8カ月長女に熱湯かけた疑いで23歳父親逮捕 妻へも暴力

FNNニュース 2014年2月24日

 東京・町田市で、生後8カ月の長女の顔に蛇口から熱湯をかけたとして、23歳の父親が逮捕された。本人のものとみられるツイッターには、娘に対する不満やいら立ちの言葉が残されていた。
 身柄を警察庁に送られる際、笑っているような表情を見せた男。21日、生後8カ月の長女への傷害の疑いで再逮捕された、東京・町田市の無職・佐藤哲也容疑者(23)。
 父親によるいたましい暴行は、1月29日の夜、妻の外出中、自宅アパートの風呂場で行われた。佐藤容疑者は、風呂場にある、およそ70度の熱湯が出る蛇口の下に、長女を抱えて行き、直接、長女の顔に熱湯をかけたという。長女の顔の皮は、やけどでめくれていたほか、全身から古いあざや、やけどの痕が見つかった。帰宅した妻が、佐藤容疑者を問い詰めると、「風呂に入れていて、顔を拭いたら皮がむけた」と話したという。
 佐藤容疑者は、妻にも暴力を振るっていたため、その2日後、妻は警察へ相談。
 佐藤容疑者は、妻への暴行容疑で逮捕された。
 近所の人は「普通の人だと思った。おとなしいお兄ちゃんだと」と話した。佐藤容疑者は、その妻との間に、3歳の長男と1歳の次男、そして生後8カ月の長女をもうけている。
 佐藤容疑者は、2013年5月、妻へのDV容疑で神奈川県警に逮捕されている。この時の夫婦間のトラブルは、子どもへの精神的虐待にあたるとして、児童相談所が問題視し、介入。佐藤容疑者に「DVはしません」と、誓約書を書かせた。そして一家は、佐藤容疑者の実家で暮らし始めた。神奈川県警の県北地域児童相談所の担当者は「仮釈放という形で出てこられて、また一緒に、家族そろって生活するような形をとりたいということで、大丈夫だという判断の下で、お預かりしていたお子さんをお返しして、生活に戻っていただいたと」と話した。
 佐藤容疑者の実家の近所の人は「会っても、たまにあいさつする程度。結構、暗いですね」と話した。その後、2013年11月、長男を実家に残したまま、佐藤容疑者と妻、そして次男と長女は、現場となったアパートで暮らし始めた。そして佐藤容疑者は、2013年末にアルバイトを辞め、それから、家でゲームばかりしていたという。
 妻が働く一方、自宅でゲーム三昧だったという佐藤容疑者。佐藤容疑者のものとみられるツイッターには、「また娘に泣かれた。どんだけパパ嫌なんだよ」、「娘がなかなか寝てくれんなぁ。ゲームする時間なくなるよ」などと書かれていた。このころから長女の体には、傷などが目立つようになってきたという。
 佐藤容疑者は、妻が問い詰めると「自分で転んだだけ」と話し、さらに、妻にも暴力を振るった。佐藤容疑者は「『なぜ働かないの?』と言われて切れた」と話した。神奈川県の児童相談所は、1月になって妻と連絡が取れたため、転居先の児童相談所へ、引き継ぎを進めていた。しかし事件は、そのさなかに起きてしまった。
 神奈川県警の県北地域児童相談所の担当者は「前日(事件当日)に大和市の方が訪問して、『子どもたちが元気でいた』と。ただ、『洋服全部脱がせて確認』とかは、できませんですけれども。父親が、子どもに『身体的に暴力を振るう』ということで把握していたわけではなかったので、なかなか想像しにくい、予測しにくいというのはあったと」と話した。
 佐藤容疑者は「顔に熱湯をかけたことは間違いない。長女がなつかなかった」と話し、容疑について、認める供述をしているという。

同居の小学女児の顔殴打 派遣社員の男を逮捕 静岡県警

産経新聞 2014年2月20日

 同居する小学3年生の女児(9)の顔を殴るなどの暴行を加えて顔面打撲のけがを負わせたとして、静岡中央署は20日、傷害の疑いで静岡市葵区の派遣社員、海野修司容疑者(39)を逮捕した。海野容疑者は「頭を1回殴っただけだ」と容疑を一部否認している。
 逮捕容疑は1月18日午後3時ごろ、自宅で同居する小学3年生の女児に対して足蹴りや顔を殴りつけるなどの暴行を加え、顔などに全治約2週間のけがを負わせたとされる。
 同署によると、女児は海野容疑者と同居している女性の連れ子で、同市児童相談所から同署に「けがを負っている子供がいる」と通報があった。

LINEで「死んでくれ」女性飛び降り…自殺教唆容疑で慶大生逮捕

スポニチアネックス 2014年2月22日

 交際中の女性に「死んでくれ」などと無料通信アプリLINE(ライン)でメッセージを送り、自殺をそそのかしたとして、警視庁三田署は21日までに、自殺教唆の疑いで川崎市中原区、慶応大3年の渡辺泰周(たいしゅう)容疑者(21)を逮捕した。
 逮捕容疑は、昨年11月8日午後6~8時ごろ、同じ大学で交際していた東京都港区の女性=当時(21)=にラインで「お願いだから死んでくれ」「生きてる価値ないよ」「手首切るより飛び降りれば死ねるじゃん」などと計7回のメッセージを送信し、自殺を決意させた疑い。
 女性はメッセージ受信後、「何でそんなひどいことを言うの」などと返信。翌9日午前5時ごろ、自宅マンションの8階ベランダから飛び降りて死亡した。三田署によると、渡辺容疑者は「メッセージを送ったことは間違いない」と供述し、容疑を認めている。
 女性は飛び降りる直前、友人に「死にたい」と話していた。家族宛ての遺書では渡辺容疑者に触れていなかったが、自殺2日後の11日、男性の声で、ツイッターに女性が自殺させられたことを示唆する書き込みがあるとの匿名の電話が三田署にあった。同署がラインの記録を調べたところ、女性を自殺に追い込むような文言が複数見つかったため、捜査していた。
 渡辺容疑者と女性は1年以上交際していた。同容疑者がメッセージを送る前日の昨年11月7日には、女性から別れ話を切り出していたという。

ラインを使った犯罪

 窃盗 13年9月、大阪府警はミニバイクを盗んだとして、防水工の少年(15)ら計9人を逮捕、男子中学生2人を補導し児童相談所に書類通告。摘発された11人は別々の学校に通うなど面識がない少年もいたが、ラインを通じて盗みに加わり、複数の実行グループをつくっていた。
 児童買春・ポルノ禁止法違反(製造) 長崎県警は13年10月、高校2年の女子生徒(17)にわいせつな写真を撮影させ、自分の携帯電話に送信させたとして無職の男(32)を逮捕。
 脅迫 14年2月、山梨県警は元交際相手の女性に殺害をほのめかすメッセージを送ったとして派遣社員の男(26)を逮捕。10代女性に「殺したくなってきた」「早めに殺しに行こう」などのメッセージを数回送信し、脅した疑い。