児相で保護中の16歳少年が自殺 愛知
 
朝日新聞デジタル 2018年1月24日

 愛知県は24日、同県西三河地方の児童相談所の一時保護所で保護していた同県豊橋市の少年(16)が自室で自殺したと発表した。遺書などは見つかっていないという。
 県によると、23日午後6時ごろ、少年が自室で首をつっているのを職員が発見し、搬送先の病院で死亡が確認された。職員が発見の約2時間前に面接した際に変わった様子はなく、これまで自殺につながるような言動もなかったという。
 少年は家出して深夜にはいかいしているところを補導され、今月11日に保護所に入った。部屋は一人部屋で、廊下からガラス窓越しに室内が見えるようになっていたが、自殺した場所は死角となっていた。
 当時、保護所の男子棟(定員14人)には11人が入所。職員2人で対応していた。県の担当者は「子どもの命を守れずにおわびする。問題点を検証し、再発防止に努めたい」と話した。

その治療は“虐待”? 医療現場で子供の権利を守る“プリパレーション”

ホウドウキョク 2018年1月24日

「それって虐待でしょう」
都内のとある病院の診察室。
 感染症の疑いで40度以上の熱が連日続く9歳児が感染者用の診察室で横になっている。
 「点滴をします」
 若い医師が左腕に針を刺すと、痛そうな顔をする男の子。
 我慢しているのか、高熱でぐったりしているからか、ほとんど声はあげていない。
 ところが針を刺した後、血管が見つからないのか、皮膚の下で何度も針を刺し直す。
 「痛いよ!痛いよ!」と火がついたように泣き叫ぶ子。
 7回ほど医師が刺し直したところで「何回も刺さないで!」と叫ぶ母親。
 その母親に対し、若い医師の上司と思われる医師は、「こういうことはよくあります。見ていられないなら外に出て下さい」と言い放った。
 医師は針を刺し直す理由を説明するのではなく退出を促す。
 もちろん子どもに対して説明は全くない。
 「それって虐待でしょう」
 都立小児総合医療センターの院長は、この状態を「虐待」と表現した。
 院長が「虐待」と表現したのは、子ども本人に納得どころか説明すらしないまま腕を押さえつけて針を刺す行為のこと。
 「子どもが暴れるからしょうがない」
 「子どもに説明したってわかるわけがない」と思う人も多いかもしれない。
 それでも都立小児総合医療センターでは、子どもに治療や入院の際にどういうことをするのかきちんと説明した上で納得してもらうということを大事にしている。

これが「プリパレーション」という考え方だ。
 プリパレーションとは、治療や検査を受けることもに対して、認知発達に応じた方法で病気、入院、手術、検査その他の処置について説明を行い、こどもや親の対処能力を引き出すような環境及び機会を与えること。
 年齢も育った環境も一人一人違う子どもたちに 納得してもらうというのは難しいことが容易に想像できるが、実際にはどんな工夫をこらしているのか。
 現場の勉強会に参加してみた。

子と親が治療方法を理解するためのプリパレーションとは
ある日の午後。
 小児総合医療センターの一室に看護師、医師、保育士、栄養士、様々な人たちが集まってきた。
 行われるのは「骨切り手術のプリパレーション」。
 机の上にはイラスト風のすごろく、人形アップリケのついたエプロンなど、かわいらしいものが置かれている。「骨切り手術」というのは、生まれつき歩行などに支障が出る子供の骨盤や大腿骨の形を手術で変えるもの。
 手術前に3回程度貯血(採血をして血を貯めておくこと)も行う。
 すごろくには、カラフルなイラストで入院から採血、退院までの流れが書いてあり、説明や採血などひとつひとつ “クリア” していくごとにスタンプを押していく。
 人形には手術後、患者に施されるギプスのミニチュアがはめられていて、自分の術後の状態がわかるほか、実際に点滴に使われる針(点滴の針は中の金属部分とその周りの樹脂部分の二層構造だが、金属部分はぬいてあり、そのまわりの樹脂部分のみ)も一緒につけてある。
 エプロンは人間の内臓がリアルすぎずに、取り外しができるアップリケで表現されている。
 人気は長いひもで表された腸。
 子供はひもをひっぱりながら腸がどんなに長いか知る。
 そうやって楽しく内臓について伝えながら、野菜や肉などそれぞれが体にどう良いのか、手術後の食事の重要性なども説明していく。
 どれも恐怖心を抱かせないよう気を使いながらも“リアル”だった。

