草加3歳女児暴行 傷害致死で捜査

埼玉新聞 2014年6月29日

草加市のアパートで3歳の女児が暴行を受けた後に死亡した事件で、女児の死因は左側頭部の急性硬膜下血腫だったことが28日、草加署への取材で分かった。同署は暴行容疑で逮捕した母親の無職福島麻里子容疑者(32)の容疑を傷害致死に切り替え、29日にさいたま地検に送検する。市や県などによると、女児の体に日常的な虐待が疑われる傷などはなく、これまでに児童相談所や警察に虐待の通報はなかった。
同署によると、27日午前10時半ごろ、草加市草加3丁目のアパートで、福島容疑者が長女の舞風ちゃんを押し倒し転倒させる暴行を加えたという。同容疑者が「子どもを押し倒したらけいれんした」と119番。駆け付けた救急隊員が市内の病院に搬送したが、約4時間後、舞風ちゃんの死亡が確認された。
福島容疑者は派遣社員の夫(33)と舞風ちゃんの3人暮らし。夫は27日朝から仕事で不在だった。舞風ちゃんは夫の連れ子で、2人は昨年春に結婚。舞風ちゃんは夫の両親と市外で暮らしていたが、今年3月から草加のアパートで3人暮らしを始めたという。
福島容疑者は暴行容疑について「いらいらして手で払った」と認めているという。同署で暴行を振るった経緯などについて調べている。
市によると、福島容疑者は今年3月、「娘の発達について悩みがある」と市の保健センターを訪問。市の子育て支援センターで、ケースワーカーや家庭児童相談員、医師らが対応した。事件発生直前の24日、小児科医が舞風ちゃんを診たが、あざなど暴行されたような痕はなかったという。県などによると、これまでに市や県の児童相談所、警察にも虐待の通報はなかった。

「子育て熱心なお母さん」
草加市のアパートで女児が母親に暴行された後に死亡した事件。3歳の小さな命が奪われた痛ましい事件に、近所の住民や関係者は「かわいそうに」「ただただ悲しい」と話した。
現場は東武スカイツリーライン松原団地駅から南西に約1・1キロの閑静な住宅街。事件のあったアパートは住人の入れ替わりが激しく、福島麻里子容疑者らは、近所付き合いがほとんどなかった。
近所の主婦(41)は今年の春頃から、女の子の泣き声と母親が叱る声を度々耳にしていたという。「とても厳しいお母さんで、子どもに対する叱り方ではなかった。大丈夫かなと心配していた」。別の自営業女性(44)は「何でお母さんがそんなことを。かわいそうに」と話した。
死亡した舞風ちゃんが通う幼稚園の男性園長は「いつも元気いっぱいに遊んでいたのに」と言葉を詰まらせた。福島容疑者は毎月行われる相談会に欠かさず顔を出しており、「子育てに熱心なお母さんだった」と振り返った。
今月初旬には、福島容疑者と夫がそろって保育参観に出席していた。幼稚園側は、同容疑者が育児に悩んでいる様子や舞風ちゃんの異変を確認していないという。園長は「どこにでもいる親子だったのでびっくりしている。ただただ悲しい」と話していた。

