川崎市老人ホーム転落死 入所者への暴言や暴力で市から是正勧告

フジテレビ系(FNN) 2015年9月7日

神奈川・川崎市幸区の介護付き有料老人ホームで2014年、入所者の男女3人が、相次いで転落死した問題で、この施設では、入所者に対する暴力や暴言で、2015年7月にも、川崎市から是正勧告を受けていたことが、新たにわかった。
2014年11月から12月、川崎市幸区の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」から、入所者3人が、転落して死亡した。
その後の市や施設への取材で、2015年6月ごろ、85歳の女性入所者に対して、4人の職員が、暴力を加えたり、暴言を吐いたりしていたことがわかった。
これを受けて、川崎市が、施設に対して、7月に是正勧告を出していた。
この4人の職員は、自宅謹慎などの懲戒処分になっているという。
また、2014年12月31日に、入所者の96歳の女性が、6階のベランダから転落して死亡したが、施設から川崎市への報告が、2015年9月1日までされていなかったことも、新たにわかった。
警察は、転落した当時の状況を慎重に調べている。.

「中学生を」とあっせん依頼=買春容疑で41歳教諭逮捕―京都府警

時事通信 2015年9月7日

買春あっせん業者に「中学生をお願い」と依頼し、中学3年の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、京都府警下京署などは7日、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で大阪府寝屋川市の市立中学校教諭、阪口純一容疑者(41)=寝屋川市木屋元町=を逮捕した。
同署によると、容疑を認めている。
逮捕容疑は3月25日、大阪府枚方市内のホテルで、当時中3の少女(16)に現金1万6000円を渡す約束をして、わいせつな行為をした疑い。
同署によると、阪口容疑者は「中学生をお願い」などと買春あっせん業者にメールで依頼。業者からあっせんを受けており、相手が18歳未満と認識していたという。
府警は4月、スマートフォンの出会い系アプリを利用し、買春あっせんで多額の売り上げを得ていたとして児童福祉法違反などの容疑で、大阪市内の業者を逮捕。スマホの記録を調べたところ、阪口容疑者とのやりとりが見つかった。

血管硬いほど、認知症の危険…リスク約3倍

読売新聞 2015年9月7日

血管が硬くなるほど、認知機能の低下が起こりやすいとの研究結果を、東京都健康長寿医療センター研究所のグループがまとめた。
動脈硬化は、認知症になるリスクの指標の一つとして活用できる可能性がある。
同研究所の谷口優研究員らのグループは、群馬県に住む65歳以上の高齢者982人を対象に、健康状態や生活習慣などを調べ、認知症が疑われる人などを除いた526人を平均3・4年間、追跡調査した。
動脈硬化の度合いを示す検査値によって対象者を「低い」「普通」「高い」の三つの群に分け、認知機能を調べるテスト(30点満点)で2点以上低下した割合を調べた。様々な要因の影響を調整した結果、高い群は低い群に比べて、認知機能の低下が約3倍も起こりやすかった。

転職のたびに給料ダウン…気づけば“転職貧困”に落ちていた

女子SPA! 2015年9月7日

転職すると収入が上がる、下がる、どちらの確率が高いかご存知だろうか?
もちろんどちらの人もいるのだが、全体として見ると下がる人のほうが多いのだ(※)。
以下に挙げるのは男性のケースだが女性でも傾向は同じ。夫や、あなた自身が転職を繰り返しているうちに、気づけば生活苦に陥ってしまうことも……。

カッとなって転職6回、気づけば月収14万円に

年収220万円
山本英明さん(仮名)45歳・既婚・運送業のケース
これまで6回もの転職経験がある山本さん。転職を繰り返した結果、年齢を重ねるにつれ、年収が下がるスパイラルにハマった。
「辞める理由はいつも同じ。下のヤツをかばって、上に意見して煙たがられる。これが数か月も続くと、最後は言い争いになり、『もういいですよ! 俺、辞めます』って衝動的に言っちゃうんですよ。後で『しまった』って頭抱えるんだけど」
山本さんは自他共に認める“兄貴気質”。レコード店の副店長や設備会社の所長にまで上り詰めるなど、ある程度まで出世すると、決まって上と衝突するのであった。
「今の職場でも女性上司と折り合いが悪いんですよね。“このままいくと、また辞めるパターンかなあ”って薄々思っているんですが……。その人は、好き嫌いで仕事を割り振るタイプで、生活が苦しいと訴えているのに自分には短時間の仕事しか振ってくれないから、5年前の入社当時と比べて、年収が150万円も下がって……」
今の月収は14万円。口座に給料が振り込まれた翌日には、もう残高が数千円、というような月もあるほど困窮している。
「ごますったり、これ見よがしにアピールなんてできない。『誰か見てくれてるだろう』と思っても、結局誰も見ていないんですよねえ」

