横浜市 住民税、6月分から増税 年1,000円 市債の償還財源に

タウンニュース 2014年6月26日

2014年度から10年間、個人の住民税が年間1000円増税される。地方税法の臨時特例法の施行に伴うもので6月徴収分から対象。内訳は市民税と県民税が500円ずつとなり、横浜市では約9億円の増収を見込む。使途は、区庁舎や保育所、市立学校の耐震化事業などに使われた市債の償還財源に充てられる。
個人住民税の増税は、緊急防災や減災事業などの財源確保が目的。横浜市は、国の法律施行に応じて12年9月の市会で市税条例の一部改正を可決、個人市民税の増税を決めた。
今回増税されるのは、市民税と県民税の均等割部分。現在、市民税の均等割額は年3900円で、500円引き上げられ4400円に。同様に県民税は年1300円が1800円。結果、横浜市民は、均等割額が年間で6200円となる。

9億円の増収
今年度の納付は6月開始のため、「住民税(県民税+市民税)」の徴収事務を担う横浜市では、増税について納税通知書にチラシを同封、広報紙やホームページなどで周知を行っている。
市税制課では、今回の市民税引き上げにより年約9億円の増収を見込む。また退職所得に係る10%税額控除廃止(13年1月1日以降)による増収分(年約3億円)も、国の税制措置により10年間、震災対策の財源とすることになったため、年12億、10年間で約120億円の震災対策財源を確保できることになった。
県税制企画課では、均等割増税で年約22億円、また退職所得10%税額控除廃止で約6億円を見込み、市同様に震災対策財源として県全体で年約28億円の税収確保を試算する。
横浜市では、以前から震災対策事業を進めており、すでに区庁舎や保育所、市立学校をはじめ児童福祉施設や障害者施設、歩道橋などの耐震化、津波警報伝達システム整備事業などを実施。増税などで確保する約120億円は、これら震災対策事業(2012〜15年度・926億円)に充てる市債(764億円)の償還財源の一部となる。
県は今回確保する震災対策財源の主な使途について、単年度ごとに決定する。今年度は、災害救助用の備蓄物資整備、警察署や学校の耐震化、地震被害想定事業など25億円規模の事業に充てる。

隣接地に児童養護施設 横浜市が整備検討 県の「中里学園」廃止

カナロコ by 神奈川新聞 2014年6月25日

県が2016年度末の廃止方針を決めている児童養護施設「中里学園」(横浜市青葉区)の隣接地に、横浜市が新たな児童養護施設の整備を検討していることが24日、分かった。隣接地は同学園の職員寮跡地(約3千平方メートル)で、実現すれば約70年間にわたり培われてきた地域との結び付きが継承されそうだ。
同日の県議会本会議で、自民党の敷田博昭氏(都筑区)の一般質問に中島栄一総務局長が明らかにした。
中島総務局長は「中里学園が築いた地域やボランティアの方々との協力関係を生かし、市内の子どもを中に受け入れることは県としても有意義」と述べ、同市と児童養護施設整備に向けた話し合いを進めると説明した。職員寮跡地の利活用方針が決まっていない中、横浜市側が新たな児童養護施設を整備したい意向を伝えてきた。
1946年に開設した中里学園は、児童自立支援拠点として再編されて2017年度に平塚市に移転する予定。県教育委員会は跡地に特別支援学校を整備する計画を進めている。
一方、同学園がなくなると、横浜市北部・東部方面の児童養護施設が1カ所になることから、同市は新たな児童養護施設の整備を検討する考えを示していた。
また、桐谷次郎教育長は同日、県教委が中里学園跡地に整備する特別支援学校について、20年4月の開校を目指すことを明らかにした。

中1飛び降りの原因は「ウイルス性脳症の異常行動」だった…成人の発症例も

産経新聞 2014年6月25日

兵庫県三木市の市立緑が丘中学校で今年1月、1年生の男子生徒=当時(12)=が校舎4階から転落し、死亡した。当初、いじめを苦にした自殺の可能性も考えられたが、市教委が設置した第三者による事故調査委員会は6月、転落の原因を「インフルエンザなどウイルス性疾患の脳症による異常行動が原因」と結論づけた。40度以上の高熱で脳が炎症を起こし、突発的に4階教室の窓から飛び降りたとみられる、ということだ。抗インフルエンザ薬による子供の異常行動はこれまでも指摘されてきたが、今回の場合、インフルエンザは男子生徒の体にどのような変化をもたらしたのか。(前川康二)

