脱衣所や相談室で寝るケースも…虐待増で子供施設の収容力ついに限界 ピーク時定員150%も

産経ニュース 2015年9月22日

児童虐待の増加に伴い、児童相談所が保護した子どもを短期滞在させる「一時保護所」の収容力が各地で限界に近づき、東京都と千葉県の計6施設で平成25年に定員オーバーの状態だったことが分かった。ピーク月には定員比150%に達した施設もあった。
90%台も全国に11カ所。部屋不足から風呂の脱衣所や相談室を寝室に使う施設もあるという。一時保護所は虐待に加え、非行を続ける子供も保護する施設で、規則が厳しいことも論議になっており、専門家は「受け皿の拡大が必要だ」と訴えている。
両都県によると、両都県の計2施設は特に過密が恒常化し、うち東京の施設は入所者の定員比が25年4月から1年間で106~136%(月平均)、千葉は100~150%(毎月1日段階)だった。虐待からの保護は緊急を要するため、定員を超えても受け入れざるを得ない事情が背景にある。
両都県は現在各6カ所の一時保護所を運営、定員を15~25年にいずれも約5割増やしたが、虐待対応件数は東京都が2・5倍、千葉県は5・7倍に激増した。

生まれながら愛情の中へ 愛知県の「赤ちゃん縁組」

公明新聞 2015年9月21日

新生児の虐待死が絶えない中、愛知県の児童相談所が30年以上前から取り組んでいる「新生児の里親委託」(赤ちゃん縁組)が今、愛知方式として全国から注目を集めている。産みの親がさまざまな理由から手放した赤ちゃんを乳児院などの施設に預けず、出産直後に病院から直接、里親が引き取って育てることが最大の特徴。児童相談所は、産みの親が妊娠中から相談に応じ、同時に里親候補も決める。出産前に双方の意思を確認することでスムーズな縁組を進めてきた。里親とはいっても戸籍上も親子になる特別養子縁組が前提なので、里親の喜びは大きい。これまでに10カ所の児童相談所で、171人の赤ちゃん縁組を仲介した実績が評価され、厚生労働省の里親委託ガイドラインにも紹介された。
「初めまして。ようこそ私たちの家族に!」。生まれたばかりの赤ちゃんを大切に抱きかかえ、あふれてくる涙で声も震えてしまう。愛知県豊川市在住の渡辺力さん、智美さん夫妻は、赤ちゃん縁組によって待望の「わが子」を家に迎えた時の喜びを今もよく覚えている。この喜びと感動を込めて「いつき」と命名した。1歳9カ月になった、いつきちゃんは夫妻のたっぷりの愛情に育まれ、すくすくと成長している。
赤ちゃん縁組に出会う前、夫妻は子どもが欲しくて不妊治療を4年間続けたが結果が出ず、落胆と焦りに苛まれていた。そんな時、県の「里親委託」を知った。「どうしても子どもが欲しかった。普通の家庭と同じように愛情を注ぎ、温かい家庭の中で子どもを育てたい」。そうした思いを抑え切れず申し込んだ。
間もなく、夫妻のもとに児童相談所から養子縁組の話が来た。この時点で、赤ちゃんはまだお腹の中だ。通常、里親が「特別養子縁組」で養子を引き受ける場合、子どもはいったん乳児院や児童養護施設に預けられる。障がいの有無などのトラブルを避けるため、縁組が実現するのに2~3年かかるケースが多い。
だが、愛知方式は出産前から妊婦と話し合い、里親も決めるため、出産と同時に里親は赤ちゃんと対面できる。これによって「望まない妊娠」で不安を抱える妊婦や家族が安心して出産できるようにケアするとともに、里親にも早くから受け入れの準備を促し、自然な親子関係を始められるようアドバイスする。
ただ、里親に出される条件は厳しい。(1)特別養子縁組が成立する前に、産みの親から子どもを引き取りたいと申し出があった場合、子どもを返す(2)性別や障がいなどの有無によって取り止めることはしない(3)適切な時期を選んで、真実を告知する―などとされている。これは、同制度の目的が「親の都合」ではなく、子どもが幸福に暮らす権利を守ることにあるためだ。