治療プロセスを理解することが、回復率アップにつながる
最も重要になるのが、子どもへの説明。
 手術後「いつ、どのように日常生活に戻っていけるのか具体的に説明すること」だ。
 例えば、骨切り手術の場合は、手術の後、腰から膝上まで全体をギプスで覆うことになる。
 そのギプスは一旦はめると起き上がることすらできないそうだ。
 尿は、管や尿瓶などでできるが、便はどうしてもオムツでしないといけない。
 子どもはオムツに便をすることを非常に嫌がるが、そこはあえてしっかり伝えておかないと逆に本人のストレスとなるという。
 そして一月ほどでギプスを縦に半分にカットするが、そうすると座れるようになり、本を読んだり勉強したり物を食べたりできるようになる。
 ギプスに穴を開けて上手にそれをトイレではめることができれば、トイレにも行けるようになる。
 そして順調にいけば3ヶ月後にギプスは外せる。
 こういった日常生活に戻っていくプロセスを具体的に伝えて、子どもたちが回復に向かってイメージをしやすくすることが重要だという。
 これから自分の身に起こることが何か、その説明を受け納得することで子どもたちは頑張ることができ、治療効率が上がっていくのだそうだ。
 親とのコミュニケーションも重要とのこと。
 親から、家庭のなかで子供とどのような言葉を使って話しているのか、子供の性格、好きなもの、嫌いなものなどを聞き取り、子供が受け入れやすい説明を考えるという。
 こどもの時の病院に対する「恐怖感」で、大人になってからも足が遠のいてしまったら…。
 早く病院に行っていたら見つかるはずの病気の発見が遅れたら…。
 そんなことにならないように、そして何よりも子どもたちが医療を受ける時に、少しでも恐怖感がやわらぎ治療効率が上がるように、小児プリパレーションが広がっていくことが重要だと考える。

20歳男性、交際中の14歳少女と「日帰り混浴旅行」を計画…これって犯罪?

弁護士ドットコム 2018年1月25日

 14歳の少女と成人男性が日帰り旅行。それは違法かどうかーー。ある男性が弁護士ドットコムの法律相談コーナーに質問を書き込みました。
 投稿者である男性(20)は、14歳の少女と交際中。今度2人で海鮮料理と温泉を楽しもうと、日帰りで旅館に行くことを計画しています。「性行為をするつもりは一切ないが、混浴しようと思っている」と話しています。
 彼女の両親に付き合っていることは言っていないそうで、男性は「未成年者略取誘拐罪に問われることはないか」と不安に思っているようです。男性の行為が罪に問われる可能性はあるのでしょうか。小田紗織弁護士に聞きました。

女性は16歳になれば婚姻できるが…
 そもそも14歳の少女と交際していること自体に問題はないのでしょうか。
 「女性は、16歳になれば婚姻できる(民法731条)とされており、また、結婚相手の年齢にも制限はないので、18歳未満の少女と成人男性とが恋愛・交際することも当然に想定されています。
 ただし、18歳未満の少女との性行為に関しては、事実上の影響力を及ぼして働きかけ、性交させる行為は禁止されてますから児童福祉法で罰せられます。また、少女にお金を渡したりして性行為をすると児童買春となり、処罰の対象になります。
 さらに、各都道府県には青少年健全育成条例があり、多くの場合、事実上の影響力の有無やお金のやりとりがあったかに関係なく、18歳未満の少女との『みだらな性行為』や『わいせつな行為』、深夜に外出することなどを禁じています」