全校調査では「いじめ」の可能性が
事故は今年1月9日午前10時50分ごろに起きた。
男子生徒が校庭にうつぶせで倒れているのを、男性教諭が発見。男子生徒はすぐに病院に搬送されたが、全身を強く打っており、約1時間後に死亡した。
市教委などによると、男子生徒は2時間目の体育の授業で行われた約3キロの長距離走で最後に帰ってきた。ふらついた様子が見られ、体調がよくないと感じた体育担当の男性教諭は男子生徒に保健室で休むよう促した。
だが、男子生徒は保健室には行かず、4階にある自分の教室に戻った。3時間目は音楽の授業だったため、クラスメートは音楽室に向かい、男子生徒は1人で教室に残った。そして、窓に設置された高さ約50センチの転落防止用柵を乗り越え、教室の窓から転落した。
男子生徒は、身長約170センチ、体重約100キロと中学1年にしては大柄だった。男子生徒の転落死の後、市教委が全校生徒を対象に行ったアンケートの結果、同級生から体形を冷やかされていたとの記述もあった。
このため、いじめを苦にした自殺も疑われることになり、市教委は原因究明を行うため、教育関係者や弁護士ら第三者による事故調査委員会を設置した。

直前の異常行動
調査委が調査を進めるに従って、転落する直前の男子生徒の異様な言動が明らかになっていった。
男子生徒は、体育の授業の後、保健室に行くよう促されたが、保健室とは違う方向にある体育館の裏をわざわざ通って教室に戻った。いつの間にか体操服は泥だらけで、教室に向かう途中、すれ違った上級生にそれを指摘されると、「気がついたらこうなっていた」と話していた。また、教室に戻った際、上履きを履かず、靴下のままの姿で小刻みに震えていたという。
意味不明な言動や体の震え-。転落直前の男子生徒の様子について、調査委のメンバーで小児科医の山辺ゆかりさんは「インフルエンザ脳症の症状に酷似している」と指摘する。

インフルエンザが引き起こす異常行動
インフルエンザに罹患(りかん)し、ウイルスによって脳症になると、うわごとを言ったり、突然走り出すなど異常な行動をとるケースがあるという。
厚生労働省の統計によると、インフルエンザによるとみられる異常行動は平成18~24年度、858件確認された。このうち飛び降りたり、突然走り出すなど重大な事案が発生しかねない異常行動は441件報告されている。
こうした異常行動は、9歳ごろをピークに3~15歳で発生する傾向にあるが、成人の異常行動が確認された例もある。
今年4月20日、愛知県一宮市の名神高速道路で、60代の男性運転手が運転する観光バスが突然中央分離帯を破って反対車線を逆走し、反対車線の8台と衝突し13人にけがを負わせた。
運転手は「事故当時、インフルエンザにかかっていた」と供述したという。
今回の男子生徒を司法解剖したところ、約5時間後も39度以上の高熱があり、血中の白血球が約1・5倍、リンパ球が約2倍にそれぞれ増加していた。また、脳が大きく腫れていた。この結果、調査委は事故直前の異常行動と合わせて男子生徒がインフルエンザ脳症にかかっていた可能性が高いと判断した。

インフルエンザにかかった子供は1人にしない
国内のインフルエンザ感染者数は年間1千万人にのぼるとされる。このうち、異常行動が確認されるのはごくわずかだ。
ただ、異常行動の約8割は発熱後2日以内に起きており、厚労省は「インフルエンザと診断された場合、未成年者に対しては少なくとも2日間、1人にならないよう配慮することが重要」と注意を呼びかけている。
調査委から調査結果の報告を受けた男子生徒の母親は「自殺ではないことが分かってよかったが、体調の悪い生徒への対処方法など学校側の安全管理には疑問が残る。このような事故が2度と起きないよう、インフルエンザの恐ろしさを訴えていきたい」と話している。

