元児童福祉施設職員が入所者の少女にわいせつか 漫画買う約束で

SANSPO.COM 2014年5月20日

岩手県警は20日、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで、同県雫石町丸谷地、児童福祉施設の元臨時技術職員田沼明容疑者(67)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年5月1日、勤務していた県内の民間児童福祉施設で、18歳未満であることを知りながら、入所者の少女(15)に、漫画本などを買い与える約束をして、わいせつな行為をした疑い。「そのようなことはしていない」と容疑を否認している。
県警によると、少女から相談を受けた施設が、昨年6月に県警に届けた。田沼容疑者は、今年3月に退職していた。(共同)

元義理の長女に暴行を加えた29歳の男を逮捕

WBS和歌山放送ニュース 2014年05月20日

去年(2013年)6月、和歌山市内の自宅で、同居していた当時5歳の義理の長女に暴行を加え、足の骨を折る大けがを負わせたとして和歌山東警察署はきょう(20日)、有田市の29歳の男を傷害の疑いで逮捕しました。
捕まったのは有田市の会社員、畑中大希(はたなか・だいき)容疑者29歳です。
警察によりますと畑中容疑者は、去年6月23日の午後5時ごろ、和歌山市小倉の当時の自宅で、同居していた保育園児で、当時5歳の義理の長女に暴行を加え、左太ももの付け根の骨を折る大けがをさせた疑いです。
調べに対し畑中容疑者は「暴力は振るっていない」と容疑を否認しています。
畑中容疑者が「長女が転んで怪我をした」という内容の119番通報をして病院に搬送されました。
その後、和歌山県の児童相談センターに「骨折をした子がいる。虐待ではないか」と長女が通う保育園から連絡があり、センターの職員が警察に相談し、捜査していました。
畑中容疑者は事件当時、当時25歳の妻と怪我をした長女、それに次女の4人家族で、現在は離婚して、妻と次女とは別々に住んでおり、長女は現在、児童相談センターの保護施設で暮らしているということです。

社会的養護 施設に偏り 国際人権NGOが改善提言

福祉新聞 2014年5月19日

日本の社会的養護の現状をまとめた報告書を1日、国際人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)が発表した。施設措置への偏りやその環境の悪さを指摘した。改善に向け、すべての乳児院を閉鎖することなどを提言している。
HRWは、人々の権利と尊厳を守ろうと1978年から活動。本部はアメリカにあり、世界90カ国について毎年約150冊の報告書を発表している。
調査は日本代表の土井香苗氏やHRWコンサルタントの猿田佐世弁護士らが2014年2月までのおよそ2年間にわたり実施。児童養護施設で暮らす子どもや退所した大人、児童福祉関係者200人にインタビューした。
報告書は「国際人権基準では生みの親と暮らせない子どもを施設に収容するのは最終手段」とした。日本では社会的養護を必要とする子どもの85%以上が施設で暮らし、先進諸国と比較して高いと指摘した。職員不足など施設での生活に問題があり、その結果、大人と愛着形成ができなかったり、社会の常識が身に付かなかったりするという。退所後の生活への悪影響も紹介している。
国連の代替的養護ガイドラインは、3歳未満の子どもは家庭的な環境で養育されるべきだとする。これに従って報告書は、計画的に乳児を施設から家庭養育に移行し、乳児院をすべて閉鎖するよう求めた。
厚生労働省は子どもが家庭に近い環境で育つことを目指す内容を盛り込んだ報告書「社会的養護の課題と将来像」を、11年に示した。社会的養護が必要な子どものうち約15%が里親委託されている現状から、全体の3分の1まで引き上げる目標を掲げた。
これについてHRWの報告書は、残りの3分の2は施設養護を認める内容だとして、養子縁組と里親委託を充実させた目標にするよう厚労省に提言した。アメリカやイギリスの里親委託率は70%を超える。
ただ、日本では家庭養護の受け皿になる里親の支援が不十分なため、すべての里親が十分な研修やモニタリングを受けられるようにすべきとも指摘する。
今後も日本政府に社会的養護の改革を働きかけるという。

「個別指導キャンパス」児童養護施設の高校生に無償で学習指導

全国私塾情報センター 2014年5月21日

「新教育総合研究会」(本社:大阪市北区・代表:福盛訓之)が今春、児童養護施設の高校生に無償で勉強を教える取り組みを始めた。施設の入所者を巡っては、学力と経済力の両面で大学進学が難しいことが問題とされ、学習塾の社会貢献活動として注目される。現在、個別指導キャンパスで受け入れている施設入所者は男子生徒も含めて2人。福盛社長は「今後は拡大も検討したい」と話す。「新教育総合研究会」は関西地方を中心に「個別指導キャンパス」などの教室名で約180カ所の学習塾を展開する。 – See more at: http://www.shijyukukai.jp/2014/05/4316#sthash.OEO4EDo9.dpuf