これに対し、智美さんは「縁があって私たち家族に話があった。性別や障がいの有無などに関係なく、赤ちゃんを家族に迎えたい」と切望。力さんも全く同じ思いだった。今、夢に見た温かい家庭を築いた渡辺さん夫妻は、「親も子も“普通の家庭”と同じ環境でスタートできる。愛知方式が(特別な制度ではなく)当たり前だと社会に認識されるようになってほしい」と祈るような表情で語った。
「新生児の里親委託」(赤ちゃん縁組)が多くの成功事例を挙げるまでには、一人の公務員の常識を打ち破る発想と行動力があった。元児童福祉司で社会福祉士の矢満田篤二さん(81)だ。
児童相談所の職員として乳児院に預けられた子どもたちと接しながら、「子どもにとって最善の環境を提供したい」と願い続けてきた。しかし、現実は「実の親は迎えに来ると言い残したきり、面会にも来ない。愛情に飢えたまま、成長するに従って非行に走る子もいた。彼らが親になって同じ悲劇を繰り返す」。
模索し、悩み続ける中で「生まれてくる子どもにとって何が最善か。それは家庭の中で愛情を受けて育つことだ」と強く感じるようになった。
矢満田さんにヒントを与えたのは、愛知県の産婦人科医会が1976年から行っていた「赤ちゃん縁組無料相談」だった。産婦人科に不妊治療の診察を受けに来る女性と、性被害などによる妊娠で悩む女性の橋渡しをしていた。矢満田さんは「これは行政こそが主体的に行うべき仕事だ」と赤ちゃん縁組への挑戦を決意。児童相談所の慣例を破る未聞の取り組みが始まった。
しかし、養子縁組制度に消極的な児童相談所が多く、委託できる里親候補も少なかった。さらに、児童相談所間の連携もなく、里親に関する情報も共有されていなかった。
それでも、矢満田さんは決して諦めなかった。乳児院や児童養護施設の訪問、里親との関係をつくる活動などを地道に続け、ようやく赤ちゃん縁組が軌道に乗り、高い評価を受けるまでになった。
これまでの活動を振り返って矢満田さんは、赤ちゃん縁組のメリットとして(1)妊娠・出産した女性が赤ちゃんを育てられない自責の念から解放される(2)赤ちゃんは出生直後から家庭の愛情を受けることができる(3)里親は不妊治療の苦しみから脱却できる―を挙げ、「まさに『三方良し』」と強調。「何よりも、子どもにとって家庭の愛情を受けて育つ環境ができ、うれしい」と満足げだ。
今後の課題について矢満田さんは、安易な乳児院措置の実態の改善とともに、「児童相談所の機能強化と赤ちゃん縁組の周知が欠かせない」と指摘。矢満田さんの事業を児童相談所長として発展させた萬屋育子さんも、「予期せぬ妊娠をした女性は相談をするすべが分からない。里親委託の情報をもっと発信していかなくては」と表情を引き締めていた。

里親制度拡充で党プロジェクトチームが提言
里親委託を支援するため、公明党の荒木清寛、山本香苗の両参院議員、伊藤渉衆院議員は今年2月、「愛知県中央児童・障害者相談センター」を訪れ、新生児里親委託について関係者と意見交換。これを踏まえ、荒木氏が同3月の参院予算委員会で質問したことをきっかけに、5月31日、塩崎恭久厚生労働相が同センターを視察。同制度で家族となった親子とも対面し、「新生児里親委託の実態調査を実施したい」と意欲を示した。
8月21日には、党児童虐待防止・社会的養護検討プロジェクトチーム(PT、国重徹座長=衆院議員)が、塩崎厚労相に「子どもの最善の利益に照らした社会的養護の充実についての提言」を提出。里親委託制度の普及を要望するなど、全力で後押している。
矢満田さんが投じた一石が、着実に広がりを見せ始めた。

