福島県「認識に誤りあった」 養護施設など児童虐待公表怠る

福島民友新聞 2017年8月10日

児童福祉法で都道府県に公表が義務付けられている、児童養護施設や里親などのもとで生活している児童への虐待について、県が同法改正で虐待状況の公表が義務付けられた2009(平成21)年以降、公表していなかったことが9日、分かった。県は同日、09年~16年度までの虐待の状況をホームページで公表した。県児童家庭課の課長は「県の認識に誤りがあった。今後は毎年度公表していく」としている。
県によると、虐待発見者から通告を受けた県は事実確認や必要措置を取り、県社会福祉審議会への報告、虐待状況の公表をするよう義務付けられているが、県は公表していなかった。
昨年、福島市の福祉型障害児入所施設で発覚した不適切指導を調査する中で、毎年度の虐待状況を発表していなかったことが判明した。課長は「09~13年度までの5年間の虐待状況については厚生労働省が本県を含む全国の状況を発表していたので、歴代の担当者が県独自の発表は不要と誤って認識していたのかもしれない」と釈明。14年度以降は厚労省が発表しない方針に転換したが、課長は「国の発表をズルズルと待っているような状況だった。本来は県が公表すべきことだけに、判断ミスがあった」と説明した。

 

<保健室>男性の養護教諭、わずか65人 全国4万人のうち

毎日新聞 2017年8月10日

男性養護教諭が少なすぎる!

心の交流、一歩ずつ
「保健室の先生」といえば女性だが、実は男性の養護教諭もいる。ただし国の昨年度の調査で全国の養護教諭・助教諭約4万人のうち、わずか65人。戦前の「学校看護婦」の流れをくみ、長く女性の仕事とされてきた。近年、子供の性の多様性が重視され、養護の現場でも性別は無関係だとの声が上がる。百聞は一見にしかず。保健室に男の先生を訪ねた。【細川貴代】
「おはよう!」
知的障害児の通う名古屋市立天白養護学校で、学級ごとに欠席者などを記入した健康観察簿を保健室に持ってくる子たちを、養護教諭の市川恭平さん(31)が笑顔で迎える。
高校時代、取り乱した様子で保健室に来た友人を女性養護教諭が落ち着かせる場面を目の当たりにして感服。自分もなりたいと志した。「前例がない。やめた方がいい」と周囲から止められ、採用面接では「思春期の女子生徒にどう接するのか」などと詰問された。それでも2度目の挑戦で7年前、同市の男性養護教諭第1号に採用された。
保健室にこもらず玄関や教室を回り、不調を伝えられない子の変化を気遣う。同性の子を好きになったと男子に打ち明けられ「そうなんだね。それでもいいんだよ」と受け止め、性の捉え方を伝えた。生理の遅れに悩む女子には一緒に日を確認し、記録を付けるよう助言した。同校は市川さんと養護教諭キャリア30年の渡辺加奈さん(54)の2人体制で、子供の着替えなどの際には渡辺さんに同席してもらうこともある。
養護教諭は子供の心身の健康だけでなく不登校やいじめ、虐待に対応する。小中学校1校に1人の配置が法令で定められ、大規模校では2人置ける。特別支援学校には手厚く配置し、男性養護教諭の多くは大規模校か特別支援学校で働いているとみられる。全体に占める割合は看護師(男性7.3%)や保育士(同5.4%)に比べ極端に小さい。大阪府に9人、東京都には7人いるが、20府県でゼロと地域差がある。
子供にかかわる職業と性別の問題では、千葉市の「男性保育士」論争が注目された。同市は1月に男性保育士が働きやすい環境作りのプランを公表し、熊谷俊人市長が「女児の保護者の『うちの子を(男性保育士が)着替えさせないで』という要望が(これまで)通ってきた」などとツイッターで発信。女児を持つ保護者を含め賛否両論が巻き起こった。それでも、男性保育士は着実に増え、社会的に認知されている。
養護教諭を巡る各種の意識調査を分析した帝京短大の中村千景准教授は、男性の長所として「思春期の男子の悩みに対応できる」「(養護教諭全体の)資質向上に必要」を挙げる。一方、短所として「女子への対応に課題が多い」などを挙げるが、これは「男子に対応できる」というメリットと表裏の関係にある。
実際、市川さんも「過去に男子生徒の性の悩みを聞いた時は精通など体の仕組みや相手とのコミュニケーションなど、より深い内容まで話すことができた」と話す。性の悩みは男子生徒が女性の養護教諭に相談しにくい内容だろう。天白養護学校のように2人配置の場合、1人を男性にすれば生徒の選択肢は広がる。
でも「男性と女性のどちらが養護教諭に向いているか」という問題ではない。中村准教授は「医師の性別は問題ないのに養護教諭では男性への偏見が強い。医師のように職務の専門性で評価すべきだ」と話す。