趣味につぎこんで貯金もほとんどナシ
羽振りのいい時期もあったが、趣味にお金をかけてきたがゆえに貯金もほとんどしてこなかった。
「クラシックカーが好きで、15年ほど前にフォードを400万円で、ワーゲンを100万円ちょっとでローンを組んで購入しました。どちらもエンジンが故障し、ここ15年ほど実家のガレージで埃をかぶってるけど、おじいちゃんになったらまた乗りたいから、手放すつもりはありません」
車好きの山本さんだが、交通事故を何度も起こしており、その修理代も家計を圧迫している。
「昨年だけで3回も事故っちゃって。ブレーキが間に合わなくて右折車に追突したり、オカマを掘ったりして、1台は廃車。
残り2台は修理代に各々50万と30万かかって、なけなしの貯金がなくなっちゃいました。目先のお金をケチって、車両保険に入っていなかったのが運の尽きです」
実は、山本さんの現職は運送業なのだが、これまで2度も会社の車をグシャグシャにしている。
「『今度事故を起こしたら契約更新しません』と言われているので、マズイんですよねえ」
友人からは「優しすぎる」、妻からは「外面がいい」と言われる性格。数人に数万円単位でお金を貸したが、一度も返ってこなかった。
「あげるつもりで貸しているからいいんですけど、たいてい音信不通になっちゃうのが悲しいです」
日々のストレスからか、節約せねばと思いつつ、缶コーヒーを一日2本飲む習慣をやめられないでいる。格安のバラックに住んでいたが、立ち退きにあい、アパートに妻と暮らす。「家賃が1万5000円上がる予定。痛いです」

※厚生労働省の分析によると、2011年に転職した人の賃金の変化は、増加=28.9%、変わらない=38.6%、減少=32.5%と、減る人のほうが多い。
ここから前職パートを省いてフルタイム労働者だけで計算すると、もっと「減少」が多くなり(増加=23.5%、減少=37.7%)、分析した2000~2011年のすべての年で「減少」が上回る。
つまり、正社員などフルタイムの転職は収入ダウンするほうが普通で、年齢が高くなるほどそのリスクは高くなる。

すべて実話! 2015年版・嫁姑バトルの実態が明らかに

週刊女性PRIME 2015年9月7日

イビる姑に噛みつく嫁という構図も、今は昔。現代では、因縁の2人の関係性が希薄になってきているという。しかし、実態について取材を進めると、かつては火花を散らしていがみ合った嫁姑バトルは、今、互いに心の中で不満を募らせる“冷たい戦争”へと形を変えていた。ぶっ飛びすぎて、もはや笑うしかないヨメvsトメの告白をレポート――。

お尻丸見えで葬式に出た【嫁】
「次男が結婚してすぐ、私の姑が亡くなりました。急に亡くなったこともあり、お通夜はラフな格好の人もいましたが、さすがに告別式は別。喪に服した格好をするのが当然ですよね。
そんなとき斎場に現れた次男の嫁を見て、倒れるかと思いました。茶髪にユニクロのローライズのジーパンで、お尻からはTバックが丸見え。焼香中に笑いが起こるわ、通夜ぶるまいの席で親戚からお叱(しか)りを受けるわで、穴があったら入りたい思いでした。
彼女も当時、20歳だったのでしかたがないのですが、正直、姑の葬儀どころではありませんでした……」(嫁27歳・会社員/姑62歳・専業主婦)

