性被害:子どもたち守ろう NPOが啓発マンガ 実話基に、海外からも反響 /東京

毎日新聞 2015年9月5日

子どもたちを性被害から守ろうと、NPO法人「人身取引被害者サポートセンターライトハウス」(東京)が寄付を募って製作したマンガが発刊された。実際に寄せられた性被害を巡る相談を基に、女子高生を狙った「JKビジネス」やリベンジポルノなどの実態を描いており、「子どもに読ませたい」と国内だけでなく海外からも多くの反響が寄せられている。
タイトルは「BLUE HEART」。同NPOは強制的な売春などの人身取引被害者の救済に取り組んでおり、性被害について分かりやすく伝えたいと2013年にマンガの製作を企画。実話を基にストーリーを練り、高校や児童養護施設の子どもたちの意見も反映させた。作画はプロの漫画家が手掛けた。
内容は3話仕立てで、性被害に遭った中高生の主人公が、傷つきながらも解決へ向かうまでを描く。うち1話は「見過ごされがちで、相談もしにくい」という男子の被害をテーマにした。読みやすいようすべての漢字に振りがなを付け、巻末には「困った時の相談先一覧」も付けた。
2月の発刊後、4000部を配布し、現在2000部を増刷中だ。藤原志帆子代表は「子どもに『気をつけて』と言わなければいけない社会は本当は恥ずかしいが、さまざまな被害に遭う現実がある。大人にもぜひ読んでほしい」と話す。
また、英字メディアでの紹介記事を読んだ台湾のロータリークラブのメンバーから「台湾の若者にも伝えたい」と中国語版製作の打診があり、9月末には同国で出版・無償配布される見通しだ。米国や豪州からも申し込みがあったという。
申し込みはライトハウスのホームページ(http://lhj.jp)か電話(050・3496・7615)。【藤沢美由紀】

天才?秀才?子供のIQテストってどうするの?

ママスタセレクト 2015年9月3日

天才、秀才でもそうでなくても子供は可愛くて大切な存在ですが、やはり知能指数、IQがどのくらいあるのか気になりませんか?
そんなときにおすすめなのがIQテストです!幼児向けのIQテストは、小さなお子さんでもゲーム感覚で取り組めるので気軽に受けられます。
そこで今日は子供向けのIQテストについて紹介していきます!

IQテストって何?
IQとは、「Intelligence Quotient」の略で、知能指数を数字で表すものです。
数値が高いほど知能が高く、平均値はIQ100でIQ85~115の間に約68%、70~130の間に約95%の人が収まると言われています。IQ120以上で優秀、IQ130以上で非常に優秀とされ、最近では小学校のお受験にも導入されています。

IQテストの内容とは?
IQを算出する際には、精神年齢と生活年齢を考慮しています。精神年齢とはお子さんの知的能力が何歳の人の平均と同じであるかを表したもので、生活年齢は○歳○ヶ月という実際の年齢のことで、知能指数(IQ)=(精神年齢÷生活年齢)×100で割り出すことができます。
テストでは、図形、数字、アルファベット、ひらがななど子供たちがゲームやパズル感覚で気軽に受けられるようなものばかりなので、楽しんで受けることができます。
ただし、子供の気がのらないときや機嫌が悪いときにIQテストを受けたとしてもいい結果が出ないことも。テストを受けるときの子供の感情や体調にもよって結果に差が出ることもあるので、テストの結果がすべてではありません。

IQテストを受けるには?
発達障害が気になる……など何かしら気がかりがあり、きちんと検査を受けたいのであれば、児童発育科がある病院や保健センターなどの専門機関で受けましょう。
たとえば、WPPSI知能診断検査(WPPSI、WISC-III、WAIS-R)は適用年齢が3歳10か月~7歳1か月と幅広く、言語性IQ、動作性IQ、全検査IQの3種類のIQなど詳しく調べることができます。WPPSI知能診断検査は幼児を対象とした知能検査として高い信頼と安心を得ており、教育相談所、児童相談所、小児病院などたくさんのところで活用されています。所要時間は45分間と本格的な検査になることから、時間に余裕があるときに受けるとよいでしょう。

気軽にIQテストを受けるには?
そこまできちんと調べなくてもいいかなというのであれば、インターネットでもIQテストを受けることができます。インターネット上のIQテストの所要時間は5分~15分程度と短く、すぐに結果が出るので気軽に受けられるのが魅力です。テストの内容は、本格的なIQテストと同様に図形、数字、アルファベットなどで遊び感覚で受けられます。
インターネットなら、好きなときに何度でも受けられるのでパパやママが「ちょっと知りたい」なんてときにもおすすめですよ。

おすすめのIQテストサイト
「SACCESS BELL」
家庭でちょっと本格的に受けたいならここ!
「JS日本の学校 IQ知能チェック」
2歳~12歳を対象。30問の問題を解くと結果が出ます!
幼児向けのIQテストは、大きく分けて本格的に受けられるものとインターネットで気軽に受けられるものがあります。IQテストの結果は絶対ではなく、あくまでも目安ですが、子供の可能性を探る一つの手段として考えてみてもいいかもしれませんね!

