昨今の児童養護施設の子どもたちの状況を見ると、支援者側のスキル向上が必要ですね。
各児童養護施設でもスキル向上の為に様々な研修プログラムが実施されていますが、参考になりそうなプログラムが見つかりましたので、ご紹介させていただきます。受講した児童養護施設も複数箇所あるようです。

コモンセンスペアレンティング CSP

コモンセンスペアレンティング(CSP=Common Sense Parenting)は、アメリカで開発された「被虐待児の保護者支援」のペアレンティングトレーニングのプログラムです。暴力や暴言を使わずに子どもを育てる技術を親に伝えることで、虐待の予防や回復を目指すものです。日本版が作成された2005年より日本でも普及活動が始まり、プログラムを終了した保護者の約8割によい変化があったという報告があります。
子どもの虐待防止センターでは相談員がCSPのトレーナー資格をとりました。現在、CCAP内でCSPプログラムを開催しています。また、子ども家庭支援センター、保健センター、児童相談所、児童養護施設などの機関にトレーナーを派遣しCSPプログラムを実施しています。

コモンセンスペアレンティングとは(PDF)