子ども・子育て支援新制度に移行する私立幼稚園は2割

リセマム 2014年9月29日

内閣府と文部科学省、厚生労働省は9月29日、私立幼稚園の子ども・子育て支援新制度への移行に関する意向調査の結果を公表した。平成27年度に新制度へ移行する私立幼稚園は検討中も含めて22.2%にとどまることが明らかになった。

新制度への移行状況
同調査は、すべての私立幼稚園(幼保連携型と幼稚園型の認定こども園も含む)の設置者を対象に実施。幼稚園6,876園(約98%)、認定こども園941園(約97%)より回答を得た。
新制度への移行する園(検討中を含む)は、幼稚園が22.2%、幼保連携型認定こども園が85.9%、幼稚園型認定こども園が90.8%となった。幼稚園は「移行しない(検討中も含む)」が77.8%と8割近くに上る。新制度に移行する幼稚園のうち、「認定こども園となって移行」12.1%、「幼稚園のまま移行」8.7%、「いずれか検討中・無回答」1.4%であった。
私立幼稚園の移行状況(認定こども園を除く)を都道府県別にみると、もっとも高いのが「茨城県」71.3%、ついで「秋田県」68.2%、宮崎県「60.6%」、「鹿児島県」57.5%、「新潟県」56.3%。また、新制度に移行する施設と状況により判断する施設を合計した割合は、「福井県」100%、「島根県」100%、「香川県」100%、「熊本県」99.0%、「宮崎県」98.6%となった。
子ども・子育て支援新制度とは、子ども・子育て関連3法に基づく制度で、質の高い教育・保育の総合的な提供、保育の量的な拡充、地域の子育て支援の充実を目的に、平成27年4月より実施する。質の高い教育・保育の総合的な提供に向けて、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「認定こども園」の整備を促している。幼稚園や保育所から「認定こども園」への移行は事業者の任意とされており、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「認定こども園」へ移行する場合もあれば、そのまま「幼稚園」や「保育所」として運営し続ける場合もある。
《リセマム 工藤めぐみ》

<旭川・長女虐待>生後間もない時期にも暴行…夫婦を再逮捕

毎日新聞 2014年9月29日

北海道旭川市で生後7カ月の長女に暴行を繰り返し重傷を負わせたとして両親が9日に傷害容疑で逮捕された事件で、道警旭川中央署は29日、生後間もない時期にも暴行してけがをさせたとして、父親の同市北門町18、アルバイト従業員、左近具朗(ともあき)容疑者(23)を傷害容疑で、母親の少女(18)を傷害ほう助容疑で再逮捕した。
容疑は左近容疑者は2月19日~3月5日、2月初めに生まれた長女に対し、殴ったりつねったりして全治2週間のけがをさせ、少女は暴行を止めず、ほう助したとしている。
長女は3月5日に健康診断を受けた際、体中にあざがあり体重も軽かったため、医療機関が虐待やネグレクト(育児放棄)の疑いがあるとして旭川児童相談所に通報。同児相は翌日から8月5日まで一時保護していた。
同署によると、左近容疑者は「泣きやまずうるさかった」などと容疑を認め、少女は「覚えていない」と否認する供述をしているという。【横田信行】

少女に淫行させた疑いで少年逮捕 細江署

@S[アットエス] by 静岡新聞 2014年9月28日

女子中学生に淫行させたとして、細江署と県警少年課は27日、児童福祉法違反の疑いで住所不定、自称イベント業の少年(18)を逮捕した。同署などは、この少年をリーダー格とした10人程度のグループが複数の少女にみだらな行為をさせていたとみて捜査している。
少年の逮捕容疑は仲間3人と共謀して2013年10月9日、浜松市内で同市の女子中学生(14)が18歳未満と知りながら、インターネットで募った男性客に淫行させた疑い。
捜査関係者によると、ほかの3人の取り調べも進めていて、容疑が固まり次第、同容疑で書類送検する方針。
少年らのグループは元同級生や遊び仲間で、少女の送迎やインターネットで客を募るなど役割を分担していたとみられる。

AED 使えますか? 解禁10年 台数は増えたけど

日本農業新聞 2014年9月29日

心停止状態の心臓に電気ショックを与え、正常なリズムに戻す医療機器「自動体外式除細動器(AED)」が、医療従事者以外の一般の人でも使えるようになって10年。販売累計台数は、2004年当初の約7000台から、13年で約53万台にまで増えた。ただ、心停止を間近で目撃した一般の人で、AEDを活用した事例はまだ少ない。いざという時、救命の期待が大きいAEDの利用を定着させるため、課題を探った。
心停止は、初期対応がその後の生存率を左右する。救急車の到着を待つより一刻も早く救命できる仕組みが必要だ。世論の高まりもあって国や医療関係者らが検討を重ねて04年、AEDの使用を医療関係者や救急救命士ばかりでなく、一般の人にも解禁した。「特別な資格が要らず、音声指示に従えば誰でも使える」ことを目的にし、使用のハードルを下げたこともあり、駅や官公庁、学校、JA、企業などに、一般の人の使用を想定して設置されたAEDは、13年で約43万台と、当初の1300台から増え続けている。
実際、救命効果は高い。総務省消防庁の12年のまとめによると、一般の人が心停止を目撃し、AEDを使った症例は881件で、うち1カ月後の生存率は41.4%あった。AEDを使わなかった場合の1カ月後の生存率は10.3%だったことと比べると、初期対応の大切さがうかがえる。

