川崎・容疑者逃走事件:「出頭を」、友人の忠告聞かず/神奈川

カナロコ by 神奈川新聞 1月11日

 集団強姦(ごうかん)などの疑いで逮捕された杉本裕太容疑者(20)=川崎市多摩区宿河原3丁目=が横浜地検川崎支部から逃走、あらためて逮捕された事件で、同容疑者が逃走中に接触した友人から警察に出頭するように勧められながらも、聞き入れずに逃げ続けていたことが10日、県警への取材で分かった。同容疑者は逮捕後、県警の捜査員に対し「自分が逃げたことで関係のない人まで(県警の)取り調べを受けることになり、申し訳ない」と話したという。
 県警は、同容疑者が複数の友人らの助けを得ながら県内を転々としていたとみて、友人らから事情を聴いている。
 県警への友人らの話などによると、同容疑者は、7日午後に地検川崎支部から逃走した直後、近くの路上を大型スクーターで偶然通り掛かった顔見知りの少年と出会い、2人乗りして逃走。そのまま、川崎市多摩区の中学時代の同級生(20)宅を訪ね、以前に置いていた自分の衣類に着替え、携帯電話を借りて立ち去った。
 9日未明になって、この同級生に同容疑者から「横須賀に迎えに来てほしい」と連絡があり、別の同級生(20)とともに軽ワゴン車で横須賀市内に向かった。その後、同級生2人は同容疑者の指示で横浜市瀬谷区に向かい、同日早朝、逮捕現場から東に約1・5キロの路上で同容疑者を降ろしたという。
 交友関係を捜査していた県警が同日午前、瀬谷区内で走行中の軽ワゴン車を発見。乗っていた2人から任意で事情を聴いたところ、同容疑者の依頼で移動に関与したことを認め、「逃げるのをやめて、警察に出頭するように勧めたが、(同容疑者は)聞く耳を持たなかった」と話したという。
 県警によると、同容疑者は9日にあらためて逮捕された後、同支部に移送中のパトカー車内で周囲への謝罪の言葉を口にし、「(逮捕場所周辺に)土地勘はない。警察官が多いため(自宅がある)川崎市多摩区には行かなかった。あてもなくさまよっていた」と話したという。
 県警によると、同容疑者は2011年10月、別の傷害事件で逮捕されそうになった際、自宅2階の窓から飛び降りて逃走。足を骨折し、3日後に出頭した。

ドル105円付近、株切り返しでジリ高

Reuters 2014年1月10日

 [東京 10日 ロイター] -午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅にドル高/円安の105円付近。午後、日経平均株価.N225がプラス圏に浮上するとジリ高となった。ただ、12月米雇用統計の発表を今夜に控え、円売りの勢いは弱かった。
 この日のドル/円はジリジリと上昇した。3連休前の五・十日で、仲値では特に輸入企業のフローが観測された。午後、日経平均が切り返すと105円回復に迫った。
 しかし、米雇用統計の発表を控えて多くの市場参加者は様子見姿勢をとっており、午後3時までの間に105円乗せは果たせなかった。
 市場参加者の関心は12月米雇用統計に集中している。大手信託銀の関係者は、雇用統計発表後の株の値動きに注目したいと話す。ただ「たとえ悪い数字でも、12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)後のようにドル/円がいったん下がって戻るような反応になれば、ドル/円の方向性を明確に示している可能性がある」とする。
 一方で、ドル/円が105円付近で方向感を見いだせない現状を警戒する市場関係者もある。
 今週は、強い米経済指標やFOMC議事録などでドル買いに振れてもドル高が続かず、105円を維持できない状況が繰り返された。ある邦銀関係者は、今晩の米雇用統計後の値動きに関し、最も恐れるのは「強い数字が出て105円にいったん乗ったが、ニューヨーク市場の後半にかけて売りこまれて結局105円をキープできず、『この数字でも105円を維持できないのか』との見方が強まること」だと話した。
 12月米雇用統計について、ロイター調査では、非農業部門雇用者数は前月比19万6000人増(前月20万3000人増)、失業率は7.0%(前月7.0%)が予想されている。

神奈川県川崎市に、多世代で子育てをする新築シェアハウスが登場

マイナビニュース 2014年1月8日

 賃貸マンション・アパートの管理業務などを行うストーンズは3月、神奈川県川崎市に子育てをコンセプトにした新築シェアハウス「四谷上町プロジェクト(仮称)」をオープンする。
多世代共生型シェアハウス
 同シェアハウスは、単身者や家族、シングルペアレント、高齢者などからなる10世帯で入居中の子供たちを育てるというコンセプトの、多世代共生型シェアハウス。国産のむく材を使用した和風の木造2階建てで、大黒柱にはひのきの7寸角柱を使用するなど耐久性にも考慮した。共同菜園も付いている。
 場所は、神奈川県川崎市川崎区四谷上町12-6(京急大師線「東門前」駅徒歩14分)。賃料は、7万円~7万6,000円(共益費別途1万円)となっている。2月中旬には完成前物件見学会、3月21日には完成見学会が開催される予定で、詳細は同シェアハウス紹介ページで確認できる。

初診料120円引き上げへ 消費増税対応で厚労省検討

MSN産経ニュース 2014年1月8日

 厚生労働省は8日、平成26年度の診療報酬改定に伴い、医療機関を受診する際の初診料と再診料を引き上げる方針を中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)の分科会に示した。消費増税によって医療機関の仕入れコストが増すことへの対応策。初診料(現行2700円)は120円増、再診料(同690円)は30円増とする案を軸に検討し、2月に正式決定する。
 初診・再診料は、患者が1~3割を負担する仕組みになっているため、3割負担の患者の場合で初診料が36円、再診料は9円増えることになる。分科会では、患者の負担を抑えるため、引き上げ幅を初診料80円、再診料20円にとどめた案も示された。
 歯科の初診料(現行2180円)と再診料(同420円)も増額する方針で、引き上げ幅については(1)初診料160円、再診料30円(2)初診料100円、再診料20円-の2案を提示した。
 医療機関が薬剤などを仕入れる際には消費税がかかるが、診療報酬が非課税であるため、増税に伴い負担が増す。26年度改定ではこれを補填(ほてん)するため全体の改定率を0・1%増とすることが決まっている。
 過去の消費税率引き上げの際は、特定の病気に対する診療報酬を増やして対応したが、設置されている診療科目によっては報酬増の恩恵を受けることができないケースもあった。このため今回は、受診の“基本料金”を引き上げることですべての医療機関の負担減を図ることにした。