なんとかせな! 児童虐待、大阪が通報数全国ワースト1位

産経WEST 2014年10月12日

大阪府内で2014年上半期(1~6月)に、虐待の疑いがあるとして児童相談所に通告した18歳未満の子供の人数は、前年同期比930人増となる2293人で、都道府県で全国最多だったことが、大阪府警のまとめで分かった。2013年を上回るペースで増え続けており、府警は警戒を強めている。
府警少年課によると、通告の内容は多い順で、心理的虐待1357人(前年同期比713人増)▽身体的虐待623人(同149人増)▽ネグレクト(育児放棄)303人(同61人増)▽性的虐待10人(同7人増)-となっている。心理的虐待の多くは、父親が母親に暴力を振るう場面を子供が目撃するなどの「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」だったという。
また、虐待の結果、殺人や傷害などの容疑で逮捕された人数は16人(同5人減)に上った。最も多いのが実父の6人で、次いで実母と、養・継父がともに4人だった。
上半期は、大阪市住吉区で2月、生後4カ月の四男の頭に暴行を加えて死亡させた実母が殺人容疑で逮捕された。東大阪市では6月、結束バンドで長女(4)の両手足を縛ってけがをさせた母親らが傷害容疑で逮捕されるなどしている。
悲惨な事件が絶えない一方、府警少年課は、今回通告した人数が増えた理由について「子供の泣き声を聞いた近隣住民などからの通報が増えたことも一因ではないか」とし「早く子供を救うために、ちょっとでもおかしいと感じたら、躊躇せずに警察に通報してほしい」と呼びかけている。

大きくなっても「離乳食」=新商品続々―働くママが利用

時事通信 2014年10月12日

歩き始めの時期である1歳~1歳半の赤ちゃんを対象にした市販の離乳食が、多彩になってきた。働く母親が増え、大人とは別に幼児向けの食事を作る時間が足りないことなどが背景だ。離乳食は0歳児向けが中心だったが、メーカー各社は新たな商機と捉え、新商品を相次いで発売している。
キユーピーは9月、「すまいるカップ」11種類を発売。同社として初めて、生後12カ月以上の赤ちゃんに的を絞ったシリーズだ。玄米など離乳食としてはやや固めの素材や、大きめに切った具材を使い、かむ力を育てる。担当者は「忙しいママが、料理に割く時間を赤ちゃんとの触れ合いの時間に変えられたら」と期待する。
離乳食は生後4、5カ月ごろに始め、12カ月ごろに完了するとされていた。しかし、最近は6カ月以降に始める人が増え、離乳食を完了するのも遅くなる傾向にある。「BIGサイズの栄養マルシェ」(和光堂)や「大満足ごはん」(森永乳業)は、12カ月以上の子どもの食欲に応えるため、従来品より量を増やした。
離乳食の市場はここ数年、年250億円前後で横ばい傾向だ。少子化の一方で1人当たりの消費額が増えており、中でも12カ月以降が伸びている。

余暇に行なうリフレッシュ、男性は「とにかく寝る」、女性は「おいしいものを食べる」

@DIME 2014年10月12日

厚生労働省が企業に対して、社員の有給休暇の消化を義務付けることを検討すると話題になっている。では、余暇にどんなリフレッシュをしているのか? エン・ジャパン株式会社が運営する、アルバイト・派遣・正社員の求人情報をまとめて探せる求人サイト「エンチャレンジ!はた☆らく」では、サイトの利用者1226名を対象に「リフレッシュ方法」についてアンケートを行なった。
調査の結果、男性は「とにかく寝る」、女性は「おいしいものを食べる」が第1位となった。男性の回答で4割以上の支持を集めた意見は「寝る」という回答のみだったが、女性は「食べる」「寝る」「買い物をする」の3項目が4割を超えており、女性のほうが、リフレッシュ方法の選択肢が多いようだ。リフレッシュをしたいと思うタイミングは、男女ともに「仕事で嫌なことや失敗があったとき」だった。

リフレッシュ方法は、男性「とにかく寝る」女性「おいしいものを食べる」
「どんな方法でリフレッシュすることが多いですか?」と伺ったところ、男性は「とにかく寝る」(54%)がトップに。一方で女性は、「おいしいものを食べる」(第1位:64%、男性:第2位)「ショッピングをする」(第3位:44%、同第7位)「誰かに話を聞いてもらう」(第5位:36%、同第10位)という回答が、それぞれ男性の倍ほど集まり、性別によるリフレッシュ方法の違いが浮き彫りに。また、本アンケートは「複数回答可」として伺ったが、1人あたりの選択項目数が「男性3.3項目」「女性4.3項目」と女性のほうがリフレッシュ方法の選択肢が多いことが分かった。