未成年者略取誘拐罪の可能性は?
 今回のケースの場合、相談者は日帰り旅行を計画していて、宿泊するつもりはないそうです。この場合、問題はないのでしょうか。
 「性行為がそもそもないのであれば、問題はないでしょう。ただ、誤解を招くおそれがありますので、混浴はしない方が無難です。
 また、先ほど説明した青少年健全育成条例では、正当な理由なく、青少年を深夜(東京都の場合、午後11時から午前4時まで)に連れ出すことは禁止されていますので、温泉地からの戻りが遅くなって、深夜に及ぶのであれば注意が必要です」
 相談者が言及している「未成年者略取誘拐罪」についてはどうなのか。
 「暴行や脅迫などの手段を用いたり、騙したりして連れ出したのでなければ、罪に問われることはないでしょう。ただ、もし、そういう要素が少しでもあるのなら、注意が必要です」

相手のことを思うなら、よく考えて
 最後に小田弁護士はこうも指摘した。
 「最近、こういった案件の相談をいくつか受けていて、『真剣交際』とはいえ、心身の未成熟な少女に対して、成人した男性がその経験値、年齢、経済力を背景に威圧して困惑させ、騙し、あるいは、男性の都合の良いように誘導するといったことが多かれ少なかれあり、当事者が対等とはいえないケースが多いというのを感じます。
 そして、交際がうまくいかなくなってきた際に、不当な扱いを受けてきた少女やその親の不満が爆発してトラブルに発展することがあります。
 本当に真剣に交際しており、相手のことを思うのであれば、いくら少女が『一緒に日帰り温泉に行きたい』と言っても、14歳で交際相手と混浴の温泉へ旅行することが果たして本人の健全な成長過程でどういう影響を及ぼすかは、よく考えた方が良いように思います」

「サイレント・ベビー」の真実
 
BuzzFeed Japan 2018年1月24日

 「サイレント・ベビー」になってしまうとお母さんを脅す育児論には根拠があるのでしょうか?
 サイレント・ベビーという言葉をご存じですか?
 赤ちゃんがなにかを訴えて泣いているのに母親がすぐに対応しないと、なにも要求しない子になってしまうというあれです。

ママサイトがたくさん取り上げているこの育児論を小児科医の立場から検証します。
【寄稿 森戸やすみ・小児科医 / BuzzFeed Japan Medical】

医学用語ではない、サイレント・ベビー
 サイレント・ベビーとは小児科用語集や児童青年精神医学用語集に載っているような医学用語ではなく、1990年に小児科医の柳澤慧氏が考案し著書で発表した言葉です。
 ”表情が乏しく、発語も少ない静かな赤ちゃんを私は「サイレント・ベビー」と名づけましたが、このサイレント・ベビーという言葉は、医学用語でも育児用語でもありません。(中略)育児の上での環境、とりわけお母さんとのかかわりあいが、大きく影響します。”
(『いま赤ちゃんが危ない サイレント・ベビーからの警告』より)
 その後、国内の論文検索サービス「医中誌Web」で確認する限り、他の小児科医や内科医ら2人が、母親のストレスのためにサイレント・ベビーや「うつ状態」になる赤ちゃんが日本で増えていると述べています。
 テレビやテレビゲームを子どもに見せることや母親がウォークマンをつけて育児をすることがいけないとしているものの、因果関係を示す統計や調査を載せているものはありません。
 以前、朝日新聞の医療サイト「アピタル」でママサイトのサイレント・ベビーについて少しふれたところ(子どもが泣き止まない)、泣かせないように、赤ちゃんが放って置かれたと誤解しないように大変な努力をしているお母さんがTwitterに投稿をしていました。
 サイレント・ベビーが医学用語じゃないことに驚き、だとしたら彼女の今までの努力はなんだったんだろうという内容でした。

