「ファミサポ」って? ファミリーサポート制度は働くママの味方です

マネーの達人 2015年11月5日

ファミリーサポート制度は、ワーキングマザーにとってはぜひ利用しておきたい制度の一つです。しかし実際には利用したことが無いという人も多く、「聞いたことはあるけどよく分からない」という状況になっていないでしょうか。
今回は、そんなファミリーサポート制度について、詳しく解説いたします!

「ファミサポ」って? ファミリーサポート制度は働くママの味方です

子供を預かってくれます
ファミリーサポート制度とは、時間制で子供を預けられる仕組みのことです。
保育士など資格を持っている人ということではなく、あくまでも一般の方が子供を預かってくれる、というのがファミリーサポートです。預かってくれる方のことを提供会員といい、登録時に研修を受けている人たちなので、子供への対応は基本的に心配要りません。
また、「保育園の送り迎え」や「夕飯を食べさせてほしい」など、ただ子供を預かってもらう以外のことにも対応してもらえます。
提供会員をしてくださっているのは子育てがある程度終わった主婦の方が多いようで、子供の扱いにも慣れておられ、また、その家のお子さんも一緒に遊んでくださったりして、和やかな雰囲気の中で預かってもらえます。
ただ、あくまでも一般の方の家で預かってもらうことになるので、保育園のような万全な体制があるわけではありません。

料金は1時間800円前後
ファミリーサポートの利用は時間制で料金が決まっており、1時間800円前後とベビーシッターをたのむよりも割安です。料金は自治体によっても異なりますのでお住いの地域のファミリーサポート事業を調べてみましょう。
通常料金以外に、夜間料金や病児・病児後預かり料金もあります。また、食事を食べさせてもらう場合は別途1食につき300円などと決められていて、料金体系は分かりやすいと言えるでしょう。
支払方法は、基本的に現金にて手渡しです。

「ファミサポ」って? ファミリーサポート制度は働くママの味方です

まずは紹介と面談が必要

利用の流れ
ファミリーサポートを利用するには、事前の登録と打ち合わせが必要です。

ファミリーサポートへの登録
これから働き始める方などは、ファミリーサポートを利用するかどうか分からなくても、まずは登録しておくと良いでしょう。会員登録をすることによって、いつでも提供会員を紹介してもらえる状態になります。

提供会員の紹介
登録後、まだ利用する日が決まっていない状態でも、まずは提供会員の方を紹介してもらうのがおすすめです。本部の方から、近所に住んでいる方や希望する時間・曜日等の条件に合致する方を紹介してもらえます。

提供会員との打ち合わせ
紹介してもらったら、まずは打ち合わせが必要です。打ち合わせは預ける日が決まってからでもいいのですが、登録後すぐに済ませておくことによって急ぎで預かってほしいときでもスムーズに預けることができます。
打ち合わせとは、主に子供との顔合せと、持病やアレルギーのことについて知らせたり、子供の性格や好みなどについても伝えておく機会です。また、提供会員さんの人柄を知るための機会でもあります。

利用日を決める
ファミリーサポートは、「毎週金曜日の18時から」などと利用パターンを決めることもできますし、「今週休日出勤しなければならないから」などと単発で利用することもできます。いずれも、利用する日時についてはしっかり打ち合わせしておきましょう。一度顔合せが住んでいれば電話等で打ち合わせするだけで利用できます。

子供の預かり・料金支払い
子供を預かってもらい、迎えに行った時にその日の料金を支払います。そして、必要書類へのサインも必要です。
登録と事前打ち合わせさえ済ませておけばいつでも預けられる状態になるので、とりあえず登録しておく、というのがおすすめですよ。
※登録には費用はかかりません。
こんなときに利用してみよう
わたしも、子供が小さいころにはよく利用していましたので、どんなときに利用するといいのかを紹介したいと思います。

あらかじめ残業や休日出勤が決まっているとき
「○日は夜にアポが入ってしまった」というようなときに、提供会員さんに連絡して預かってもらえるかどうかを聞いてみましょう。

保育園に預けられないとき
熱があるとか病み上がりでまだ登園できない、という場合はまず選択肢になるのが病児保育室です。ファミリーサポートに預けるよりも安いです。ただ、病児保育質が満室の場合は預けられないので、ファミリーサポートを利用していました。

急きょ預かりが必要なとき
基本的には、事前に利用日を決めなければなりませんが、提供会員さんが承諾してくだされば当日の預かりにも対応してもらえることがあります。わたしも2回ほど、外回りで遠方にいたときに保育園からの呼び出しがあり、ファミサポを利用しました。
ファミリーサポート制度は、プロのシッターというわけではありませんが、有償ボランティアとして子供の預かりをしてくださる方にお願いできる制度です。料金もそこまで高くなく、特にフルタイムで働くママにとっては必要となるシーンも多いと思いますので、登録してみてはいかがでしょうか?(執筆者:吉見 夏実)

子どもがご飯を食べない!食事の悩み、親が気をつけるべき点は?