ギャンブルがもたらした影響の把握が急務ではないか

エコノミックニュース 2014年6月29日

カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の整備を政府に促す推進法案が国会で議論される。臨時国会で本格的に審議が行われる模様で、年内の法案成立が見込まれている。IRとは何か。合法のカジノを核にして、その周辺にホテル、展示場などのコンベンション施設、ショッピングモール、劇場や遊園地などのエンタテイメント施設、文化的施設、医療・健康関連施設等を併設した「複合型」の観光・集客・商業施設のことを言う。
電通 などが実施した意識調査によると、IRについての国内居住者の認知率は71.8%で、国内居住者の61.2%がIRの導入に、賛成(どちらかといえば賛成を含む)の意向を示した。日経ビジネス オンラインの読者で世帯年収500万円以上の国内外約1,400人を対象にした調査であることはおいておいても、非常に期待を持たれている模様だ。自治体も誘致に熱心であり、カジノを誘致しようとしている自治体は東京都、大阪府、横浜市、千葉県、沖縄県、北海道、徳島県、秋田県、佐世保市、宮崎市、熱海市などがあげられる。関連企業も含め、雇用創出、観光客の増加、カジノ収益に期待をかけている。海外の企業も虎視眈々と進出を狙っている。
日本の刑法は全ての賭博行為を禁止している。そのため、特別立法で競馬、競輪、ボートレース、宝くじなどをこれまで認めてきた。多くの人がその恩恵を得ているが、カジノのもたらす悪影響を懸念する声は根強い。中でも、ギャンブル依存症である。ギャンブル依存症とはギャンブルをしたいという強い欲求があり、経済・職業などに悪い結果をもたらすほどの状態だ。さらに、本人の周囲も困っている状況も含まれる。全国規模の調査は少なく、厚生労働省の厚生労働科学研究(2009年度版)によると男性の10%弱、女性の2%弱がギャンブル依存であることがわかっている。カジノ推進派の岩屋衆議院議員は、「これまでのギャンブル依存症に対する調査、対策は不十分だった」との認識を示している。なぜギャンブル依存症数の正確な把握を今まで行われてこなかった理由を明らかにしてもらいたいものだ。その上でカジノの是非を論じるべきではないだろうか。(編集担当:久保田雄城)

淫行男逮捕 ネット上にウヨウヨ「ニセ占い師」のエロ行為

日刊ゲンダイ 2014年06月29日

「セックスをすれば運気が上がる」と言って少女に悪さをした男が神奈川県警に逮捕された。児童福祉法違反(淫行させる行為)で捕まったのは相模原市の会社員、小山秀男容疑者(39)。5月半ば、SNSで知り合った横浜市の中2少女(13)に「助けてほしいというメッセージを感じ取ります」と送信。占い師になりすまして少女と会い、ホテルに連れ込んだ。
「小山は少女に“運気を上げないといつまでも悩みは解決しない。性交渉すると運気が上がる”ともちかけ、みだらな行為をさせたのです。本人は“ホテルで会って話をしたが性交渉はしていない”と否定しているものの、警察は淫行したとみています」(捜査事情通)
ネット上にはHPを開設してカモを待ち受ける自称占い師がたくさんいる。彼らの口車に乗せられ、肉体をもてあそばれる女性は少なくない。
「占いは宗教と同じ。女性は自分の性格などを言い当てられるうちに相手を立派な占い師と信じてしまいます」とは占いの実態に詳しいジャーナリストの神村雪雄氏だ。
「よく聞くのが男が女のふりをしてメールで悩みを聞く“ネカマ占い師”。相談者の女性から直接占って欲しいと求められると<実は私は男>と正体を明かすが、すでに女性は相手を妄信し、<それでも会いたい>となる。そうなったら思うつぼ。<キミの体に密着したもので幸せを祈願してあげる>と、生パンティーをコレクションしている男がいます」
大胆な占い師は「運気のツボは膣にある。膣から幸運を引き出さなければならない」と持ちかける。その際、「今日はそこまでしない」と引くと、女性は「今日、運を引き出してください」と指入れを頼んでくるという。
「<陰毛で幸福度が分かる>と持ちかけて下半身の写真を送らせ、<ひし形のヘアは男を食い殺す。私がハート形にしてあげよう>と陰毛を剃って楽しむ占い師もいます。中には<精液は最高の幸福エネルギー>と中出しするワルもいますよ」(神村雪雄氏)
「気功術もできる」を売りにした占い師もいて、「体のゆがみを取る」と言って女体を愛撫する。ほとんどの女性が満足するそうだ。まさに「信じる者はダマされる」である。