小学校勤務の元職員を起訴

OBS大分放送ニュース 2014年4月10日

 3月、大分市の小学校に勤務する非常勤職員の男が、女子児童にわいせつな行為をしたとして逮捕された事件で、大分地検は10日、強制わいせつの罪などで男を起訴しました。起訴されたのは大分市内の小学校に勤務していた元非常勤職員の男です。起訴状などによりますと、元職員は3月6日、自身が勤務していた小学校の校庭で低学年の女子児童に対し、体を触るなどのわいせつな行為をした上、その様子をスマートフォンで動画撮影した罪に問われています。大分地検は10日元職員を強制わいせつなどの罪で起訴しました。元職員は事件発覚後、大分市教委から出勤停止を指示されていましたが、3月26日付けで雇用期間が終了し退職しています。

臨時福祉給付金、子育て世帯臨時特例給付金…振り込め詐欺や個人情報詐取に注意

リセマム 2014年04月10日

 消費税増税に伴う「臨時福祉給付金」と「子育て世帯臨時特例給付金」について、厚生労働省は「振り込め詐欺」や「個人情報の詐取」への注意を呼びかけている。現時点はまだ申請受付の段階でないことから、個人情報の照会や手数料振込みの求めなどはあり得ないという。
 「臨時福祉給付金」と「子育て世帯臨時特例給付金」は、4月1日から消費税が8%に引き上げられたことに伴う臨時的な給付措置。「臨時福祉給付金」は平成26年度分の市町村民税(均等割)非課税世帯、「子育て世帯臨時特例給付金」は中学生以下の子どもがいる子育て世帯が主な対象。「臨時福祉給付金」では、支給対象者1人につき1万円(5,000円加算あり)、「子育て世帯臨時特例給付金」は対象児童1人につき1万円が、1回限り支給される。
 申請や支給手続きについては、各市町村において準備中の段階にあり、各自治体の準備が整い次第支給されることになっている。厚労省HPでは、「臨時福祉給付金」について「7月ごろから順次支給が開始されるものと見込まれる」としている。
 市町村や厚労省が「ATM操作」「給付金支給のための手数料振込み」を求めること絶対にないという。また、「個人情報の照会」も現時点で行うことはなく、「ATMを自分で操作して、他人からお金を振り込んでもらうこと」も絶対にできないとしている。
 厚労省では、具体的な申請方法などが決まり次第、速やかに広報するとし、市町村や厚労省などをかたる電話や郵便が来た際には、市町村や警察へ連絡するよう求めている。

「怒鳴らない子育て講座」 親子に着実な改善効果 神奈川・茅ケ崎

MSN産経ニュース 2014年4月10日

 子育て支援と児童虐待防止の対策として、神奈川県茅ケ崎市が全国に先駆けて導入したプログラム「怒鳴らない子育て練習講座」が着実に効果を挙げている。アンケートの結果、「子育てに自信がつく」と回答した数値が増加。同講座の受講者は約1400人に上り、市は受講者に対するフォローなども行いながら、子育て支援の改善につなげる。(川上朝栄)
 同講座は児童虐待防止のために米国で開発されたプログラムを基にしている。同市が平成22年度から導入したのを皮切りに、全国の自治体で同様のプログラムを取り入れる動きが広まっている。
 子供のしつけでは、「怒鳴る」のではなく、「ほめる」「説明する」といったことを基本に、講義やロールプレーイングを組み合わせる。1回2時間、全7回に分けて行い、対象者は3~12歳の子供を持つ保護者だ。
 具体的には、分かりやすいコミュニケーション▽効果的なほめ方▽自分自身をコントロールする教育法-などを学ぶ。子供が言うことを聞かないときに怒鳴っても、「子供は何で怒られたか分からないケースが多い」という。その場合、余計に子供が言うことを聞かなくなり、逆効果となることも多い。
 子供に対する接し方として、(1)「『着替えをしましょう』と言ったら『はい』と答えてきてほしいんだ」(2)「すぐ着替えたら幼稚園に行く前に遊ぶことができるでしょう」(3)「じゃあ一度やってみよう」-という順番で反復する。
 平成25年度に受講者らを対象に行ったアンケートでは「子供に分かる言葉を用いてしつけることができる」「感情的な表現を使わずにしつけることができる」といった問いに関し、独自にポイントを換算。子育てに関する親の行動を数値化した指標では、「自信を持って子育てを行うことができる」と回答した数値が受講前と比べて2割改善した。
 また、「子供の不安・抑うつ」について数値化した指標についても、受講前の3・8ポイントから2・1ポイントに減少するなど改善されたほか、落ち着きがないといった「子供の注意の問題の変化」の指標も3・8ポイントから2・8ポイントに下がるなど、子供の行動が良好に推移していることも分かった。
 一方、受講後しばらくすると、改善効果が停滞することも判明。「受講者に対するフォローも行っていきたい」(市こども育成相談課)と話している。