西日本新聞 2015年11月5日

子どもの食事 注意点は
3歳の子どもがご飯を食べなかったり、食事中に遊んだりします。ご飯をちゃんと食べられるよう、親はどんなことに気を付ければいいですか。

集中できる環境に/調理体験で興味も

小食や好き嫌い
猫の小町と申します。皆さんがお困りのことをたちまち解決していきます。今回は福岡市の「どろんこ保育園」の保育士、大庭智子さん(42)と久保まりさん(40)に教えてもらいました。
子どもの小食や食べむら、食べ物の好き嫌いについて悩む親は少なくありません。大庭さんは「体重が成長曲線(標準的な発達程度)の範囲内であれば、無理に食べさせず、『今はこの量がちょうどいいんだな』と見守ってあげて」とアドバイスします。中には、ご飯を食べられないことを自分で気にしている子もいます。責めたり、注意したりせず、様子を見ましょう。
「料理の実体験があると、食に興味を持つことがある」と久保さん。例えば、子どもの目の前で野菜の皮むきをしたり、果物の香りを嗅がせたり。野菜を洗うのは1歳から、ピーラーで皮をむくのは3歳くらいからできます。0歳でも野菜や果物を触って肌で感じることもできます。プランターで野菜を一緒に育てて収穫するのもいいですね。
子どもは、食材の切り方を変えるだけで食べなかった物を食べるようになることがあります。半月型やキューブ型など、いろいろな切り方を試してみては。

途中で遊び出す
食事の途中で遊び始めるのは、おなかがすいていないことが原因になることがあります。
食べるときは、周りに遊ぶ物を置かない▽テレビをつけっぱなしにしない-など食事に集中できるような環境づくりも大切です。
授乳をするときや、離乳食をあげるときも場所を1カ所に決めると、赤ちゃんが安心します。

食器を持たない
スプーンや食器のサイズが子どもの体に合っているかを確認しましょう。スプーンを選ぶ際は、くぼみが浅く、手でしっかり握れる柄の長さがある▽縁が丸く、厚過ぎない▽幅は子どもの口角の半分から3分の2▽子どもが握って隙間ができない太さ-がポイント。食器は立ち上がりがあり、角度は90度程度▽重さと安定感があり、必要量が入る大きさ-が大切です。
椅子とテーブルが子どもの体に合っているかも確認を。食べ物をかむときに力が入るように足の裏が床につく▽椅子の座面が体の横幅に合っている▽子どもが手を曲げたときに肘がテーブルの上に乗る-のがポイントです。
「簡単な料理でいいので、個食にならないように家族で一緒にご飯を食べて、『食事は楽しい』と子どもが感じることが大切」とお二人は言います。お助けいただき、ありがとうございました。

就労4割は非正社員 雇用側理由1位は賃金節約

エコノミックニュース 2015年11月5日

厚生労働省の平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査(26年10月1日現在)で労働者の4割がパートタイムや契約社員、派遣社員、嘱託社員など非正社員であることが分かった。4日発表した。
派遣労働者は全労働者の2.6%、パート労働者は23.2%、契約社員(専門職)は3.5%、出向社員は1.2%、再雇用など嘱託社員は2.7%だった。
また正社員以外の労働者を活用する理由(複数回答)では「賃金節約」とする事業所割合が38.6%で最も高く、「1日、週の中の仕事の繁閑に対応するため」が32.9% 、「即戦力・能力ある人材を確保するため」が30.7%になっていた。
調査は正社員と正社員以外の労働者の就業形態を事業所側、労働者側双方から意識面を含め把握し、就業形態に関する諸問題に的確に対応した雇用政策の推進に役立てるために実施された。
調査は5人以上の常用労働者を雇用する事業所から産業別、事業所規模別に無作為に抽出した1万6973事業所を対象に実施。1万938事業所から有効回答数を得た。 また個人調査では対象事業所で就業する労働者から就業形態別に無作為抽出で5万2949人を対象に実施。3万4511人から有効回答を得た。(編集担当:森高龍二)