「サイレント・ベビー」を掲載してしまうママサイトの問題
 しかし、妊娠・出産・育児情報などを扱うママサイトにはサイレント・ベビーについての記事が数多くあります。
 赤ちゃんを泣かせっぱなしにすることによって、サイレント・ベビーになり将来はとんでもないことになってしまう、と母たちの不安を煽っています。医学的に根拠や因果関係のあるものでないとは明記せず、必要な育児情報であるかのように書かれていることは大変問題です。
 例えば、「マーミー」の「サイレントベビーの特徴とママが知っておくべき予防法」という記事にはこう書かれています。
 ”(サイレントベビーは)将来的に問題行動を起こしたりひきこもりになったりする可能性が高いといえます。
 周りの評価ばかりを気にするあまりに、自分の意思を持たない大人になってしまう可能性が高いため注意が必要です。”
 「イケメン保育士が贈る新米ママの成長記」の記事「うちの子「サイレントベビー」かも…と悩んでいるママへ」も脅し文句が並びます。
 ”(サイレント・ベビーは)もしかしたら乳児期の人見知りが生涯続くかもしれませんし、我慢・忍耐力が欠如し家庭内暴力に手を染める子供になるかもしれません。集団生活に馴染めなく、いじめや登校拒否の可能性も”
 BABYRINA(ベビリナ)の「サイレントベビーにしないための愛情たっぷりの子育て方法」はどうでしょう。
 ”自分が自分であることに自信を持てなかったり(自己肯定感が低い)、親から見放される不安が強くて、気を引くような異常行動ばかりを起こしたりする場合もあります。”
 怖いですね。ママズアップの記事「赤ちゃんが泣いても放置するとサイレントベビーの原因に」も同様です。

”サイレント・ベビーと言われた子が成長したら…
 自分に関心を持ってもらえなかったことから、自分に自信が持てず、大人しい子になったり、周囲に対しての興味がない、無気力、引きこもり…そんな風になってしまうのではないかと言われています。
 また、言葉の遅れなどから発達障害があらわれることもあるそうです。”
 これらの記事のように原典にないことを付け足すのがママサイトの特徴です。だんだん尾ヒレが長くなっていくのです。

スマホは悪者? 定番の書きぶり
 スマホを悪者にするのも定番。
 「イケメン保育士が贈る新米ママの成長記」では、
 ”スマホの普及もサイレントベビーを加速させる原因になっています”
と書いています。ママズアップ「スマホ見ながら授乳が赤ちゃんに与える影響」では、 脳にとって障害となるとまで踏み込みます。
 ”(ママが)無表情で目線がスマホにばかり行っている様子を見て、(赤ちゃんは)何を思うでしょうか。自分の呼びかけに応えてくれないことが続けば、意思を伝えることをしなくなります。これは心の問題だけではなく、乳児期にたくさん刺激を受けて発達するはずの『脳』にとっても、障害となるのです。笑わず、表情のない赤ちゃん…それが『サイレントベビー』です。”
 BabyNETの記事「スマホネグレクト|サイレントベビーにしないために」では、ママがスマホばかり見ていてアイコンタクトが取れないと、金属的な叫び声のような泣き方をするという話を紹介していますが、なぜかスマホ限定です。
 母が見ているのが本やテレビだったら金属的な叫び声ではないんでしょうか? 母親が他人と会話しているのだったら? 
 サイレント・ベビーを提唱した柳澤氏の本はもちろん、スマホがない時代に出版されたためスマホのせいとは言っていません。
 代わりに
 ”(待合室の)お母さんも子供もろくに話もせずに、ただじっとすわっているだけなのです。泣きもせずじっとおとなしくしている赤ちゃんを腕に抱き、雑誌を読みふけるお母さん。ポツンと椅子にすわって、不安な目で所在なげに周囲を見回している子供”
と書いています。