偏見を乗り越えて
時代は変わりつつある。
NHKの長寿ドラマ「中学生日記」(2012年終了)は7年前、俳優のなだぎ武さん演じる男性養護教諭と生徒の心の交流を描いた。15年4月には、文部科学省が性同一性障害の児童生徒に保健室での着替えを認めるなどきめ細かな対応を求める通知を出した。
鈴鹿大の川又俊則教授(教育社会学)も「性の指導など保健室の男子への対応は不十分。重要なのは性別ではなく子供との信頼関係で、複雑化する心と体の問題への対応のためにも男女2人の配置が望ましい」と、男性教諭や手厚い配置の必要性を強調する。
それでも世の偏見は根強い。市川さんは今も校外で「男で大丈夫?」と不安視される。同僚の渡辺さんは言う。「最初は男性だと身構えたが今は違和感はない。市川先生から学ぶことは多く、性別は無関係です」
兵庫県加古川市で5日、男性養護教諭の話を聞く集会があった。この場で北海道浜中町立茶内小学校に1人で働く望月昇平さん(25)は、女子児童の保護者から「男性で不安だ」と言われた体験を語った。京都市立東山総合支援学校の田之上啓太さん(24)は「生徒や保護者より、むしろ教職員の方が気にしていると感じる」と報告した。
会場の男子学生が「男性だとして、生徒に心の壁を作られたことは?」と質問し、望月さんらは「そんな経験はあるが、壁は子供からの何かの合図」「関係の積み重ねで壁は消えた」と答えた。
集会を開いたのは「男性養護教諭友の会」。京都市の洛南高・同付属中で働く篠田大輔さん(41)らの呼びかけで、7年前に発足した。友の会会長の篠田さんは記者に言った。「仲間が増えて『男性養護教諭』という言葉がなくなってほしい」

 

<偽装豆腐に注意>イオンのスーパーで最近やたらと出回る激安食品

メディアゴン 2017年8月10日

最近のお豆腐には消費者を騙して安く手に入れられるように「油を混入している商品」が多く出回ってきています。要注意です。例えば、オーガニックミニ豆腐が98円。 安っ!
あるオーガニック大豆で作った豆腐は150gが3丁入って98円・・・店頭では飛ぶように売れてました。最近、この手の「オーガニック」をうたった悪質な商品が増えてきている。さっそく原材料をチェック。

<150gが3丁入って98円の豆腐の原材料>
*有機大豆(中国)
*パーム油、凝固剤(粗製海水塩化マグネシウム にがり)
*塩化マグネシウム(にがり)
*消泡剤(レシチン:大豆由来、炭酸マグネシウム)

中国産のオーガニック。しかもこの油・・・この価格で売り出している以上、どう考えても一番搾りの油は使っていないと容易に想像できます。つまり、ヘキサンという劇薬で処理しなければいけない油。ご存知、トランス脂肪酸の油を使っているということです。消泡剤を使用するという工程も踏んでいる、だからこその、この価格。
おかしな話です。安くするために大豆の絞りカスを使い、油を補充。時短のために消泡剤を使う。人の手間暇を極限まで省くための工程。ここに愛情は感じない。わたしは、その食べ物の工程に愛情を感じないものは避けるようにしています。人は愛情が必要な生き物です。その愛情という手間暇を省いている食材を口にするから、愛情の希薄な人間が出来上がるように思います。

これはフラクタル理論で、
「愛情がこめられていないものを食べるから愛情をこめられない人間になる」
「偽物を食べるから偽物になる」
「不自然なものを食べるから不自然なカラダになる(病気になる)」

逆を返せば、
「自然なものをたべれば自然なカラダになる(病気がなおる)」
「愛情のこもった食べ物をたべれば愛情のこもった人間になる」

これは私の考えですが、答えはいつもシンプルだと思います。現代人のカラダの不調は、戦前の日本にはほとんど見られなかった内容だそうです。高度経済成長とともに培った流通、保存のための食品添加物、農薬などによる「人工的なもの」の副産物なのです。
不自然なものを取り除けば、カラダもココロも自然に戻ります。そのためには、まず第一歩として原材料を必ずチェック! なるべく不自然なものが入っていないものを選んでみましょう。

さて、つぎの激安豆腐の原材料をチェック。
<98円で「国産大豆」をウリにしているTOPVALUブランドの豆腐の原材料>
*大豆(国産)
*凝固剤(塩化マグネシウム)
*グリセリン脂肪酸エステル
*炭酸カルシウム
*レシチン(大豆由来)
*炭酸マグネシウム
*シリコーン樹脂

このような豆腐を平然と売り出す大企業。
「良いものを安くしましたよ~! 国産大豆ですよ~! オーガニック使ってるから安心ですよ~! 」
売れれば何でもいいんですね。国産大豆を使っているかもしれない。オーガニック大豆を使っているもしれない。しかし、トランス脂肪酸たっぷりの廃油に近い油をつかったカサ増しはいけないですよ!
購入前はどうかどうか、キャッチコピーに惑わされずに原材料の確認を。食品添加物、放射性物質、電磁波、フッ素、トランス脂肪酸、農薬、小さな不自然なつみかさねが、大きな不自然な病と化します。
ちなみに、本物のお豆腐はといえば・・・。
<本物の豆腐の原材料>
*大豆(国産大豆)
*凝固剤(塩化マグネシウム にがり)

原材料名、以上!
偽物を買わない消費者が増えれば、偽物は店頭に並ばなくなります。逆に言うと、こんな商品を並べたのは消費者である私たち自身なのです。自分のカラダを自分で守ることは愛する人のカラダを守ることにもつながるのです。