<部活死亡>「AED使わなかった」両親が大学側に賠償請求

毎日新聞 2014年6月25日

大阪体育大(大阪府熊取町)のサッカー部員が練習中に倒れその後死亡したのは、自動体外式除細動器(AED)で蘇生処置されなかったためとして、部員の両親が大学側を相手取り、約7800万円の賠償を求める訴えを大阪地裁堺支部に起こした。普及が進むAEDを巡り、スポーツ専門である体育大学の指導側の責任が司法で争われるのは異例だ。
原告は、サッカー部員だった那須正雄さん(当時20歳)の両親=堺市。被告は大学を運営する学校法人「浪商学園」(大阪府熊取町)。提訴は23日付。
訴えによると、那須さんは今年3月3日朝、大体大サッカー場での練習に参加、ランニングと休憩を繰り返した後の午前9時31分ごろ、突然座り込み、過呼吸などの症状が出た。33分ごろ、学生トレーナーが救急車を要請。那須さんの意識や脈拍は下がり始めた。37分ごろ、トレーナーは心臓マッサージをした。
43分ごろ、部のヘッドコーチが駆け付け、心臓マッサージの継続を指示した。同じ頃、約40メートル先に設置されていたAEDを部員が持ってきた。44分ごろに救急車が到着、救急隊員はAEDを使った後、病院に搬送した。
那須さんは4日後、脳に酸素が届かなくなる障害(蘇生後脳症)のため病院で死亡した。倒れた際、心臓の心室が震えて血液を送り出せなくなる心室細動(心停止状態)になったとみられる。
両親側は「電気ショックが1分でも遅れると救命率は下がる。すぐにAEDで電気ショックを与えていれば救命できた可能性が高い」と指摘。スポーツ専門の教育機関なのに、ヘッドコーチらにAEDの使用の必要性を周知させていなかった大学側には監督責任があると訴えている。
浪商学園法人本部は取材に「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。【服部陽】

◇AED
心室細動で心停止状態になった時、電気ショックを与えて正常に戻す機器。使い方を音声で指示し、電気ショックが必要か自動で判断する。2004年7月の厚生労働省の通知で、医療従事者以外でも使えるようになった。

「性交渉で運気アップ」占い師装い少女に淫行 39歳会社員を逮捕

産経新聞 2014年6月25日

神奈川県警鶴見署などは25日、児童福祉法(淫行させる行為)違反容疑で、相模原市緑区の会社員、小山秀男容疑者(39)を逮捕した。
逮捕容疑は、5月16日午前2時25分ごろから同4時ごろまでの間、川崎市川崎区のホテルで、横浜市の中学2年の女子生徒(13)にみだらな行為をさせたとしている。「ホテルで会って話をしたが性交渉はしていない」と容疑を否認しているという。
同署によると、小山容疑者は同月14日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて女子生徒に「助けてほしいというメッセージを感じ取ります」などとメッセージを送信。占い師を装って女子生徒と会い、「運気を上げないといつまでも悩みは解決しない。性交渉すると運気が上がる」と話したという。同月22日に女子生徒と母親から相談を受け、同署が捜査していた。

W杯現地観戦組“感染者”が語るデング熱の恐怖「感染するかどうかは運次第…」

週刊SPA! 2014年6月25日

連日の熱を帯びるブラジルワールドカップ。「現地で観戦してきた」というサポーターが身近にいるという人は少なくないことだろう。実際、記者自身、こんなに多くのサポーターが地球の裏側までわざわざやってくるとは、と驚いている。
日本のTV観戦組にとっては、彼らが持ち帰るワールドカップ談義が興味深いだろうが、ちょっと待ってほしい。彼らが持ってきているかもしれない感染症・デング熱にかかる可能性があるのだ。

デング熱は蚊を媒介として人から人へ感染する
厚生労働省によるとデング熱の潜伏期間は2~15日、「ウイルスに感染した患者の血を吸った蚊(日本に広く分布するヒトスジシマカを含む)が、他者を吸血することでウイルス感染する」としている。
つまり、ブラジルのレシフェやナタールなどでデング熱のウイルスを持ったまま気づかずに帰国している日本人サポーターがいる可能性が高いのだ。

感染者が語るデング熱の症状とは?
実際に今大会中にブラジル国内でデング熱に感染した今西さんは話す。
「マナウスで感染したようで、2週間後に発症しました。旅行保険会社に連絡をしたら、日本戦のあるレシフェに提携病院があるということで行きました。症状は基本的に風邪のようなものです。40℃近い高熱とダルさ、そして節々の痛みがきつかったです。喉や鼻水は正常でしたね。とにかく、それまで何でもなかったのが急におかしくなりました」
今西さんが話すように、本当に感染していても兆候がないまま急に発症するようだ。
「抗生物質と熱さまし、それから胃薬を処方されました。食欲不振と湿疹、発症から一週間が経ちましたが、今も少しダルさがあって、ちょっとだけ視野が霞んでいます」