<祖父母殺害>少年に2審も懲役15年…母親の指示は認める

毎日新聞 2015年9月4日

虐待を繰り返す親と各地を転々とし、学校にも通っていなかった当時17歳の少年(19)が、埼玉県川口市に住む祖父母を刺殺し現金を奪ったとして強盗殺人罪などに問われた事件の控訴審判決で、東京高裁(秋葉康弘裁判長)は4日、懲役15年(求刑・無期懲役)とした1審・さいたま地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。1審が否定した母親=強盗罪などで有罪確定=の殺害指示は「あった」と認めたが、量刑判断は見直さなかった。
判決は、母親が少年から「祖父母を殺害した」と報告された際、詳しく問いただすこともなく金品を取ってくるよう指示していることから母親の殺害指示を認定。1審が「母親は『祖父母を殺してでも』と言ったが、借金を確実にさせるための言葉に過ぎなかった」とした判断を覆したが、「殺害自体は本人の判断」と指摘した。
その上で「反省を深める兆しが見られ、今後の更生や社会復帰を期待させる」としつつ、「1審は母親の言動が与えた影響をかなり考慮している」として量刑を維持した。
元東京都児童相談所の児童心理司、山脇由貴子さんは「長年虐待されてきた少年の境遇では(殺害時に)正常な判断はできなかったと思う」と指摘した。
判決によると、少年は昨年3月26日、川口市の祖父母宅で祖父(当時73歳)と祖母(同77歳)を包丁で刺殺し、現金8万円とキャッシュカードなどを奪った。【山寺香】

<千葉・乳児死亡>児相が一時保護…傷害容疑で父逮捕

毎日新聞 2015年9月4日

生後2カ月の長男の右腕を骨折させたとして、千葉県警は4日、同県市原市東国分寺台5、自称会社員、内田翔大(しょうた)容疑者(23)=覚せい剤取締法違反罪などで起訴=を傷害容疑で逮捕した。「やっていない」と容疑を否認しているという。長男は生後8カ月の時に脳出血で死亡しており、県警は虐待が死亡につながった可能性があるとみて調べる。
逮捕容疑は、昨年5月25日ごろ、当時住んでいた市原市八幡の妻の実家で、長男の賢大(たかひろ)ちゃんに暴行し、右腕骨折で全治2カ月のけがをさせたとしている。
県警によると、妻(22)は事件当時、別の部屋にいたという。診察した病院が虐待の可能性を疑い児童相談所に通報、賢大ちゃんは保護されたが、親元に帰された1カ月後の11月6日、心肺停止状態で病院に搬送されて死亡した。司法解剖で死因は外傷性硬膜下血腫と判明。頭に強い衝撃が加えられたとみて捜査していたところ、生後2カ月時の骨折が判明した。
内田容疑者は長男の死亡直後から一時行方が分からなくなっていた。妻や2人の娘にも暴力を振るっていたとみられ、市原署がドメスティックバイオレンスの相談に応じていたという。【円谷美晶、信田真由美】

「実家で養育」装う
千葉県中央児童相談所によると、一時保護から約4カ月後の昨年10月、妻の実家で祖父母と同居して養育することを条件に長男を親元に帰した。内田翔大容疑者(23)は市原市内のアパートに家族で転居したが、児相が連絡したうえで家庭訪問に行くと、実家にいたという。県警は実家で暮らしていると装うためにアパートから戻り、児相のチェックを免れていたとみている。
厚生労働省のまとめでは、2012年度までの10年間で虐待死した児童は546人。うち1歳未満の乳児が全体の44%を占める。長男が骨折したのは昨年5月。同省の指針は一時保護期間を原則2カ月間としているが、中央児相は「虐待の心配がある」と期限を10月まで2度延長した。最終的に祖父母宅なら安全が確保できると判断したが、保護終了から約1カ月後に長男は亡くなった。
児相職員は「長男が祖父母の家にいるのを3回確認し、電話も十数回して祖母らに異常がないか確認していた。やるだけのことはやったという意識もあるが残念だ」と話した。【金森崇之、川名壮志】

DV被害者:14年度の一時保護 過去最高の135人

毎日新聞 2015年9月4日

県女性相談所が2014年度の1年間に一時保護したDV被害者は135人で、13年度より25人増え過去最高となった。被害者に同伴して保護された児童207人を合わせると一時保護の人数は342人となった。被害者と保護児童の合計では13年度より120人増加し、こちらも過去最高となった。
2日県庁で開かれた「県配偶者等からの暴力対策連絡会議」(会長・玉城律子県平和援護・男女参画課長)で報告された。
県青少年・子ども家庭課によると、DV被害者の一時保護は05年度の105人をピークに、12年度まで65〜91人の間で推移していた。14年度の激増には、多子世帯の保護が多かったことと、同年4月に県警察本部に「子供・安全対策課」が設置され、被害者支援への体制が強化されたことで被害者の保護につながったことなどが背景にあるとみられる。
女性相談所は一時保護所以外に、県内13カ所の民間福祉施設と保護所の契約を結んでいるため、現在のところ満床はないという。一方で2日の会議では、一時保護に業務を集中するためにも、配偶者暴力相談支援センターを設置するなど協力を自治体に求める声が上がった。(琉球新報)

心理的虐待で懲戒処分 障害児入所施設の男性職員 京都

産経WEST 2015年9月4日

京都府社会福祉事業団は4日、障害児入所施設「桃山学園」(京都市伏見区)で小学4年の入所男児にハサミを持ちながら「陰部はいらない」などと脅し、心理的虐待を加えたとして、事業団の男性職員(58)を停職6カ月、学園長を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
事業団によると、職員は児童の生活指導や自立支援を担当していた4月20日早朝、男児がおねしょをした際に、威嚇したという。
男児は下腹部を傷つけられたと訴えているが、職員は否定し続けている。児童の両親は傷害と脅迫容疑で京都府警伏見署に告訴している。