保育の受け皿拡大へ、5千億円計上 15年度予算案

朝日新聞 2015年1月7日

消費税の税収を活用して4月に始まる「子ども・子育て支援新制度」について、政府は2015年度予算案に約5千億円を計上し、事業をほぼ予定通り実施する方針を固めた。消費税率10%への引き上げは先送りされたが、財源を確保して、保育士や児童養護施設職員の配置基準改善など質の向上策も進める。
新制度は、17年度までに保育施設の定員を40万人分増やす「待機児童解消加速化プラン」にそって、保育の受け皿を増やすことが柱となる。15年度は8万人分の拡大を想定している。
同時に、支援の質の向上も目指す。保育士1人が担当する子どもの数を減らしたり、児童養護施設の職員配置の基準を改善したりする内容だ。保育士らの給与アップや学童保育の時間延長のための人件費補助なども予定されている。
新制度のための財源は当初、消費税率10%への引き上げを前提に年約7千億円を見込んでいた。安倍晋三首相は、消費増税の先送りを決めた後、保育の受け皿拡大などを予定通り実施すると表明していた。ただ財源が十分確保できるかどうかは不透明で、質の向上策をどこまで実施できるかが焦点となっていた。(畑山敦子)

昔と今では違う「離乳食」についての考え! 大切なのは赤ちゃんのペースに合わせる事?!

Mocosuku Woman 2015年1月9日

赤ちゃんの離乳食について、初めての子育て奮闘中のママにとっては、いつから始めていいのか、何を食べさせるのか、などなどお悩みの一つです。
ここでは、赤ちゃんの離乳食の進め方について簡単に解説します。

昔と今では違う「離乳食」についての考え! 大切なのは赤ちゃんのペースに合わせる事?!

離乳食の進め方は赤ちゃんのペースで
離乳食の進め方はお母さんにとって悩みの種になってしまうことがあります。しかし一番大切なことは赤ちゃんのペースで進めていくということです。
どんなに離乳食を食べるのが遅かったとしても、小学生になってもずっとドロドロのおかゆしか食べられないという子供はいません。そのうち食べられるようになる、というくらいの気持ちでまずは食事を楽しむことを大切に開始してみましょう。

離乳食の開始時期はいつから?
離乳食の開始時期はいつからなのかというと、最近では概ね5~6か月頃と言われています。
それ以前の時期に果汁やスープを飲ませるということもされていましたが、早すぎる時期に色々なものを食べさせることがアレルギーの原因になるのではないか?と疑問視されるようになってきているため、早い時期に色々なものを食べさせる必要は無いという方向に変わってきています。

現在の離乳食についての指導内容
しかし、このように変わったのは2007年に厚生労働省が発表した新しい指針からなので、赤ちゃんの祖父母世代の人からは「早く食べさせなくちゃ」などと言われることもあるかもしれません。
その時には現在の離乳食についての指導内容をきちんと伝えるようにしましょう。そのようにしてきちんと伝えられるようにしておくことは、離乳食がスムーズに進まなかった時にお母さん自身の気持ちが焦ってしまうことを防ぐのにも役立ちます。食べ方には赤ちゃん1人1人個性がありますし、ペースがあります。標準的な進め方の通りに食べてくれなかったとしても、焦ったり神経質になったりする必要はないのです。

離乳食の進め方の目安
離乳食をいつから始めるかという進め方の目安としては、5~6か月に10倍がゆから始め、7~8か月に全がゆ、9~11か月にやわらかいご飯、12~15か月に通常のご飯が食べられるようにしていきます。これは食べ物の堅さの目安ですが、それに伴って食べられる食べ物も徐々に増やしていきます。
最初はおかゆ・じゃがいもなどの炭水化物から始め、野菜・豆腐・白身魚などを食べられるようにしていきます。

はじめての食材は午前中がおススメ
初めての食材は1さじ与えるところから始めます。万一アレルギーやその他の症状が表れた場合に、すぐに病院に行けるようにということを考えて、初めての食材は午前中に食べさせるというのが安全です。
離乳食の進め方の目安はありますが、必ずその通りに進めなくてはならないというわけではありません。赤ちゃんそれぞれのペースに合わせて進めていくことですので、決して焦らずに少しずつ食べられるものを増やしていきましょう。

2015年4月介護報酬引き下げ!! 介護サービスの質低下は起こらないの? そもそも介護報酬って何?

Mocosuku Woman 2015年1月8日

政府が介護報酬を来年4月から引き下げる方針を発表したことが波紋を呼んでいます。しかし、そもそも「介護報酬」ってなに?という声も。
介護事業者だけでなく、高齢者とその家族にも大きく関わる介護報酬。
その大まかな仕組みをわかりやすく簡単に解説し、改定が与える影響について考えます。

2015年4月介護報酬引き下げ!! 介護サービスの質低下は起こらないの? そもそも介護報酬って何?