ご近所で悲劇のヒロインな【嫁】
「ウチの嫁はしっかりというよりちゃっかり。ご近所で食べ物をもらったり、お買い物でオマケしてもらったりと、ご厚意に甘えているみたい。一応、“誰かからモノをいただいたら私にも教えてね。ご挨拶をしたいから”と告げると、嫁はなぜかムッとしてました。
後日、偶然会った知人が“お嫁さん、いじめないであげてね”って。どういうことかと思えば“お義母さま、私がひとり占めすると思ってるのかしら。ひどいわ!”と、ご近所さんにわめき散らしていたらしく……。私を悪者扱いするひどい嫁! って思いました。以来、もう関わらないようにしています」(嫁31歳・専業主婦/姑68歳・自営業)

お惣菜をパックのまま出す【嫁】
「三男夫婦が2人とも仕事で忙しそうだったころ、ちょうど彼らの家の近所まで行く予定ができたので、家事の手伝いを申し出ました。すると“ぜひ!”とふたつ返事。お邪魔すると思っていたよりきれいだし、忙しい中、家事もよく頑張っているなぁと感心しました。
お礼にとごちそうになった夕食。食卓を見て、なにごとかと思いました。から揚げ、コロッケ、サンマ、ごはん……、すべてお惣菜だったんですが、それはいいんです。問題は、お惣菜が売られていたままパックの状態で食卓に並んでいるんです! 値引きシールや見切りシールもそのまま。ほかのお客さんにもしているのではないかと不安でなりません」(嫁28歳・会社員/姑53歳・専業主婦)

ヤキモチを焼く超泣き虫な【嫁】
「息子よりも年齢がひと回り下で、私にとっては年齢的に孫も同然の嫁。一緒に買い物に行ったりと、友達のように接しているのですが、そのせいで困ったことがひとつ。
ある日、嫁がわが家で息子のアルバムを見ていると、急に泣き出したんです。“夫のこんなにかわいいころを毎日見ていたんですよね、一緒にお風呂に入ったりもしたんですよね? お義母さんなんか嫌いです~!”とヒートアップ。しまいには孫まで嫁のマネをして“ばぁば、嫌い!”と言い出す始末。どうすりゃいいの!」(嫁24歳・専業主婦/姑76歳・専業主婦)

後半は、嫁の心、姑知らず……。

朝晩押しかけて孫を溺愛する【姑】
「夫を亡くした姑は、近所に住んでいます。前もよく来ていましたが、ひとり暮らしになってからその頻度は増し、毎回、アポなし訪問。今では朝に来て、晩にまた来ることもあります。
お目当てはもちろん、息子。朝8時の息子の登園時間になれば、チャイムが鳴り、送って行ってくれます。そのときは帰宅するんですけど、夫が戻ってくる夜8時ごろにまた来るんです。朝早いわ夜遅いわで、私もおもてなしできないし、スッピンのままだし、そもそも息子の送迎だって頼んでないし!
ダンナに言っても“オヤジが亡くなったばかりだから、やさしくしてあげて”と言い出す始末。このまま同居を狙っているのではないかと不安でしかたないです」(嫁27歳・介護士/姑49歳・専業主婦)

瓶詰のおかずを送ってくる【姑】
「お義母さんの中では一緒に住んでいた高校時代で印象が止まっているのかもしれませんが、姑はウチのダンナを甘やかし放題。夫に筑前煮をお手紙と一緒に毎月、大量に送ってくるんです。“あの子の好物だから食べさせてあげてね(ハートマーク)”とハートマークを添えて。
でも、その筑前煮があまりにも大量。ジャムの容器に手詰めしているので、保存状態も心配……。私は怖くて1度も食べたことがありません。夫はバカノーテンキに、“おいしい、おいしい”と食べています。おかげで、冷蔵庫の中は瓶ばかり。腐りやすそうだから勘弁してほしいのですが……」(嫁37歳・専業主婦/姑66歳・自営業)

息子宅を自分趣味に染める【姑】
「姑が高齢になってきたので、実家の近くへ引っ越し。どんなインテリアにしようかと、雑誌やショップを見ていました。引っ越し当日、新居に入るなり、テーブルやイス、ラグマット、スリッパなどの小物まで姑が搬入ずみ。ぜんぶ安物で、統一感のかけらもゼロ。
“これはどうしたんでしょうか?”と姑に聞いてみると“いっぱい家にあったから持ってきたのよ! わざわざ買うのもバカらしいでしょ。その分のお金は、ほかにあてなさいよ”と、誇らしげに言われて。
夫に訴えても、“お母さんのすることだから”とスルー。久しぶりにあんなに泣いたってくらい、泣きました」(嫁35歳・保育士/姑64歳・専業主婦)