保育士の7割強が「自分の職場に我が子を預けるのはイヤ」

@DIME 2015年9月22日

保育士や幼稚園教諭の人材紹介サービス「保育のお仕事」を展開する、株式会社ウェルクスは、同社が運営するサイト「保育のお仕事レポート」にて、読者を対象に行ったアンケート調査の結果を発表した。これは主に保育士として働く読者100人に対し、自分の働く園に我が子を預けて働きたいと思うか、意識調査を行ったもの。アンケートによれば、77%が「自園に子どもを預けたいとは思わない」と回答する結果となった。福利厚生としても設けられている自園への託児制度を利用したいと考えている人は、実際にはあまり多くないことが伺える結果となっている。
今回は保育士を中心とした100名の読者を対象に、自分の働く園に我が子を預けて働きたいと思うかを聞くと、「思う」と回答したのは全体の22%にとどまり、77%は「思わない」と回答する結果になった。託児機能の充実は、保育士として働き続けるうえでプラスとなる要素ではあるが、実際に利用したいと感じる保育士はあまり多くないという現状を伺うことができる。
「自園に我が子を預けて働きたい」と回答した人に、その理由を聞いたところ、「通勤に便利だから」という回答が最も多く30.8%、次いで「信頼できる職員がいて安心だから」が23.1%、「熱を出したときなど素早く対応できるから」が17.3%という結果になった。
一方「自園に我が子を預けたくない」と回答した人に、その理由を聞いたところ、「他の職員に気を遣うから」が最も多く33.3%、次いで「仕事とプライベートを混同したくないから」が26.3%、「自園の方針に共感できないから」が16.1%となっている。
実際に職場である保育施設に我が子を預けた経験のある人に、感想を聞いたところ、下記のような声が寄せられた。

・病気やケガなどの情報がリアルタイムで報告されるので、すぐに対応できた。提出物や忘れ物があった時にその場で記入したり、自分の持ち物で対処できた。(30代/女性)
・延長保育料が免除されていたのが、ありがたかった。(40代/女性)
・なるべく子どもの目に入らないようにしていたが、見つけてしまった時は大泣き。泣いてるのにそばに行ってあげられないのは正直辛かった。(30代女性)
・同僚に気を遣わせてしまう、我が子が困惑してしまう、通勤ラッシュに子どもを巻き込んでしまう、などマイナスに感じることが多かった。(30代女性)

自園への託児が可能であるということには、メリットもありながら、一方でマイナスとなる要素も含んでいることが伺える。

アンケート実施概要
・実施期間:2015年5月14日~5月30日
・実施対象:保育士(85.0%)・幼稚園教諭(7.0%)その他保育関連職(4.0%)・主婦(離職中など4.0%)
・回答者数:100人(平均年齢:33.1歳)
・男女割合:女性/98.0%・男性/1.0%・無回答/1.0%

