意見発信へのご協力を(明日ママ)

 本日(2014年2月9日)日テレアップDate!(5:10~5:30)で、ドラマ「明日、ママがいない」について、第2話終了後の内部審議の様子が放映されていました。第三者委員が同席しての審議のようですが、結局は、報道されている程度の制作側の回答に終始し、第三者委員も少しは苦言を呈すが、追求はしないといった感じで、所詮、内部での審議は、この程度なのかと言った感じでした。

日本テレビ 放送番組審議会 2013年11月までの「番組審議会」概要が公開されています。

 「明日、ママがいない」公式ホームページの掲示板に投稿していますが、もちろん、掲載されることはありません。番組に否定的な投稿は、例え、それがまっとうな意見でも掲載しないと言うことは、一種の情報統制になりますよね。

 現時点で、全ての投稿は、無視されています。インターネット上は、児童養護施設と関係のない、いわゆる有名人のブログ等は取り上げますが、児童養護施設の関係者の記事は、殆ど、日の目を見ていません。マスコミは、児童養護施設関係者のブログ記事等を収集する能力が無いのだろうか。

 と言うことで、いまだに、このイントロダクションの誤謬については、どのマスコミも取り上げていません。
しかし、私としては、このイントロダクションの誤謬は、即座に修正すべきであろうと思っています。

 下記へコメントとして意見発信しました。

日テレが「明日ママ」で”有識者の意見”や”会社の見解”を自社で初めて「釈明」放送  水島 宏明

コメント内容
 私も番組を見ましたが結局、公式ホームページのイントロダクションの誤謬については触れられませんでした。イントロダクションには、「物語の舞台は、児童養護施設」と記載されていますが、ドラマの職員人員配置では、児童福祉施設最低基準第42条の児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を満たしていませんので「児童養護施設」と表現しているのは不適切です。では、地域小規模児童養護施設としては、規定の設置運営について4.定員等では、定員は、本体施設とは別に6人とし、常に現員5人を下回らないようにすることとなっていますが、ドラマの児童人数は、8名ですので、地域小規模児童養護施設に当てはまりません。また、児童居室の状況、職員数についても規定を満たしていません。従いまして、ドラマの設定は、児童養護施設でも、地域小規模児童養護施設でもありません。「物語の舞台は、児童養護施設」と言う断定的な表現は、明らかに誤謬であり修正すべきでしょう。このことに番組審議委員の誰一人気づいていないのだろうか。誤謬は修正すべきであり、それが、社会に対して大きな影響力を持つマスコミとしての誠意だと思います。