明日、ママがいない 批評まとめ

 水島宏明さんに質問です。法的名称である「児童養護施設」と全く異なる舞台設定であるドラマ「明日、ママがいない」の説明の中で、「児童養護施設」を何故、使用するのですか?

 児童福祉法や児童福祉施設最低基準で「児童養護施設」は定義づけられています。ドラマ「明日、ママがいない」の舞台は、その定義に全く当てはまりません。従いまして、児童養護施設でもない設定を児童養護施設と虚偽の説明をしていることに他なりません。
 世論に影響力のある水島宏明さんだからこそ、正確な文章を公開していただきたいと望みます。繰り返しますが、「児童養護施設」は、法律上の用語ですよ。
 「明日、ママがいない」公式ホームページの掲示板の中に、下記の書き込みがあります。

 「毎週、見ています。このドラマは、私に3万人以上の子供たちが児童養護施設で、心に暗い闇を持ちながら
生活しているという事実を教えてくれました。もっと多くも人が、このドラマを見て、今現在の事実を知ってほしいです。今夜10時からのドラマ楽しみにしています!!」

 この方は、「明日、ママがいない」の舞台が児童養護施設と誤解されています。この方の思いは純粋でとても素敵な書き込みですが、日本テレビが、間違った説明をしているために誤解が生じているのです。
 法律上の用語を誤った形で使用している事実は、視聴者の誤解曲解を速やかに修復する意味でも訂正が必要であると、水島宏明さんは、思いませんか。

下記のコメント欄に投稿しました。

日テレとフジで「取材」「監修」の深さが違う?「明日ママ」が批判され「僕のいた時間」が批判されない理由

 現在、全マスコミ、著名人が、「ドラマの舞台は児童養護施設」と断定的な表現をして記事をまとめています。実に憂慮すべき事態です。気づいていないのか、それとも、これまでの記事全てが「ドラマの舞台は児童養護施設」を前提に執筆しているため、誤りを認めることは、これまでの全記事に影響するので、それが、プライドとして許せないのだろうか。しかし、そういう問題ではない。間違いは正す、それが、文化人たる日本のマスコミの取るべき態度だと思いますが、みなさんは、どう思いますか。
 私たちは、子どもが間違った時、何が間違っているのかを教え、間違いを正すように支援すると思います。そこで、子どもは、間違いに気づき修正していくことによって成長していきます。このドラマは、そんな子どもたちにも観て欲しいと日本テレビは考えていると思いますが、行っていることは、教育的見地からも不誠実です。大人として、間違いは間違いと認め、修正していく姿勢を子どもたちに示すべきだと思います。マスコミの人々への影響力は大きく、だからこそ、成熟した大人としての姿勢が求められます。