命の重み 生徒に届く授業

読売新聞 2014年4月10日

 高校生に、授業を通して生きていくすべを授けようと熱意を注ぐ家庭科教諭がいる。「肌身で感じたことは心の片隅に残り、いつか助けになる」と、自身のがん闘病も明かしてきた。師が生徒たちに伝えたいこととは――。
 3月3日、千葉県立土気とけ高校(千葉市)。8キロの小麦粉入りリュックをおなかで抱え、生徒たちが階段を上り下りする。「膝が痛い」「こんなにつらいの?」。にぎやかな声が響く中、教諭の中村秀子さん(55)は言った。「あなたたちのお母さんは臨月の頃、毎日がこうだったのよ」
 小麦粉は後日、調理実習で砂糖とサラダ油を加え、香ばしいマフィンになる。薄味の乳児用菓子と食べ比べをさせ、「高カロリーの大人のおやつを乳児にあげてはいけない理由が分かるでしょう」と諭した。
 家庭科の教科書には保育や高齢化社会などの項目もある。「自立を助け、生きるってこういうことだと教えられる科目」と中村さん。性感染症や児童虐待など身近に潜む社会問題も盛り込み、命について考えさせる。
 年度末の授業では、さらに特別な話をする。11年前に患った乳がんのことだ。再発の恐怖、闘病中に大学院進学を果たしたこと……。「自分の体に関心を持とう」「2人に1人ががんになる時代。家族にも『検診を受けて』と勧めてください」と訴え、がんが身近な病気であることを生徒たちの心に刻み込む。
 「衝撃だった。人生観が変わった」「つらくても命を投げ出さないようにする」「強い心を持ちたい」――。ぎっしり書き込まれた感想文は、師の言葉がしっかりと届いている証しだ。
 中村さんに「一つでも心に残るような教えを」と決意させた出来事がある。左胸のしこりを自分で見つけた時のこと。硬くて動かない感触は、以前、悪性のしこりの感触を体験できる、乳房をかたどった模型「乳がん触診モデル」で触れたものと同じだった。おかげで早期発見でき「体験に勝るものはない」と確信した。
 すぐ行動に移した。2007年1月、乳がん患者会「ねむの会」(千葉県八千代市)の協力を得て、当時勤めていた高校で、がんを学ぶ課外授業をした。体験を伝え、国が12年に策定した第2次がん対策推進基本計画にもある「子どもへのがん教育」を先取りする形で取り組んできた。
 昨年11月、3年生の課外授業。中村さんがマイクを握ると、水を打ったように静まり返った。
 「若くして乳がんになる人もいる。大丈夫と決めつけてはダメ」「男子の皆さんは、大切な人の乳がんを見つけてあげてください。男性の乳がんがあることも忘れないで」
 そして「これが私の命を救ってくれたものよ」と、全生徒に、模型でしこりの感触を確かめさせた。
 悩み多き思春期。親に言えないこともあるだろう。将来、壁にぶち当たったり、心身に不安を抱えたりするかもしれない。社会を見渡すと、未成年の妊娠や中絶、自殺など問題が渦巻く。だからこそ、中村さんは折に触れて伝える。
 「一人で悩まない。困った時は相談すること。今も、卒業してからも先生はあなたたちの味方なのだから、いつでも訪ねて来なさい」(佐々木栄)
 乳がん触診モデル 乳がんのしこりの感触を、手で触れて体験できる模型。机に置くタイプや、実物大のものを装着して自己触診に近い形で学べるタイプがある。悪性と良性のしこりを比較できるものも。乳がん検診の啓発用に企業の健康保険組合や患者会、保険会社などが購入しているほか、医師会や看護学校が触診技術向上に活用するケースもある。

人見知りでも大丈夫! 児童館でママ友をつくるコツ5つ

パピマミ 2014年04月10日

【ママからのご相談】
 すごく人見知りなのですが、頑張ってママ友を作ろうと児童館デビューしました。でも何だかみんな初めから仲良しみたいで、輪に入れず……。話しかけてもらうのを待ってるだけじゃダメだとは分かっていても難しいです。

A.“話しかけられやすい”人になりましょう。

 ご相談ありがとうございます。ママライターのumeです。
 もう、ある程度グループや顔見知りのママ友ができているところに、1人で入っていくのは勇気が要りますよね。私もどちらかというと人見知りをするタイプなので、お気持ちは良く分かります。積極的で明るいママさんを見て落ち込むことも……。
  自分から話しかけるのがママ友を作る近道ですが、簡単にできないからこそ悩んでしまいますよね。今回は、話しかけられやすいきっかけ作りのテクニックをご紹介します。

(1)人が少ない朝イチの時間帯を狙う
 児童館で会うママ友さん同士は、外ではなく、児童館待ち合わせが多いようです。であれば、グループで固まってしまう前の朝イチがチャンス! 話し相手を探している状態なら、隣で子供と遊んでいるだけで、話しかけてくれる可能性が上がります。

(2)同じ曜日・時間帯に出没して顔を売る
 朝イチはバタバタしていて難しい……。そんな場合は、自分の中で“おけいこ事”のように、児童館に行く曜日と時間帯を設定しましょう。
 他のママさんも、だいたい行くパターンが決まっています。何度も顔を合わせることで、自然と顔なじみのような関係を築けるはず。

(3)ペアルックなど可愛いファッションで目を引く
 向こうも話しかけようと思ってくれていても、何かきっかけがあればよりスムーズに。
 ペアルックや、耳付きフード、名前のパッチワークなど、可愛いファッションがおすすめです。ちなみに私の場合ペアルックで行くと、かなりの高確率で色々な人に話しかけられます☆

(4)児童館のスタッフさんに相談する
 スタッフさんは、まんべんなく遊びに来ている親子に話しかけてくれますよね。
 その時に思い切って相談してみてはいかがでしょうか? ママ友さんグループに紹介してくれたりと、きっと力になってくれると思いますよ。

(5)子供同士でおもちゃを「どうぞ」する
 子供同士が仲良くなれば、ママさんとも話すきっかけに。
 自分の子供が遊んでいるおもちゃを欲しそうにしているお子さんがいたら、「お友達にどうぞしてね」と話しかけてあげてみてください。

一度話してしまえば、実はすぐに打ち解けられるもの。
  最初のきっかけ作りとして、お役に立ててみて下さいね。

【参考リンク】
・どこにあるの? 児童館 児童館・児童クラブの情報サイト コドモネクスト