レシフェの病院で医者から言われたこと
「デング熱は交通事故にあうようなものだと言われました。つまり、防ぎようがない。運が悪かったと思うしかないようです。実際、僕も虫除けスプレーなどの対策は講じていたのですが……」
一節には、デング熱は2度感染すると死にいたるとも言われているが。
「僕がブラジルで診てもらった日本人医師は、2度感染したら死にいたるなんてことはないと言っていました。特にブラジルのデング熱は弱いので問題ないそうです。比較的症状が重くなるのは、アジアやアフリカのもののようですよ。医師から言われた注意点ですか? とにかく蚊に刺されないよう努力するしかないようですね。努力しても感染する僕みたいな人間もいるわけですが」
感染するかどうかは運次第……。今年の夏は例年より一層蚊に気をつける必要があるのかもしれない。 <取材・文・撮影/遠藤由次郎>

安倍政権「女性が輝く日本」は主婦を働かせようキャンペーン

NEWS ポストセブン 2014年6月25日

かつて「金の卵」と呼ばれたのは、中学や高校を出て集団就職列車で上京し、工場のブルーカラーとなって日本の高度成長を支えた若者たちだった。
そしていま、少子化による若年労働者不足に苦しむ経済界が“新たな金の卵”として注目しているのが女性、とくに専業主婦である。安倍政権は「女性が輝く日本」を成長戦略の柱に据え、2020年までに企業の役員や管理職など社会の指導的立場で活躍する女性の割合を30%にするという目標を掲げた。
しかし、そんなきれいごとを額面通りに受け取る者はいない。企業が欲しがっているのは管理職でも役員でもなく、明らかに目先の安価な労働力だからである。経済ジャーナリストの荻原博子氏の指摘は鋭い。
「女性の社会進出を促すと言っても、そもそも専業主婦がバリバリ働くキャリアウーマンになりたいと思っているのでしょうか。パート主婦の多くは、収入が足りないから働こうという意識の人がほとんどでしょう。
しかも、雇用や企業が増えるわけでもないのに女性管理職を増やそうとすれば、結局はお父さんからポストを奪うことになる。そうなると一体、誰のための政策なのか。政策的にも矛盾しており、後先をしっかり考えてから打ち出したとは到底思えません」
それでも安倍政権が「女性の社会進出」に力を入れる裏の狙いは2つある。
政治的には、年金財政の負担を軽くするためだ。現在、保険料を支払わなくても年金を受給できる「第3号被保険者」の専業主婦が約1000万人いる。実際には専業主婦の分の保険料はサラリーマンの夫の保険料から払われているのだが、政府は保険料収入を増やすために、3号主婦を働かせて給料から保険料の二重取りをしたい。
厚生労働省がさる6月3日に発表した年金再計算でも、自公政権が“100年安心”の根拠として約束した現役時代の収入の50%の年金額を維持するには、現在4割台の女性の就業率を8割以上に高めることが必要だとされている。
そして専業主婦の社会進出は、「安価な労働力が欲しい」という2番目の財界のニーズとピタリ一致する。
かくして「女性が輝く日本」というキャッチフレーズで、政治家、官僚、財界、メディアあげての“専業主婦を家庭から追い出して働かせよう”キャンペーンが始まったのである。
※週刊ポスト2014年7月4日号

能力を最大限に発揮するには

日経ウーマンオンライン(日経ヘルス) 2014年6月26日

「昨夜は、眠れたかな?」と頭の中を思い巡らせるとき、多くの場合は自分の物差しで測りますが、「眠れているどうか」を測るときの目安は、朝、「あー、よく寝た!」と気持ちよく目覚めることができるかどうかです。

朝、スッキリ起きて日中眠気を感じないことが大切なのです。
1日の中で、例えば、パソコン業務や人間関係への気遣い、難題・難問への対応、そして、帰宅してからもインターネットや携帯からあふれる情報など、疲労の種類もさまざま。
・身体のだるさ
・眼の疲れ
・肩の凝り
・腰の痛み
・頭重感  など
特に身体より脳を使うことが圧倒的に多い! と感じている方には、「脳の休息=睡眠」が必要です。
11年ぶりに改正された厚生労働省の健康の身体つくりのための睡眠指針によると、年齢による睡眠時間は、