そもそも「介護報酬」ってどんな仕組み?
厚生労働省のホームページによれば、介護報酬とは「事業者が利用者(要介護者または要支援者)」に介護サービスを提供した場合に、その対価として事業者に支払われるサービス費用」のこと。
しかし、この説明だけでは、いまひとつわかりにくいですよね。
もうすこしわかりやすくいうと、介護保険が適用されるサービスを提供した事業者(訪問介護サービスなど)や施設(いわゆる老人ホームやデイサービスなど)に支払われる「介護サービス料」です。
原則として介護報酬は、1割を利用者が負担し、あとの9割を介護保険によって賄います。
つまり、今回政府は、「介護に携わる事業所や施設に支払うサービス料を値下げする」という方針を打ち出したわけですね。
介護報酬が引き下げられると(つまりサービス料金が安くなると)、利用者の負担や介護保険の財源である税や保険料の支出が抑えられるというメリットがあります。
しかし、サービスを提供し、その報酬で事業を運営していくという点においては、介護事業者も他の事業者と同じ。「値下げ」が行われると、運営にさまざまな障害が出てくるのでは、と懸念されているのです。
これが、介護報酬の引き下げが大きな波紋を呼んでいる理由です。

介護報酬は「ポイント制」
介護報酬は単位制になっていますが、これはポイントに置きかえるとわかりやすいと思います。たとえばデイサービスの場合、入浴やリハビリなどのサービスを提供するたびに、ポイントが加算されていくシステムと思ってもらえばよいでしょう。そして、そのポイントが1ポイントいくら、というふうに換金され、施設や事業所の運営に当てられるわけです。
介護報酬が引き下げられるということは、たとえばこれまで1つのサービスに対して3ポイント支払われていたものが、2ポイントになる、と考えるとわかりやすいかもしれません。こうなると介護事業者は、これまでと同じポイント数を稼ぐためには、より多くのサービスを提供しなければならないため、サービスの質が低下したり、数をこなすためにサービスの時間が短縮されたりするのでは、という心配が出ているのです。
また、利益を確保するために、介護職員の賃金を下げたり、人員を削減するなどといったことが行われる可能性もあります。職員の給料が下がることになれば、慢性的な人手不足といわれている介護の現場での人材確保はますます難しくなってしまうことでしょう。
もっとも政府は、今回の改定では「介護職員の処遇改善に必要な報酬は確保する」と言っています。

特養ホームとデイサービスにシワ寄せが
また、政府は今回の改定において、主に施設サービス、なかでも特別養護老人ホーム(特養ホーム)や、通所介護(デイサービス)の介護報酬を「利益率が高い」などの理由で大幅に引き下げる方針です。これは、高齢者の増加に伴い施設の受け入れにも限界があるため、在宅型のケアを支援する必要があることなどが理由といわれています。
しかし、特養ホームやデイサービスへの介護報酬が引き下げられてしまうと、新たな施設を作ったり、設備を大きくしたりすることが難しくなってしまうため、現在でも約52万人といわれている特養ホームへの「入居待ち」の高齢者たちは、行き場がなくなってしまいます。このことは、高齢者本人だけでなく、その家族にも関わってくる問題だと思います。
いずれにせよ、介護報酬が何%引き下げられるかということは、介護サービスの内容に直接関わってくるということがおわかりいただけたでしょうか。
介護報酬の引き下げは、2014年初頭の予算編成で決定されるとのことなので、今後も注目しておきましょう。

男性が「妻にしたい」と思う憧れの職業1位は? – 2位公務員、3位看護師

マイナビニュース 2015年1月8日

アニヴェルセルはこのほど、「アニヴェルセル総研」の調査第14弾として、首都圏・関西在住の20歳~36歳の男性を対象に実施した「結婚意識」に関する調査の結果を発表した。調査は2014年9月12日~17日に行われ、有効回答数は492名。

妻にするなら、保育士・公務員・看護士が人気!
調査ではまず、「あなたが妻にしたいと思う憧れの職業はありますか?」と質問。いくつかの選択肢からあてはまる職業をすべて選んでもらったところ、ほんわかと優しいイメージを持つ「幼稚園・保育園の先生(48.8%)」が断トツ1位となった。続いて、経済的な安定志向を反映してか「公務員(29.3%)」が2位にランクインし、3位に選ばれたのは、白衣の天使「看護師(25.2%)」だった。
4位に入ったのは「ウェディングプランナー(16.9%)」で、「新郎新婦をきめ細かくフォローする姿は、男性から見ても憧れの女性像として映るのかもしれません」と同社。 続く5位、6位には「クリエイター・デザイナー(16.3%)」や「医師(15.7%)」といった専門職がランクイン。最後の7位は、昔もいまも女性の憧れの職業「CA(12.4%)」という結果となった。
次に、「妻にしたいと思う憧れの職業ランキング」に、「年の差婚」のアンケート結果を絡め、職業別に最も票を集めた「年齢差」をまとめてみたところ、公務員や看護師は、年齢差による目立った偏りは見られなかった。また、クリエイター・デザイナーや医師、CAといった専門性の高い職業ほど、年齢差の許容範囲が大きいことがわかった。