4歳長女が意識不明 傷害容疑で母親と内縁夫逮捕 奈良

朝日新聞 2014年10月1日

別居する長女(4)に暴行を加えて意識不明の重体にさせたとして、奈良県警は30日、奈良市四条大路1丁目のアルバイト店員、杉坂美砂(23)と内縁の夫の無職谷口泰雅(24)の両容疑者を傷害の疑いで逮捕し、発表した。2人とも容疑を否認しているという。
県警によると、両容疑者は4月13日午前11時~午後0時40分ごろ、奈良市内の親類宅で、この家に住まわせていた長女を押し倒すなどし、頭部に急性硬膜下血腫の大けがを負わせた疑いがある。
長女はぐったりしたため救急搬送され、今も意識不明の状態が続いているという。奈良県中央こども家庭相談センター(児童相談所)が4月16日、虐待の疑いがあるとして県警に通報した。
センターは2010年5月から、当時0歳だった長女と1歳の長男が育児放棄されているとして、奈良市と連携し、定期的に家庭訪問などを実施してきた。13年3月、長女に外傷が見つかったため、身体的虐待の疑いがあるとして2人を一時保護。1カ月後、親類が引き取ったという。

社説[介護職の離職]支える側の待遇改善を

沖縄タイムス 2014年10月1日

「人の役に立ちたい」という高い志を抱いて介護の資格を取り、意欲をもって働き始めたのに、厳しい労働環境から仕事を辞め、転職する人が多い。
厚生労働省所管の公益財団法人「介護労働安定センター」が実施した2013年度介護労働実態調査によると、高齢者の家を訪ねる訪問介護員や、事業所で働く介護職員の年間の離職率が16・6%に上った。
前年度よりわずかながら改善したものの、ほかの産業と比べ高い状態が続いている。
複数回答で聞いた、働く上での悩みや不安では「人手が足りない」「仕事内容のわりに賃金が低い」という声のほか、「業務に対する社会的評価が低い」との不満もあった。
一方、ひと月の平均賃金は訪問介護員が約18万8千円、介護職員が約19万5千円。全産業の平均を約10万円も下回っている。
離職の背景にあるのは低い賃金水準ときつい仕事内容だ。平均の勤続年数も5年ほどと短く、長く働き続けることが困難であることを示す。
県内のデータに目を移すと、その数値はさらに厳しい。離職率は17・2%で、介護職員の平均賃金は約17万円。実に離職者の9割近くが、3年もたたないうちの早期離職である。
お年寄りの人生を支える働きがいのある仕事だと思って就職したものの、頑張りすぎて燃え尽きてしまう状況が浮かび上がる。

介護される側の人間が爆発的に増え、高齢化の問題が深刻化するのが「2025年問題」だ。団塊の世代が75歳に達する25年には、国民の5人に1人が75歳以上となる。
年を取ると肉体的にどうにもならないことが多くなり、要介護となるリスクが高まる。高齢者の4人に1人が認知症とその予備軍という時代にあって、認知症患者も増加するだろう。1人暮らしや高齢者夫婦のみの世帯も増えていく。
離職率の高さが業界全体の人材不足を招き、国内の介護労働者は現在約150万人で、担い手確保に四苦八苦している。このままだと、25年には100万人も足りなくなるという。
政府が構築を目指す「地域包括ケアシステム」は、重い要介護状態になっても、地域で最期まで自分らしく暮らす仕組みだ。しかし医療や介護サービスが行き届かなければ「住み慣れたわが家」には居続けられない。

誰もが介護予備軍となる長寿社会。介護の担い手に求めるのは、お年寄りの尊厳を大切にしたケアだが、担い手の誇りや生活もまた守られなければならない。
来年度の介護報酬改定に向けて、厚労省の審議会で議論が始まっている。専門職である介護職の賃金アップなど待遇改善の方向性を示すべきだ。
「量」の確保と同時に、「質」を高めていく施策も必要である。高齢者の介護という尊い仕事へのやりがいが継続する教育や研修システムの充実も求めたい。

