社福の第三者評価、義務化求める声が続出-厚労省

医療介護CBニュース 1月20日

 社福の第三者評価、義務化求める声が続出-厚労省
 「社会福祉法人の在り方等に関する検討会」(20日、厚労省内)
 厚生労働省の「社会福祉法人の在り方等に関する検討会」(座長=田中滋・慶大大学院教授)が20日、開かれた。検討会では、任意で実施されている第三者評価について、義務化を求める意見が続出。また、社会福祉法人が財務諸表を作成・公表する際には、必ず公認会計士など専門家がチェックする制度の必要性を指摘する声も相次いだ。【ただ正芳】

『明日、ママがいない』放送中止要請騒動、日テレ内部は「視聴率爆アゲ期待」の歓迎ムード!?

Yellow Tear Drops 2014年1月20日

 15日にスタートした芦田愛菜(9)主演の連続ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)に対する抗議騒動が波紋を広げている。ドラマのモデルになったと思われる「赤ちゃんポスト」を設置している熊本市の慈恵病院が「養護施設の子供や職員への誤解偏見を与える」と謝罪や放送中止を局に要請し、全国児童養護施設協議会も「いくらフィクションでも子どもや親、職員の人権を侵害している」として21日に都内で記者会見を開いて抗議を表明する予定。
 慈恵病院の蓮田太二院長は、スポーツ紙の取材に「日本テレビにお邪魔してお話をうかがって、物語がどういう内容か知りたい」と直接対決する意向を明かしており、近日中に放送倫理・番組向上機構(BPO)への審議申し入れもする予定だという。
 同ドラマは、さまざまな事情で親と暮らせなくなった子どもたちが集まる児童養護施設が舞台。第一話では、施設長が子供たちに「オマエたちはペットショップの犬と同じ」と言い放ち、里親に気に入られて引き取ってもらえるよう「かわいげ」を教え込むなど過激なシーンが続出した。また、施設長の平手打ちで鼻血を出した少女がバケツを持って立たされるなどの虐待シーンもあった。こういったシーンについて、世間が施設や職員の実態を誤解する恐れや、ドラマがきっかけで施設の子どもが学校でイジメられる危険性などが指摘され、今回の抗議騒動につながった。
 子どもの人権にかかわる問題なだけにドラマの打ち切りもあり得る事態だが、日テレ側は「子供たちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子供たちの視点から『愛情とは何か』ということを描いていく。ぜひ最後までご覧いただきたいと思います」と放送続行を強気に表明。意外にも日テレに焦りはないようだ。
「日テレでは、05年に放送された天海祐希主演の『女王の教室』の過激な内容をめぐって視聴者から抗議が殺到し、スポンサーが広告出稿中止を検討する事態にまで発展したことがある。それでも日テレは放送を続行し、最終回は平均視聴率25.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と初回放送から10%以上も数字を爆アゲした。ドラマの内容が良かったこともありますが、抗議が結果的にいい宣伝になったといえます。今回の騒動でも、日テレ内部からは『これで視聴率が上がる!』と、むしろ抗議を歓迎する声まで漏れ聞こえてきている。他局でも視聴者から抗議が殺到したドラマは数多くありますが、基本的に『視聴率低迷』以外の理由で打ち切りになることはほとんどありません」(テレビ局関係者)
 抗議すら大歓迎とは、テレビ業界の視聴率至上主義も極まった感がある。だが、決して批判ばかりではなく、ネットを中心に施設の出身者から「自分も最初は職員が悪魔に見えた。ドラマは子どもの目線で描かれている」「酷いセリフもあるが、それは子どもが感じていた『社会の声』。むしろ言語化されたことが小気味いい」などといった擁護の声も上がっている。それどころか、抗議をしている病院や団体に対して「大人の立場を守りたいだけでは」といった批判まで生まれているようだ。
「多くの職員が子どもたちのために頑張っているのは間違いない。だが、ごく一部の施設で、子どもたちが虐待まがいの行為や職員による差別的な発言で傷付くことも少なからずあるのが現実。その一部の事案をドラマで描かれ、ネガティブなイメージがついてしまってはたまらないというのがホンネでしょう。しかし、それは単なる大人のメンツや立場の問題。施設の子どもが学校でイジメられるドラマ描写も問題にされていますが、それは実社会でもあることです。それを『存在しないこと』としてタブー化することに意味はあるのか。ドラマが本当に子どもの視点で問題を描いているなら、放送中止要請などするべきではない。このドラマによって児童養護施設や里親制度の“影の部分”に光が当たれば、子どもたちの幸せにつながる可能性もあるんですから」(業界関係者)
 視聴率優先のテレビ局も抗議する側も「大人の論理」で動いているフシがある今回の騒動。果たして、肝心のドラマは局がコメントしたように子どもの視点で「愛情とは何か」を描いた名作となるのか、単なる「差別ドラマ」になってしまうのか。まずは22日放送の第二回に注目したい。
(文=佐藤勇馬)

児童養護施設協会「明日ママ」変更求める

nikkansports.com 2014年1月20日

 芦田愛菜(9)主演の日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」(水曜午後10時)の内容に、賛否両論がある中、全国児童養護施設協議会が20日、描き方の変更などを求め、21日に都内で会見を行うことを明かした。
 詳細は会見で説明するとしたが、ドラマに子供の権利侵害が含まれると指摘。子供だけでなく児童養護施設で働く人々への誤解も招くとし、実情を踏まえた内容にしてほしいとした。日本テレビには同趣旨の抗議文を20日中にも発送する予定と説明した。

食中毒児童回復も休校処置継続

NHKニュース 2014年1月20日

 給食のパンによるノロウイルスの集団食中毒で浜松市教育委員会は、児童の多くは回復しているものの引き続き健康状態を確認するとして、市内15の小学校の休校の措置を21日も続けることを決めました。
 浜松市では、今月16日と17日に市内17の公立小学校でノロウイルスによる集団食中毒が起きて1000人を超える児童が欠席し、15の小学校が学校閉鎖しています。
 浜松市保健所によりますと、下痢などの症状で欠席していた児童のうち、およそ8割は回復の傾向にあるということです。
 ただ、浜松市教育委員会では児童の健康状態の確認を引き続き行う必要があるとして、当初20日までとしていた15の小学校の学校閉鎖を1日延ばして21日も続けることを決めました。
 また、市の教育委員会では22日まで市内150校余りの小中学校とおよそ30の幼稚園で給食を停止し、この間は子どもたちに弁当を持参させるよう各学校などに指示しています。

給食センターや小中学校などで消毒始まる
 ノロウイルスの集団食中毒を受けて、浜松市では3日後の給食再開を前に市内の給食センターや小中学校などで給食室の消毒作業が始まりました。
 浜松市では集団食中毒を受けて今週から学校給食を停止し、3日後の今月23日から再開することにしていて、20日から市内の小学校では一斉に給食室の消毒作業が始まりました。
 このうち浜松市中区にある双葉小学校では午後5時前に浜松市から委託を受けた市内の清掃業者4人が作業に訪れました。
 4人は学校の給食員らの案内で給食室に向かい、ふだんの清掃方法などの説明を受けたあと、アルコールや塩素を含んだ薬剤を窓や床、それに調理器具などに次々に吹きかけて布で拭き取る作業を行っていました。
 浜松市では小中学校や給食センターなど合わせて110余りの施設で学校給食を作っているということで、市は22日までにすべての施設の消毒を終えるとしています。