「虐待放置した」10歳女児が児童相談所を提訴した理由〈週刊朝日〉

dot. 2015年9月23日

10歳の女児が、長崎県を訴えた。実母と祖母から虐待を受けたのに、児童相談所が適切な措置を取らなかったとして、慰謝料50万円を求める訴訟を長崎地裁に起こしたのだ。児相にどんな不手際があったのか。
女児は2010年、自宅で母親に左肩をライターで焼かれるなどの虐待を受けたと主張。治療した病院の連絡を受けた児相は、母親を児相に呼んで指導を始めたが、2回しか姿を見せず、そのまま指導を終えていたという。
この問題を特報した長崎新聞の報道によれば、女児は母にハイヒールで顔をたたかれたり、母方の祖母から髪をつかまれて引きずられたりもした。母はパチンコに夢中で、帰宅は深夜。食事も入浴も不十分で、自宅はゴミ屋敷状態だった。
異変に気づいた父方の祖母が児相に相談しても、「証拠がない」と相手にされなかったという。女児は昨年、小学校の担任に相談。学校側が児相に連絡し、女児の一時保護を強く求めたが、このときも応じてくれなかったという。
長崎県の児相を巡っては、昨夏、佐世保市の県立高校1年の女子生徒が同級生を殺害した事件で、佐世保の児相が、逮捕された女子生徒の精神科医や父親から事前に相談されていたのに放置したとして、当時の所長らが懲戒処分を受けた。
児相の対応に批判が高まり、事件後は相談者の声に丁寧に耳を傾けるようになった……はずだった。
女児の訴えは、児相の対応が相変わらず鈍いことを示唆している。だが、今回の件について、児相を所管する県こども家庭課の担当者は、取材にこう答えた。
「当時の状況の聞き取り調査を進めているが、適正な措置がなされたと思っている。裁判では争っていく」
いずれにせよ、被害者の子ども自身が原告となる例は極めて珍しく、裁判の行方に注目が集まっている。
NPO法人「チャイルドファーストジャパン」(事務局・神奈川県伊勢原市)理事長で医師の山田不二子さんは言う。
「10歳であれば、自分の気持ちを伝えることができ、訴訟能力があると思う。日本では、保護者は児相の措置に不服申し立てができるが、児相が子どもを守らなかった時に子どもの権利を代弁する制度がない。今回は子ども自身が『なぜ私を守ってくれなかったのか』と訴えた。その不平等な制度に風穴を開ける画期的な訴訟だと思う」

「夫と一緒にいるのもイヤ」「性欲の塊に見える」…産後豹変する妻たち

産経新聞 2015年9月23日

夫に嫌悪感を抱き、性生活など考えられなくなる。女性の出産後に訪れることのある夫婦の危機だ。テレビ番組で“産後クライシス”と名付けられたのを契機に、ここ2、3年、雑誌で特集が組まれるなど関心が高まっている。一定期間を過ぎれば元に戻るケースも多いが、深刻なケースでは妻がセックスを拒否し続けて離婚につながる場合もあるとされる。待望の赤ちゃんに恵まれ、幸せいっぱいのはずの夫婦に何が起きるのか。(中井なつみ、寺田理恵)

「しゃべるのも苦痛」と夫の帰宅前に就寝
「出産後、夫としゃべるのも苦痛になった」
さいたま市の会社員、山崎由希さん(28)=仮名=は、2人目の子作りが難しい状況だという。「出産前は2人で出かけたり、食事したりすることがとても楽しかったのに、今は考えられない」
長男(2)を都内の実家近くの病院で出産し、生後1カ月を過ぎた頃、自宅に戻った。そのときから、夫の隆さん(31)=同=と過ごす時間を息苦しく感じるようになった。
仕事から帰った隆さんが由希さんとコミュニケーションを図ろうと「今日はどうだった?」と話題を振っても、由希さんは子供を抱いたまま「普通だよ」とそっけなく返事をするだけ。隆さんと接触するのを避けるため、夜は隆さんの帰宅前に寝るようにしている。
由希さんは「初めての育児でいっぱいいっぱい。子供のことを第一に考えなければいけないのに、夫のことも考えるのは無理」。一方、隆さんはこうした由希さんの態度を「(出産前と)別人のようだ。子供のこと以外の会話がほぼなくなり、2人きりの時間を過ごすこともなくなった」と肩を落とす。
由希さんは「半年ほど前から2人目がほしいと思うようになったが、このままではずっと無理だと思う」。隆さんも「もう俺のことは好きじゃないのかな。拒絶されるのはさすがにつらい」と悩んでいる。

