天気:東京都心でも積雪 16年ぶりの大雪の恐れ

毎日新聞 2014年02月08日

 急速に発達しながら進む四国沖の低気圧の影響で、西日本から東北地方にかけた広い範囲で雪となり、8日朝には東京都心でもうっすらと雪が積もった。雪は今後も降り続けるとみられ、気象庁は交通機関の乱れや路面凍結などに注意するよう呼びかけている。この日、多くの私大で入試があり、防寒した受験生らが次々に試験会場に入った。
 気象庁によると、9日午前6時までの24時間降雪量は多い所で、関東甲信地方50センチ▽中国、近畿、東海、東北各地方40センチの見込み。東京都にも大雪注意報が出ており、都心で16年ぶりに積雪が10センチ以上となる恐れがある。
 西日本から東北地方の太平洋側を中心に風が強く、海上の広い範囲で大しけとなり、陸地ではふぶくところもある。特に関東地方では非常に強い風が吹くと予想されている。9日にかけて予想される最大風速は、関東甲信地方で25メートル▽東海地方18メートル▽東北地方15メートル▽近畿地方15メートル。
 大雪と強風など天候が大荒れのため、気象庁は今後の気象情報に留意するよう呼びかけている。【垂水友里香】

列島各地で積雪 東京23区に13年ぶりの大雪警報

朝日新聞 2014年2月8日

 発達した低気圧の影響で8日、日本列島は広い範囲で雪が積もった。関東では9日明け方まで降り続く見通し。気象庁は8日午前、東京23区と多摩地区に大雪警報を発表した。23区での大雪警報は13年ぶり。気象庁は都心での積雪が8センチだった昨年1月14日を超え、16センチを記録した1998年1月15日以来の大雪になる恐れがあると、警戒を呼びかけている。
 気象庁によると、8日午前10時現在の積雪は、宇都宮市が6センチ▽前橋市6センチ▽横浜市5センチ▽東京都心3センチ▽千葉市3センチ。9日午前6時までの24時間降雪量は多い所で、関東北部の山沿い50センチ▽多摩や秩父地方40センチ▽関東北部の平野部30センチ▽東京23区など関東南部の平野部20センチ――などと予想されている。
 消防によると東京、神奈川、千葉、埼玉の各都県で午前11時現在、雪による事故などで24人が軽いけが。

関東中心に大雪警戒=近畿から東北、低気圧東進-交通に乱れ

気象庁 2014年2月8日-11:38

 気象庁は8日午前、東京23区に2001年1月以来、13年ぶりに大雪警報を発令。横浜市や川崎市など神奈川県の一部地域に大雪警報と暴風雪警報を出した。同日午前11時の積雪は、横浜市中区が6センチ、東京・大手町が4センチ。
 日本列島は寒気に覆われており、低気圧は8日夜に伊豆諸島付近を通過し、9日に三陸沖に進む見通し。9日午前6時までの24時間予想降雪量は多い所で、関東北部の山沿いが50センチ、中国と近畿、東海、甲信、神奈川・箱根、東京・多摩西部、埼玉・秩父、東北が40センチ。
 東京23区も20センチと予想され、気象庁はなるべく外出を控えるよう呼び掛けている。伊豆諸島は8日午後、房総半島などの関東沿岸部は8日夕から9日未明にかけて大雨となる恐れがある。
 近畿から東海、関東甲信、東北の最大瞬間風速は陸上30~35メートル、海上30~45メートル。波の高さは5~8メートルと予想される。

橫浜20140208

大雪20140208