赤ちゃんポスト15年度は13人、1人は海外から

読売新聞 2016年7月20日

熊本市は19日、親が養育できない子どもを匿名で預かる同市西区の慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に2015年度、13人(男児7人、女児6人)が預けられたと発表した。14年度より2人多く、07年の開設以降、初めて海外から1人の子どもが預けられた。累計は125人となった。
発表によると、13人のうち11人は生後7日未満の早期新生児。ほかに生後1か月以上1年未満と生後1年以上が1人ずついた。13人のうち10人が自宅出産、1人が車中出産とみられる。2人は病院などでの出産。治療や精密検査が必要な状態の乳幼児は8人いた。
児童相談所の調査で、10人は親の身元が判明。判明した親の居住地は、九州が4人(熊本県はゼロ)、関東と東北が2人ずつ、中国地方が1人。海外の1人も親の身元が判明したが、市は国名や預けられた経緯を明らかにしていない。

乳児置き去り 発生2週間 捜査難航、保護者現れず

琉球新報 2016年7月16日

2日に那覇市泊のベンチで生後間もない男の子が見つかった事件は、16日で2週間を迎える。那覇署は聞き込みなどを行って捜査を進めていたが、有力な情報を得られず、保護者も名乗り出ていない。那覇署によると、乳児は保護された病院で健康に育っているという。このまま保護者が名乗り出なければ、那覇市が戸籍登録などの手続きを行い、乳児院などの施設に入所するか、里親に預けられることになる。
乳児は泊のベンチ上で子ども用の赤いTシャツを掛けられ、トートバッグの上に横たわった状態で見つかった。へその緒が数センチついており、生後間もない状態だったとみられる。警察官が保護した後、本島南部の病院に搬送された。
署は周辺への聞き込みなどを実施。3日には発見時に乳児が着用していた、子ども用サイズのTシャツなどの写真を公開して情報を呼び掛けた。近隣の保育所にも写真を配布するなどして情報を募ったが、有力情報は得られていない。當山達也那覇署長は「保護者特定につながる情報がないのは非常に厳しいが、赤ちゃんが元気なのは一つの救いだ」と述べた。
市によると、今後、保護者が現れなければ、那覇市長が氏名をつけた上で戸籍が作成される。その後、県の児童相談所を介し、2歳未満の子どもが入所する乳児院か、里親に預けられる。児童相談所の担当者は「子どもが元気なのは何よりだが、成長過程を考えると、保護者が名乗り出るのが一番だ」と話した。

『ポケモンGO』を子供と一緒に楽しもう!保護者のためのポケモンGOプレイガイド

ライフハッカー[日本版] 2016年7月20日

『ポケモンGO』は成人と十代をターゲットして作られていますが、多くの保護者も自分の子どもと一緒にプレイを楽しんでいます。実際昨日私は保育士のスマートフォンにポケモンGOのインストールをしてあげて、公園でピカチュウを探し求めて一緒に午後を過ごしました。いくつか安全面に対する懸念はあるものの、ポケモンGOは運動不足の解消や学びの面で大きなポテンシャルを秘めています。
詳細はこちら(http://www.pokemon.co.jp/ex/PokemonGO/160527_01.html#)を読んでいただくとして、ゲームの概要を簡単に述べると、ポケモンGOは現実の世界のさまざまな場所を歩き回ってゲーム内のアイテムやキャラクターを探す無料のゲームです。ポケモンはどこでも捕まえることができますが、バトルをしたいなら「ジム」と呼ばれる実際の場所へ出向く必要があります。アイテムの供給場所やジムはたいてい図書館、教会、そして公園などです。

ゲームのどの部分が子どもの年齢に適しているか見極める
ゲームを最大限に楽しむためには、子どもが自分で説明を読んで簡単な計算ができることが望ましいです。最初は説明を代わりに読んであげても良いですが、ゲームを進めていくうちに多くの名前や数値を表示したキャラクターや物体に出会い続けることになりますから。
歩き始めの子どもや未就学児の場合、保護者自身がゲームをプレイして、ポケモンが現れたときに子どもにモンスターボールを投げさせて捕まえる機会をあげるといいでしょう。ポケモンを捕まえるには、モンスターボールをスピンさせるといった(編注1)コツがいりますが、モンスターボールをたくさん持っているなら練習させてあげましょう。
編注1:ポケモンを捕まえるときに、モンスターボールを回転させるともらえる経験値がアップするというテクニック。
子どもが自分のスマートフォンを持って自分で移動できる年齢ならば、当然ゲームプレイに際して助けはいらないでしょう。しかし、今度は子どもがどこへ行くのか、ちゃんと周囲に注意してプレイできるのかという心配が出てきます。以下では、その対処法についても後ほど触れていきます。

ポケモンGOをプレイするためのスマートフォン設定
もちろんポケモンGOをあなたのスマートフォンにインストールして子どもに遊ばせることもできますが、子どもが大のポケモン好きなら子どもからスマートフォンを取り返すことはできないでしょう。その代わり、使っていない古いスマートフォンやタブレットにGPS機能がついていないかチェックしてみましょう。古いスマートフォンがWi-Fiしか使用できずデータ接続がない場合でもゲームをプレイできる場合があります。
Wi-Fiのある場所だけでプレイすることももちろん可能ですし、ポケモンは家を出なくても捕まえることが可能です。もしくは、データプランが許容する範囲であなたのスマートフォンをWi-Fiのホットスポットとして使えば子どもと一緒にポケストップ巡りをすることができます。注意点としてiPod TouchにはGPSが搭載されていないので、現在地を定めるために固定のWi-Fiに接続してプレイする必要があります。(スマートフォンのホットスポットでは不可)
また、ポケモンGOでは実際のお金を使う場面がたくさん出てくるので、ゲーム内課金に制限をかけることが好ましいです。iPhoneなら設定からアプリ内課金をオフにできます。Androidなら課金の度にパスワードを要求される設定にしておくことをお忘れなく。
私はもう1ステップ念を入れました。子どものスマートフォンでゲームのためだけにGoogleの捨てアカウントを取得し、そこには支払いのためのクレジット情報を一切入れていません。Play Storeのギフトカードのみ購入をしたので、最悪のケースは子どもがその25ドル分のカードを浪費するだけです。