育児と家事でへとへと
「夫に子育ての相談をしても無関心。私が仕事から帰った後も育児や家事でへとへとなのに、求めてくる夫が性欲の塊のように思える。2人目が欲しいけど、できそうにありません」
こう話すのは、東京都の会社員、岡本結子さん(28)=仮名=だ。
平成24年秋に同い年の夫と結婚し、1年後に長男(1)を出産した。互いの仕事の都合で妊娠中から別々に生活していた上、結子さんが産前産後に5カ月も実家に帰り、夫のいない生活に慣れてしまった。ようやく家族3人の生活を始めたとき、夫は家事をせず、結子さんは「世話しなければいけない相手がもう1人増えた」と負担感を覚えたという。
気が付けば、もう3年もセックスをしていない。「今は子供がいるから一緒に生活しているが、2人っきりになったらどうしていいか分からない」
ただ、夫が一方的に悪いとも言えない。結子さんは「夫は家事ができないから」と頼もうとしない。せっかく乾燥機や食洗機といった便利な家電をそろえたのに「電気代を少しでも節約して教育費をためたい」と使わず、自分を追い込んでいる面もある。育児で手一杯になり、周りが見えなくなっている可能性もありそうだ。

出産で母性にスイッチ
夫婦が危機的状況となる期間は、人によって1年や2年など差がある。厚生労働省が平成23年、母子家庭の実態を調査した「全国母子世帯等調査結果報告」では、離婚時の末の子供の年齢は「0~2歳」が最も多く35・1%を占めた。その次が「3~5歳」の20・9%。子供が小さいときほど、離婚を選択する夫婦が多いことが分かり、因果関係を指摘する意見もある。
「妻の変化にショックを受けた夫が、寂しさから浮気に走ることもある」と話すのは、育児工学が専門の小谷博子・東京未来大准教授だ。「浮気が原因で離婚に至ると大変」
小谷さんによると、女性は出産を経て母性のスイッチが入り、目の前の赤ちゃんに集中する。24時間ずっと緊張状態が続く生活に疲れ、夫にまで気を配れなくなる。また、女性の母乳の出をよくするホルモン、プロラクチンは排卵を抑制し、授乳を続けている間は次の子供ができない仕組みとなっている。このホルモンが分泌されている間、性欲がなくなるのが一般的だ。小谷さんは「産後の女性が夫に嫌悪感を抱くのは、生物学的にみても当然のこと。赤ちゃんを守らなくてはという意識が強くなり、夫は『外から雑菌を持ち帰ってくる存在』になる」と断言する。
妻が夫を「気持ち悪い」と拒絶するのは、一時的な性欲の低下が原因で愛情が冷めたのではない。夫婦の危機を乗り切るには、産後に性欲をなくす女性が多いと、夫婦が予め知っておく必要がある。妻の愛が冷めたと早とちりして他所で性欲を解消しようとすると、離婚の危機もあり得る。夫も家庭が大事なら、赤ちゃんがいる間は我慢のしどころといえそうだ。

タバコを吸う女性は恋愛対象外! 昔と変わってきた?異性への厳しい目線、その理由とは

Mocosuku Woman 2015年9月22日

厚生労働省の資料を見ると、日本における20代女性の喫煙率は平成元年(1989年)の段階では8.9%でしたが、平成9年(1997年)には21.3%まで増加し、その後はゆるやかに増減しながら、ここ数年は12~13%程度に落ち着いています。一方、同じ世代の男性のデータを見てみると、平成元年では62.3%と6割以上の男性が喫煙をしていましたが、平成25年の時点では20代の男性の喫煙率は36.3%となっており、25年前と比べて喫煙者の割合が3分の2以下に減っていることがわかります。そんななか、婚活アプリ「マッチアラーム」を運営するマッチアラーム株式会社が、20~30代の独身男女を対象に「タバコを吸う異性は恋愛対象になりますか?」という調査を実施しました。詳しくみてみましょう。