<ベビーシッター>届け出義務化 マッチングサイト指針策定

毎日新聞 2014年9月30日

今年3月にベビーシッターに預けられた男児が死亡した事件を受け、厚生労働省は30日、現状は法規制のないベビーシッター事業者に対し、都道府県への届け出を義務付ける方針を固めた。インターネットのマッチングサイトを通じて利用者を募集する場合、サイトのアドレスも届けさせる。安全性を高めるため保育士資格のないシッターは研修を受けさせるほか、マッチングサイトの指針を策定する。
厚労省が同日、同省の有識者会議に対策案を示し、大筋で了承された。省令を改正し、施行日は検討する。
現在は6人以上の乳幼児を預かる保育施設の事業者には児童福祉法に基づく事業の届け出が義務付けられている。今後はベビーシッターのほか、個人宅で5人以下の子供を預かる「保育ママ」も届け出制とし、違反すれば50万円以下の過料とする。都道府県はベビーシッター業者の実態を把握していなかったが、必要があれば立ち入り調査を実施する。
マッチングサイトの運営者向けには、届け出をしたシッターだけを登録するよう指針を作成する。シッターに身分証を提出させることで、偽名による登録を防ぐ。シッターに賠償責任保険への加入や利用者との事前面接を求めることもサイトの利用規約などに明記。規約を守らないシッターは登録から除外するよう運営者に求める。
厚労省は運営者が指針を順守しているか確認するため、専門業者に委託して調査することも検討している。【桐野耕一】

次期Windows、名称は「Windows 10」–マイクロソフト、新OSの概要を明らかに

CNET Japan 2014年10月1日

UPDATE サンフランシスコ発 — Microsoftは「9」ではないと述べた。現行の「Windows 8」に続くOSは「Windows 10」になるという。
「Windows Threshold」という開発コード名が付けられていたこの新しいOSでは、タイル型の「Metro」ユーザーインターフェースが基本的に廃止される。Microsoftは、このタイル型のインターフェースをデスクトップPCから「Surface」タブレットや「Widows Phone」端末にいたるまで、同社製品ライン全体に導入しようと試みていた。その代わりにあるのが、いわゆるライブタイルと、タッチを利用するユーザーとキーボードとマウスを利用するユーザーの両方を満足させることを目的としたより従来型のWindows体験の組み合わせだ。ライブタイルは、新しくなったStart Menuのような部分に表示されるようになる。
MicrosoftのOS担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるTerry Myerson氏によると、Windows 10はかなり抜本的な刷新であることから、同社は、次期バージョンとして広く予測されていた「Windows 9」という名称を飛ばすことが最良だと決断するに至ったという。
「Windows 10は、かつてないほど広範囲にわたる端末上で動作する。端末ごとに、それに合わせたエクスペリエンスが提供される」とMyerson氏は米国時間9月30日、当地で開催された報道陣向けイベントで述べた。「それらすべての端末に対して、ユニバーサルなアプリケーションを記述するための単一の方法、単一のストア、アプリを検索、購入、更新するための単一の手段が提供される」(Myerson氏)
Myerson氏による紹介に続いて登壇したのは、MicrosoftのOS担当コーポレートバイスプレジデントで、「Windows」とWindows Phoneのデザインおよび開発に関する対外的な顔ともいえるJoe Belfiore氏だった。同氏は、Windows 10の初期ビルドのライブデモを実演してみせた。Belfiore氏もまた、大幅な前進を強調した。
Windows 10は、Windows 8の前衛的なデザインと、今でも最も人気の高いMicrosoft OSである「Windows 7」の親しみやすさと機能の両方の要素を併せ持つ。
Windows 10の目標は、「Windows 7におけるマウスとキーボードと同じ操作性を進化させたUIアプローチを見出し、タッチ操作をユーザーが自然に感じるものにする」ことだとBelfiore氏は強調した。
鍵となるのは、Windows 10が端末を識別してそのインターフェースモードを変更できるという概念だとMicrosoftは述べる。つまり、ユーザーが使用しているのが「OneDrive」クラウドストレージか「Microsoft Word」か、あるいは、Surface端末かレノボ製ノートPCかをソフトウェアが認識し、それに応じて適応する。それによって、Windows 8を搭載する同社端末が敬遠される理由だとMicrosoftが感じている生産性の解放を目指す。
Windows Phoneに関しては、Windows 10と同じ方向性に進むことが予定され、それには命名規則が含まれる。ただし、同じように基本に立ち返ったようなデザイン理念を踏襲することはない。「デスクトップを持つことはない」とBelfiore氏は述べたが、MicrosoftのモバイルOSが次バージョンでどのような外観を持つかについて詳細は述べなかった。

Twitterで話題! 保育園児の可愛すぎる名言に癒される!