問題はそこじゃない 心配なのはお母さんの孤立や病気
 「近頃の若い母は」と若者を悪くいうのは、年長者の常。「サイレント・ベビー」について論文を書いていた他の医師も、雑誌やテレビを見る、見せることを育児の阻害要因だとしていましたが、私はそれよりも医療機関に子どもを連れてきた母が、なにもできずにぼーっとしている方が心配です。
 社会的に孤立していないか、経済的に困っていないか、産後うつの可能性はないかなどを聞かずに「子どもに対する愛情が不足している、かまってあげなさい」などと言うとしたらそちらの方が問題ではないでしょうか。
 ベビリナの前出記事では、
 ”サイレントベビーの赤ちゃんは、お部屋に一人きりになっても動じません。お利口にママの帰りを待っているのではありません。ママがいなくなったこと自体に、特に何も感じていないのです。満たされない気持ちをどこかにぶつけるようにして、異常なまでにタオルを噛んだり、ぬいぐるみに固執したりします。喃語や発話が遅れるケースもみられます。”
と書いています。母親がいないことを赤ちゃんが何も感じていないという本文とは裏腹にイメージ画像は「だって…ママに迷惑かけるから…泣かない…笑わない…」というコメントがついています。
 乳児がそんな高度な分析力と判断力を持っていることはありません。相手の表情から感情を読み取れるようになるのは3歳以降であることが、研究からわかってきています。
 また、不安を感じた時に何かを握ったり口に持って行ったりするのは自然でごく普通のこと。「異常なまでに固執する」のがどれほどなのかの説明なしに、同様の行動をする子どもを持つ親たちの不安を煽るような文章は書くべきではないと思います。
 数人の医師たちが書いているような生後5~6ヶ月になっても笑わない、声を出さない乳児がいたら、サイレント・ベビーよりもむしろ別の疾患がないか心配です。
 例えば甲状腺機能低下症、目や聞こえの異常はないでしょうか。出生後間もなく新生児室で行うスクリーニング検査でそういった内分泌・代謝性疾患や聴覚は検査を受けるはずですが、なにかおかしいと感じたらスマホ使用を控えるよりも小児科にかかりましょう。

母親に負担を負わせる言葉 女性による育児を神聖化?
 また柳澤氏は、母子関係こそ大事で母子の関係が薄くなるからおむつ替え、抱っこ、授乳、入浴も父親でなく母親がすべきだと前述の同書で言っています。
 ”(赤ちゃんの世話は)おばあちゃんで代用したり、お父さんにいつもお願いしてはなりません。
 双子の赤ちゃんには、お母さんは二倍の努力で話しかけねばなりません。
 のべつまくなし話しかけるのも逆効果
 (託児所などの)施設に預ける時には人一倍の気配りを(中略)必ずお母さんが迎えに行きます。
 育児のことには、人一倍神経を使わなければなりません。そうすることが、お母さんの罪ほろぼしだと思ってください。”

数多い育児グッズが心配だとし
 ”サイレント・ベビーの一因は育児グッズによる複合汚染にあるともいえます。”
 あまりに母親に負担を負わせすぎではないでしょうか。
 母の愛、手をかけることこそ至上として、女性による育児を神聖化しています。育児の負担を家族でシェアすることで軽減したり、便利な道具で効率化、近代化したりするのはいけないことでしょうか。
 苦労して育児をする女性を神聖化することとその苦労を、母親のみに強いてこき使うことの根源は同一だと感じます。
 サイレント・ベビーの発案は30年近く前ですが、実はその頃から両親共に働く家庭が増え、現在では共働き世帯の方が妻が専業主婦の家庭よりも2倍程度多くなっています。
 親の一方が仕事のみ、他方が仕事・家事・育児を担うのはあまりにもアンバランス。実際、父親が育児を「手伝う」のではなく、母親と同じように一緒に行う家庭も実際に増えています。
 サイレント・ベビーという一意見に惑わされて母親だけに子育てを任せるなら、日本の社会は立ち行かなくなるでしょう。家族の素敵なできごとも面倒も、両親で分かち合うことが子どもにとっても、ひいては社会全体にとってもより良いことではないでしょうか。