使用率わずか3.7% 維持管理、費用が課題
ただ同年、一般の人が心停止を目撃した症例は2万3797件に上る。これと比べると、AED使用率は3.7%に過ぎず、使用率の引き上げが課題だ。
AEDを使った心肺蘇生の方法を消防庁救急企画室の大迫幹生総務事務官に聞いた。大迫総務事務官は「AEDは音声に従って使うだけなので難しくない。その場に居合わせた人がすぐに対応してほしい」と話している。
日本不整脈学会副会頭でAED普及に関わる立川病院(東京都立川市)の三田村秀雄院長は「心停止を目撃した現場近くにAEDがない、あっても使える状態にない、動揺して使えないといった、設置場所や管理、心理的要素をどう乗り越えるかだ」とみる。
一般の人が使うAEDは、民間主導で広がったことから、設置場所にはばらつきがある。計画・戦略的な配置が実現できていないのが現状で、心停止を目撃する可能性が大きい場所に設置密度を高める必要が指摘される。例えば、人がたくさん集まったり、高齢者が多かったりする場所や、スポーツ施設などだ。

消耗品の交換必要
保守・管理も問題。厚生労働省によると、AEDの電極パッドやバッテリーといった消耗品の交換が適切にできておらず、いざという時に使えなかった事例が毎年報告されている。
13年にAED製造販売業者にアンケートを実施したところ、製造販売業者は購入・設置者に消耗品の有効期限などを通知するものの、購入・設置者には維持管理の必要性に対する認識不足や、時間がたつにつれて意識の低下があることが分かった。
AEDの寄付や転売などで管理者が変わることも、メンテナンス上、問題視されている。製造販売業者にとってはそこまで網羅して管理状態を確認することは難しい。設置場所の管理能力が求められる。
コストも課題だ。機種にもよるが、電極パッドは2年、バッテリーは2~5年で交換が必要で、それぞれ数千円から数万円掛かる。AED本体の耐用年数は6~8年で、1台30万円前後だ。「個人所有は別として、公共性の高い場所へ設置台数を増やす場合、国が何らかの補助をするべきだ」と三田村院長は訴える。

意外な盲点かも!果物の「食中毒リスクを高める」ヤバい切り方とは

マイナビニュース 2014年9月29日

果物がおいしい時期になりましたね。友人や知人から贈ってもらったり、スーパーマーケットや八百屋さんで買ったり、さまざまなフルーツを口にする機会も増えるかと思います。
しかしこの果物、実は切り方ひとつで食中毒などおなかを壊すリスクが高まってしまうとご存じでしたか? ちょっとした手間を省いたために、抵抗力の弱い子どもに重大な被害が出るかもしれません。
そこで今回は、食品医薬品局(米国)の公式ホームページ情報を参考に、注意したい果物の切り方をまとめます。とくに子どもにフルーツを食べさせるときには注意してください。

■外皮を洗わずにカットするのはNG
秋にはリンゴやカキ、ナシ、イチジク、ブドウ、洋梨、メロンなど、いろいろな果実が市場に並びます。こうしたフルーツを丸ごと買ってきたとき、あるいはもらってきたとき、どのようにカットしてから食べますか?
例えば秋栽培のメロンのように硬い表皮を持つ果物を食べる場合、そのまますぐに包丁でカットするのはNGです! 必ず、野菜用のブラシを使って、流水でしっかりと表面をこすって洗い、場合によっては野菜用の洗剤も利用して洗ってから、ペーパータオルでしっかりと拭いて、それから包丁でカットするようにしてください。
洗うだけでなく、拭くという作業も重要になります。清潔なタオルやペーパータオルでしっかり拭いてくださいね。

■包丁を入れた切り口から菌が果肉に感染する
どうしてそこまで厳重にしなければいけないのでしょうか? その理由は果物の表面が思った以上に汚れているからです。
栽培中や流通経路で何かの菌が表皮に付着しない方がおかしいと指摘する細菌の専門家もいます。たしかにスーパーマーケットでも、皆が売り場にある果物に手を触れて物色しています。子どもも大人も触ります。自家栽培の果物であっても、農家直送の果物であっても、常に表面は汚れていると考えてください。
輸送中や売り場で果物の表面に細菌が付着しなくても、自宅の冷蔵庫に保管しているときに、生肉や魚の汁が付いてしまうリスクもあります。台所に置いたその場所が、食中毒菌に汚染されている恐れもあります。
そのようにして皮に細菌が付着していた場合、洗わずにカットすると、包丁の切り口から細菌が果肉に移ってしまうリスクがあるのです。
少し神経質過ぎるという意見もあるでしょうし、いつも洗っていないという人も多いでしょうが、とくに免疫力の弱いお子さんやお年寄りが口にする場合は、果物の外皮は洗って拭いてから包丁を入れる習慣をつけることをオススメします。
以上、果物のカットに潜むリスクについてお伝えしましたが、いかがでしたか?
果物の表面に付着した細菌に気付かずカットしてしまうと、包丁を経由して果肉まで汚染されてしまう危険性があるのですね。野菜と違って果物は油断してしまうことが多いので、十分に注意してくださいね。