10歳前後   8時間以上
25歳    約7時間
45歳    約6.5時間
65歳    約6時間

と言われています。個人差はありますが、6~8時間は必要なのです。
読者のみなさんは、年齢に見合った睡眠時間はとれていますか? 時間も足りなくて、質も悪い状態が続くと、この先が心配です。是非、この機会に睡眠の質を向上すること、つまり、睡眠力を鍛えることに取り組んでみましょう。
では、質の高い睡眠を手に入れるには、何が重要なのでしょうか。
それは、ずばりベッドに入ったときに、いかに身体の芯からリラックスができているかどうかです。そのためには、
(1)リラックスした状態を自分でしっかりと感じること・知ること
(2)自分に必要なスキルを手に入れること
(3)それを自在に使いこなすこと
が必要です。前回は、セルフモニタリング(自己観察)を感じることがまず重要で、これが案外できていないので、感じることを体感しましょう、とお伝えしましたが、それは、つまり生きるための本能を鍛えることにもつながります。
大げさなようですが、あまりにスピード社会、デジタル社会になりすぎて、個人の生きる力が弱まっているように感じます。今回は、その力を育てるためのスキルを1部抜粋してお伝えしたいと思います。

深い眠りに誘うスペシャルなスキル「リラックスストレッチ」
短時間でシュッと集中することも能力ですが、短時間でユルッと緩むことも実は能力なんです。
もちろん仕事中に緩むことなんてありえない! ですよね。
でも、実際には1日を考えると交感神経が優位になりすぎているのが現状です。その状態を続けていると、いつかはボンと自爆します。
高く飛ぶためには、一瞬しゃがみます。瞬間にユルっと緩む方法を手に入れて、さらに集中力を高め、自在にコントロールすることを目指してレッスンします。

【実践編】リラックスストレッチで緩みましょう
普段意識しないうちに緊張している、その不随意の緊張は自分ではなかなか取りにくいものです。
筋肉の緊張状態は身体へは、肩こりや腰痛などに現れ、こころには、不安、イライラ、落ち着かないなどの状態を生み、あなたの睡眠の邪魔をしていることがあります。
その必要のない不随意の緊張を抜いていきましょう。
リラックスストレッチとは、緊張を解いてリラックスする感覚を養うための方法で、力を入れて、抜くだけでできる1セット90秒ほどのとても簡単なストレッチです。
会社でイスに座ってできるリラックスストレッチ

<手順>
(やり方) 5秒間力を入れて、10秒間抜く
(順番)右足 → 左足 → 右手 → 左手 → 顔 → 肩 → 全身
1.ゆったりとイスに座ります。
できればメガネは外し、目を閉じます。
2.右足の力を5秒入れ、一気に力を抜いて10秒間リラックスを感じます。
3.同様に、左足、右手・左手、肩、顔、全身の順に行います。全身を同時に行うときには、お尻(肛門周辺)にも力を入れます。

<ポイント>
◇70%程度の力で大丈夫です。
◇力が抜けた(リラックスした)感覚を部位ごとに味わうことが大事です。
◇1セットを3回おこなってみてください。
◇呼吸は普段通りにします。

上記は、座ったバージョンですが、質の高い睡眠のためには、夜、ベッドに入った時にいかに力が抜けているかがポイントです。寝る状態で仰向けでも取り組んでみてください!
その場合でも3回は行うことをおすすめします。寝つきに時間がかかる方に、特に効果的です。寝付けなかった方が最後までいく途中で眠ってしまうこともよく聞きます。
ただし、どんな方法もすべての方にあうとは限りません。今後もいろいろとご紹介させて頂きますので、ご自分に合う方法を見つけて頂けたらうれしいです。
毎週月曜は、心療内科内にてメンタル疾患で休職者の方が再発しないようにリラクゼーションの講座を担当していますが、今週も、このリラックスストレッチで、トレーニングしました。
緩むことを学ぶことで、集中力を高めるためのレッスンでもあります。また、普段何もしていないのに疲れるという方は、もしかしてこの不随意の緊張のせいかもしれません。ぜひ、お試しください。
次回は、睡眠力を鍛えるための“あしうらセラピー”お伝えさせて頂きます。どうぞ、楽しみにしていてください。
ありがとうございます。今夜もぐっすり眠れますように…