タバコを吸う女性はなぜNGなのか?
本調査によると、「タバコを吸う異性は恋愛対象になりますか?」という上記の質問に対して、なんと半数以上(52.7%)の男性が「いいえ」と回答したそうです。その理由はさまざま。以下のようなものが挙りました。
<男性>
・「タバコが嫌いなので」(男性/30代後半/兵庫県)
・「臭いから」(男性/30代半ば/愛知県)
・「自分がタバコを吸わないので、できれば遠慮したい」(男性/20代後半/福岡県)
・「喫煙者はだらしがないと思う」(男性/30代前半/東京都)
・「自分がタバコ辞めたので、匂いとか気になってしまう。」(男性/20代半ば/東京都)
・「印象が良くない」(男性/20代後半/大阪府)
・「キスは無理ですね」(男性/30代前半/鹿児島県)
・「タバコは身体にも悪いし、吸ってない人までも不健康にしてほしくない」(男性/20代前半/神奈川県)

なかには「妊娠する人がタバコはよくない」という意見もありました。これについては、女性の喫煙を「特に気にしない」と答えた人も「妊娠時はやめてほしい」とコメントしていることから、男性の間にも「喫煙が妊娠に与える影響」を心配する考えが浸透していることがわかります。
タバコのパッケージなどで厚労省が注意喚起していることからもわかるように、確かに女性の喫煙については「妊娠する能力」を低下させる可能性があるといわれており、特に妊娠中の喫煙は、胎児の成長が制限されたり、子宮外妊娠や自然流産をしたりするリスクが高くなることが指摘されています。
受動喫煙による乳幼児への健康被害が懸念されていることを考えると、「妊活」時は夫婦で一緒に禁煙をすることが、生まれてくる赤ちゃんのためにも必要なのかもしれません。

喫煙する男性がNGな理由は?
ちなみに、この調査で「タバコを吸う男性は恋愛対象にならない」と回答した女性は、全体の46.5%。NGの理由では、「ニオイが服や髪につく」「ニオイが嫌い」「自分の前で吸わなくても、本人が(タバコ)臭い」「むせてしまうから一緒にいられない」など、タバコのニオイに関する意見が目立ちました。
昭和の大ヒット曲「赤いスイートピー」(1982年)には、「煙草の匂いのシャツ」に「そっと寄りそう」という描写がありましたが、現代ではそのような情緒よりも、「健康志向」へ。世界的な禁煙ムードが進むにつれてライフスタイルも変化し、タバコの煙やニオイについての周囲の認識は、変わってきているといえるでしょう。
とはいえ、いきなりきっぱり禁煙を実行できれば苦労はしませんよね。まずはタバコを吸わない人の気持ちにも寄り添って、自身の公共でのマナーや、周囲の人に対してのモラルを再確認することから。次に、あなたの周りの異性やパートナーと、タバコについて真剣に話し合ってみる機会をもってみるのもいいかもしれませんね。

調査概要
調査方法:インターネットログイン式アンケート
調査対象:マッチアラーム会員20.30代の独身男女3,367件
集計:2015年9月4日~2015年9月7日

【近親相姦】「ママが全部教えてあげるわ」小学生の息子や娘とセックスし続けた鬼母!!

