を行うと、白血球と血小板の値が急激に減少していた。SFTSウイルスの感染が疑われ、大学病院に移送され抗ウイルス剤の投与などで完治に2週間が必要だった。奥さんは「新聞などでマダニのことを知っていたので、もしやと思ったんです。死ななくてよかった」
長袖、長ズボン、首タオルで防御
噛まれないためにはどうしたらいいのか。西條部長はこんなアドバイスする。「野外では長袖、長ズボンをはき、裾をしっかりふさいでください」
瀬田が妙な格好をしている。首にタオルを巻いてズボンの裾を靴下の中に入れている。「この格好です。首から衣服の下に入り込むことがあるので、タオルなどを巻いて防いでください。マダニの多そうなところに行ってから1週間後くらいに、発熱や嘔吐があたら内科医の受診をした方がいいですね」
井ノ原快彦キャスター「症状がねえ、発熱や嘔吐だと風邪か食あたりかなっと思っちゃったりするよね」
マダニに噛まれたところは500円玉ほどの大きさで赤くはれ上がる。その真ん中に噛みついてまだ生きているマダニがいるはずだ。風邪でないことはここで分かるはずだ。