喜びのあまり口を滑らす【姑】
「結婚してから10年。私たち夫婦には子どもができませんでしたが、2人で不妊治療を行って、ようやく子宝を授かりました。
義母には不妊治療のこともよく相談したり報告していました。お盆に親族が集まったので妊娠したことを告げたときのこと。やっぱりいちばんうれしそうにしていたのは姑でした。気がついた瞬間には涙ぐみ、“嫁はエライんです! 長い間、不妊治療を頑張ったんですよ!”と叫びだしたんです。周囲は失笑。顔から火が出るほど恥ずかしかった!もっと理解してもらえていると思っていたのですが」(嫁34歳・会社員/姑69歳・会社員)

やさしさが重い気遣いすぎ【姑】
「近くに住む姑は夕方にお茶をしにきます。最近、妊娠して悪阻(つわり)がひどく、少し体重が落ちてしまいました。
すると姑は“やせたんじゃない、大丈夫?”と心配してくれるので、ただの悪阻ですと答えたのですが、“本当に? 息子のことで悩んでるんじゃない? 浮気でもしてるの? 頼りないかもしれないけど、私でよかったら教えて? 言いにくい? 私なんかじゃ……”と続く言葉。
気を遣ってくれてありがたいけど、妊婦にも気を遣わせないで!」(嫁28歳・専業主婦/姑52歳・専業主婦)

<ハンセン病>非入所患者の遺族も補償 国が義務を明示

毎日新聞 2015年9月7日

鳥取地裁の訴訟 9日に判決が言い渡し
ハンセン病の療養所に入所せず死亡した元患者(非入所者)の遺族が鳥取地裁に起こした国家賠償請求訴訟で、国が和解金の相続分の支払いに応じる方針を示していたことが分かった。国は患者隔離政策を違憲とした熊本地裁判決(2001年5月)を受け、全国原告団協議会との間で非入所者にも補償する基本合意書(02年1月)を締結。しかし、補償前に死亡した非入所者の遺族への対応は記されておらず、国が支払い義務を初めて明示した格好だ。
鳥取地裁の訴訟は、鳥取県北栄町の男性(69)が国と同県を相手取り、非入所者だった母親(1994年に85歳で死亡)の損害賠償請求権の相続分など計1925万円の国家賠償を求めている。男性は自らも差別を受けた損害なども訴えているため和解に応じず、9日に判決が言い渡される。
訴訟資料などによると、母親は1908年生まれで、大学病院で59年にハンセン病と診断された。国は訴訟で、母親が非入所の患者だったことは争わず、基本合意書に基づく和解金700万円の支払い義務があることを認めた。そのうえで、遺族である男性への法定相続分(他に兄姉が4人いるため5分の1)の支払いに応じる意向を示した。和解に至らなかったため、国は相続分についても請求権の時効を主張し、棄却を求めている。
差別や偏見を懸念して入所しなかった患者も多いとみられるが、厚生労働省は非入所者の数を把握していない。同省によると、非入所者150人に和解金を支払ったが、遺族からの補償請求は他にはなく、支払った実績もないという。
今回の訴訟で初めて、非入所者の遺族への支払い義務を認めたことについて、厚労省は「基本合意書で非入所者の遺族が排除されるとはいえない」と説明。その方針を一般に公表していない理由については「請求がなかったため」としている。
男性の代理人でハンセン病国賠訴訟瀬戸内弁護団事務局次長の神谷誠人弁護士は「本来なら基本合意の時点で非入所者の遺族も対象と明示しておくべきだった。被害者が声を上げない限り、自ら積極的に救済に動こうとしない国の姿勢には問題がある」と指摘。一方で、「非入所者は家族にも病歴を話していないことが多く、遺族が認識していないケースも多いのではないか」と話す。
ハンセン病の患者や遺族の救済を巡っては、らい予防法廃止(96年4月)から20年が経過すると民法の除斥期間により損害賠償請求ができなくなるとされ、国は補償の請求権が来年3月末で消滅するとしている。
今回の訴訟では、相続分の額のほか、▽患者の家族が受けた差別などに対する賠償責任▽「無らい県運動」を推進した県の法的責任--も初めて争点になっている。【高嶋将之】