TOCANA 2015年9月22日

今年3月10日。テネシー州マーフリーズボロで53歳のブロンド熟女を被告とした裁判が始まった。女性の名はアンジェラ・モンゴメリー。自分が出産した実の息子と娘を強姦した罪に問われており、児童レイプ20件、強姦6件、近親相姦12件、目撃者への強迫2件、合計40件の起訴を突きつけられていた。
裁判は近親相姦を強要させられた息子と娘の証言のみが頼り。しかも10年以上前に起きた事案であったため、息子は不安な気持ちを抱えていた。息子の名はアラン・ヴォン・ウェブ、25歳。性的虐待を受けた被害者は世間に実名や顔を出すことを嫌う傾向にあるが、アランは「弟や妹たちのため。母親に苦しめられている少年少女たちのために」と表に出た。
証言台に立ったアランは、「母から性的虐待を受けるようになったのは、学校で性教育が始まったことがきっかけだった」と説明。「性教育は家で学べるのよ。ママが全部教えてあげるわ」と言われ、アンジェラの体を愛撫するように強要されたという。次第にエスカレートし、エロチックな性的行為に始まり、そのうちセックスそのものをするよう命じられるようになったと明かした。
母親と性的関係を持つようになったアランは当初、「これが普通だと思っていた」そうで、「深い意味はなく友達に母と性行為をしていることを話したとき驚愕され、どん引きされて。それで異常なことをしているのだと知ったのです」と唇を噛みしめ苦しそうに話した。
アランは母親に強姦されていた1999年~2003年の間、どうしても耐えられず6回、児童福祉局に通報したとも証言。しかし、「母親が低学年ではない息子を強姦する」ことなどありえないと思われたのか、保護されることはなかった。結果、実母による近親相姦は9歳から13歳まで続いた。
アランは、母親が自分だけを性的虐待していたわけではないとも証言している。「妹や弟も母親と性行為をしていた。母が、もう赤ん坊ではない弟や妹たちに無理矢理おっぱいを吸うように強要しているところも見た。もちろん母乳なんて出ないのに。性的欲求を満たすために吸わせていた」と吐き捨てるように訴えた。
繰り返し強要される母親との性交渉に耐え抜いたアランは、自立できるようになるとアリゾナ州に移住。仕事も彼女も手に入れ、人間らしい日々を送るようになった。しかし、母親から受けた強姦によるトラウマに苦しめられ、また、実家に残っている弟のことを思うと自分が逃げ出したような気がして息苦しくなっていった。アランは、「自分のことを守ることができない人を、守らなくてはならないと思ったんです」「わたしも守ってもらったことがあった。そのお返しをする番なのだと。わたしは大人になり、強くなった。わたしの身に起こったことは、もう起こってはならないことだから」と述べたが、警察に相談するかどうかは相当悩んだようだ。
しかし、マーフリーズボロ警察は児童福祉局とは異なり、アランの訴えを深刻に受け取った。そして、弟を保護するだけでなく、母親を逮捕した。
母親のアンジェラは、長男のアラン、次男マイケル、ダウン症である三男ジョナサン、そして長女のアナの4人の子どもをもうけた元夫と2000年代初頭に離婚。その前後はとても苦労したことからか、記憶が抜け落ちているとし、「そんなことをした記憶はない」と無罪を主張した。
しかし、実はアナも2012年に裁判所に「母親を性的虐待で訴える」手続きを取っていたことが判明。ケースとして成り立たないとして却下されおり、アランが児童福祉局に繰り返し訴えていた記録も残っていたことから、アンジェラが我が子たちを性欲のはけぐちにしていたことはほぼ間違いないと見なされた。子どもたちの父親であるアンジェラの元夫も裁判所に足を運び、「何も知らなかった。子どもたちにとってこれ以上の悲劇はない。アンジェラも精神的な治療が必要なのは明らかだ」と苦々しい表情で訴えた。
アランやアナの証言だけが頼りの裁判だったが、陪審員は彼らの言葉を「信頼性が高い」と判断。アンジェラは有罪となり、5月6日に禁錮40年の実刑判決が下った。
現在、53歳の彼女が出所できるのは93歳。「母に対する怒りはもうないです。ただただ残念なだけ」「母は不健康な性的欲求にあっさりと屈した。母親ならそのような欲求を持ったとしても表にださないよう努力するものでしょう。でもわたしの母はその欲求を満たした。母親は子どもを守るべき存在なのに」と憤りをあらわにするアランだが、判決には満足しているとコメント。
「地獄がやっと終わる。40年間はどの子も母に強姦されることはない。40年後まで生きていたとしても、もう我が子を強姦することはできないだろう」「新しく人生が始まるような気持ち。この瞬間、人生をリセットできたように思える」とほっとした表情で語っていた。