「リフレッシュしたい」と感じるのは、男女共に「仕事でイヤなことや失敗があったとき」がトップに
「リフレッシュしたい」と感じるタイミングについては、男女共に「仕事でイヤなことや失敗があったとき」(男性:63%、女性:69%)がトップに。男女で差が見られたのは、「人間関係がうまくいかないとき」(男性:50%、女性:64%)「なんとなくやる気が起きないとき」(男性:46%、女性:57%)の項目で、女性の方が10ポイント以上多く得票。またアンケートも、「複数回答可」として聞いたが、1人あたりの選択項目数は「男性3項目」「女性3.3項目」だった。リフレッシュ方法では男女の差が開いたが、リフレッシュしたいと感じるタイミングは、男女関係なく訪れるようだ。

お金と時間が許すなら、「気ままな贅沢旅行」でリフレッシュ
お金と時間が許すなら試してみたいリフレッシュ方法を聞いたところ、「極上の全身マッサージを受けながら、心ゆくまで眠りたい!できれば南国リゾートで時間を忘れて…」(26歳、女性)「いろんなところに旅行に行き、食べたことがないぐらいおいしい料理をお腹いっぱい食べてみたい。」(21歳、男性)「とにかく海外にいってみたい!ニューカレドニアとかボラボラ島とか、写真とかでみるめっちゃ綺麗なとこにいって綺麗な海と空でリフレッシュしたい。あと、道具を一式揃えて富士山の頂上までいってみたい。」(22歳、男性)といった「気ままな贅沢旅行」にまつわる回答が多く見られた。他の回答は、「大人買い」「大好きな人・モノに元気をもらう」などの意見が寄せられた。

失業対策1億円を不正受給 9道県の企業・法人

朝日新聞デジタル 2014年10月11日

リーマン・ショックや東日本大震災後の失業対策のため、新たに人を雇った民間企業などに補助金を出す厚生労働省の事業で、委託先の9道県の企業や法人が6年間に計約1億円の事業費を不正に受給していたことが会計検査院の調査でわかった。ハローワークなどを通じて公募により新規採用すべきなのに、OBや知人らの「縁故採用」が相次いでいたという。
検査院は、約1億円を返還させるよう厚労省に求める方針だ。
この事業は「ふるさと雇用再生特別基金事業」と「緊急雇用創出事業」。2008年10月にリーマン・ショック後の失業対策として始まり、47都道府県にそれぞれ設けられた基金に厚労省が補助金を出している。それを財源に各自治体が街づくりや福祉に関する事業を民間企業などに委託し、同事業のための新規採用に伴う人件費や経費を支払っている。11年の東日本大震災後は約5千億円の復興予算が充てられている。

“若者のパソコン離れ”が急加速? 利用時間が1年で約3分の2に減少

INTERNET Watch 2014年10月10日

株式会社ジャストシステムは、15~69歳の男女1100人を対象に、インターネットに関する利用動向調査を実施し、その結果を10日付けで発表した。10代がPCでインターネットを利用する時間が1年前と比較して約3分の2に落ち込むなど、いわゆる“若者のパソコン離れ”の傾向が浮かび上がったという。
調査は9月29日から10月2日にかけて、ジャストシステムのインターネットリサーチサービス「Fastask」に登録しているユーザーを対象に実施した。15歳から69歳まで5歳ごと、および性別で50名ずつ抽出し、合計1100名から回答を得た。
プライベートで利用するインターネット接続機器を複数回答で調査したところ、最も多かったのが「ノートPC」で61.9%だった。以下、「スマートフォン」が51.5%、「デスクトップPC」が42.5%、「通常の携帯電話(フィーチャーフォン)」が23.4%、「タブレット型PC」が19.7%と続いた。
また、テレビやラジオ、インターネットなど各種メディアに対し、プライベートで1日あたり何分接触しているかについても調査した。その結果、スマートフォンをメインの携帯電話として利用する15~19歳の男女が、PCでインターネットにアクセスする時間は88.2分だった。2013年9月調査では143.9分だったが、1年で約3分の2へと減少しており、ジャストシステムでは「10代でパソコン離れが急加速」と解説している。