子どものGoogleアカウントを設定する
編注2:Googleアカウントへのログインは将来的に不要になる可能性が高いです。
アプリが最初に要求するのはあなたの誕生日です。成人ユーザーの場合、Googleアカウントかポケモントレイナーアカウントのどちらかでログインをしたいか聞かれます。子どもの場合(13歳以下)、Googleアカウントはログインオプションとして提供されません。また、ポケモンのサーバーは現在オーバーロード中なので、残念ながらポケモントレイナーのアカウントを作成することはできないかもしれません。その場合、ダミーのGoogleアカウント(実質的に保護者に帰属するアカウント)を作ってログインすることができます。
ゲームを始めたらまずアバターを設定し、その後あなたの最初のポケモンを選びます。(最初のポケモンは歩き回って探す必要はありません。)もし子どもがピカチュウ狙いであれば、最初のポケモンとしてゲットできる方法があります(編注3:オープニングでゲットできる3匹のポケモンを無視し続けると、最終的にピカチュウが登場し、ゲットできるようです[出典は英文記事])。もちろん、ピカチュウは後からでも探して手に入れることができるので、もし最初にゲットしていなかったら、そう教えてあげてください。

ポケモンおびき寄せアイテム「ルアー」の周辺では安全に気をつけてプレイを!
行き先で周辺に気をつけること、交通量の多い道では手をつないで渡ること、道や駐車場を渡るときは左右を確認すること…いくら子どもに教えたところで、スマートフォンに目が釘付けになっているとき子どもはその教えをすべて忘れます。車にひかれてしまう前に、どのように周辺に注意すべきか子どもと話し合う必要があります。スマートフォンがポケットに入っているときのみ道を渡るなど、具体的にルール化することが好ましいかもしれません。
もし子どもが自分自身で歩き回れる年齢で、きちんと注意するという約束をしたとしてもゲームに夢中になっていて周囲に気を配れていない可能性もあります。その場合も、もう一度ルールに立ち返ってみましょう。自分の子どもがいつも行く同じ場所へゲームを持って出かけても本当に問題ありませんか?
ルアーは保護者目線からすると状況をより複雑にします。プレイヤーは30分間、ルアーを設置した場所へポケモンをおびき寄せることができます。ルアーは設置した本人だけでなく近くにいるほかのプレイヤーにも見え、ほかのプレイヤーもルアーの効果を受けることができます。子どもたちが揃って一緒にポケモンを捕まえることができる楽しさや、図書館や美術館はルアーを設置してイベントに人を呼び込むことができます。しかし、保護者にとっては誰がなんの目的でルアーを設置するのか心配なところです。
誰かが非道な目的で子どもを集めるためにルアーを設置することも考えられます。それは犯罪者かもしれないし、近所のイジメかもしれません。
子どもに、ゲームプレイ中誰と出会っているかきちんと聞くようにしましょう。パニックになる必要はありませんが、人々の見分け方や危険な状況の判断方法を再度子どもと話し合っておくことが賢明です。

ゲームを楽しんで、学びのあるプレイに!
保護者にとって子どもが街を歩き回ることはポケモンGOの最大の懸念であると同時に、それがこのゲームで一番おもしろいところでもあります。体を動かすことができて、アートや自然界について教養を得る機会を与えてくれるゲームはそう多くありません。(編注4:ポケモンGOでは、ポケモンを捕まえたり育てたりするために、実際に外に出て歩く必要があります)
体を動かすことは必要なことです。卵を育てるには歩かなければなりません。アプリは徒歩と車の違いを認識するので、誤魔化しは効きません。公園にはよくモンスターボールなどのアイテムを入手できるポイント「ポケストップ」が集まっているので、そこまで運転しなければいけないとしてもポケモンやアイテムを探しながら記念碑、銅像、歴史的な標識などを見ながら公園内を歩き回ることができます。それぞれの場所に違うポケモンが現れます。私は今日湖の近くでトサキントをゲットしました。
しかし、それだけではありません。ポケストップになっている場所は歴史的に重要な場所を含む多くの興味深い場所に設定されています。昨日私は息子と一緒に戦没者記念墓地にある大砲などを訪れました。私は何回もこの場所をドライブしたことがありますが、この場所にある木が栗の木だとは知りませんでした。そしてこれらの木々が菌類によって荒廃しており、公園の管理者たちがこれらの木々を守る活動をしていることを初めて知ったのです。
外に出ている間、もしかしたら本物の野生の動物に出会うかもしれません。野生動物の専門家達の一部はハッシュタグ#PokeBlitzをモニタリングしていて、プレイヤーがポケモンを探している間に出会った鳥、虫、ヘビや植物などの特定を手伝っています。
このゲームには家族が共に外で時間を過ごすためのおもしろい要素をたくさん持っています。どこでもプレイできるので、街歩きにも、自然のなかを歩くときでも、いつでもどこでも遊べるのが利点です。安全面に気をつけることはもちろんですが、ゲームを目一杯楽しむことも忘れないでくださいね!