ダ・ヴィンチニュース 2014年9月30日

子どもと話していると可愛らしい発言の中にも「えっ、そんな風に思っていたの?」「そっか、なるほど……」と大人が納得してしまうようなことや、考えさせられることがよくある。
Twitterで人気のてぃ先生をご存じだろうか? 20代の男性保育士であり、Twitterにて保育園のかわいらしい子どもたちの言葉や出来事を発信している人物だ。
『ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか』(てぃ先生/ベストセラーズ)は、てぃ先生の初の書籍でありTwitterの140文字では伝えきれない子どもたちの可愛らしいエピソードや、考えさせられてしまうような奥の深い発言が掲載されている。子どもたちの言動の一部を紹介しよう!

……『こどもになりたい』とおもったらじゃない?
てぃ先生のことが大好きな男の子はるくんとの会話。

女の子「せんせい、どうしたらおとなになれるの?」
先生「うーん、20歳になったらかなぁ」
はる「……『こどもになりたい』とおもったらじゃない?」
てぃ先生と女の子が話している時に言ったはるくんの言葉。質問してきた女の子には歳の離れた兄がいて、お兄さんに追いつきたかったよう。てぃ先生は、はるくんの発言に感動。「本当にそうかもしれない」と思ったそう。大人の誰もが思わず納得してしまうような回答だ。

わたしはだいすきなひとがいる、おうちにすみたいな。
純真無垢で、疑うことを全く知らない澄み切った心を持つ女の子もみじちゃんとの会話。

もみじ「せんせい、どんなおうちにすみたい?」
先生「お城みたいな大きなおうちに住みたいな!」
もみじ「わたしはだいすきなひとがいる、おうちにすみたいな」
「大人の欲望があからさまに出てしまって、恥ずかしい思いをしました」と言う、てぃ先生。確かに、大抵の大人ならてぃ先生のように「大きな家」「庭付きの家」など欲のある答えをしてしまうだろう……。

……ほぉ……、ここがちきゅうのほいくえんか。
戦隊モノ命の男の子なつくんのとの会話。口癖は「やれやれだぜ」。

風邪をひいて、しばらく保育園をお休みしていたなつくん。
先生「おはよう、元気になって良かったね」
なつ「……ほぉ……、ここがちきゅうのほいくえんか」
タイトルにもなっているこのセリフ。一週間、保育園を休んでかなり緊張していた様子。「きっと彼なりの緊張を隠すための発言だったと思いますが、僕は思わず笑ってしまいました」と、てぃ先生。戦隊モノ好きななつくんらしいセリフは思わず笑ってしまう名言だ。緊張を隠すための発言というのも、さらに可愛らしさを感じてしまう。
本書ではその他にも魅力的な子どもたちの可愛らしくて奥の深い数々の名言が掲載されている。子どもがいる人も、いない人も楽しめること間違いない1冊だ。
文=舟崎泉美

【帰りに父も殺し買ってきて】母からの解読不明メール集 ※電車内での閲覧注意

ダ・ヴィンチニュース 2014年9月27日

TwitterやNAVERまとめなどで、よく目にする「母親からの珍メール」。実際に、携帯電話を買いたての母親から送られてきた意味不明なメールに、思わず噴き出したことのある人も多いのではないだろうか。
母親からのおかしなメール(やチラシ裏などに書かれた一言メッセージ)は、2ちゃんねるやmixiなどでも話題に上がっていた、ネットでのテッパンネタ。これらは、『オカンからのメール』(2ちゃんねる新書編集部/ぶんか社)、『爆笑! 母ちゃんからのおバカメール300連発』(鉄人社)など、たびたび書籍化もされてきた。
その最新版ともいえるのが、『おかんメール』(『おかんメール』制作委員会/扶桑社)だ。操作ミス、誤変換、思い込み、突然の話題転換などが生む、母親の愛すべき珍言・金言が収集されている。
ここでは本書から、“おかんメール”のなかでも一大ジャンルとなっている、解読不明メールをピックアップ。あなたは、いくつ読み解けるだろうか?

【問題編】
(1)パ祖婚ばかり、みんと、まじめに生きろなさいご飯
(2)千にひゃくえんだからHaxtsuぱゃ九四じゅうだって/もう少しおまけしてくれると思うけどねどうだおもしろいだろう
(3)イマジンじゃ。
(4)コカインランドリー行ってきます
(5)帰りに父も殺し買ってきて
(6)おとうさんすりっぷもらったよかわいこれはまえはじぇいそんだったってね
(7)なぜコロッセウムだったんだ?
(8)きょうは竹でにつしやびようになつて○○(姉の名前)におこられた。デモは竹毎してた螺鈿わきつかない。
(9)いま小学校、占拠してるからあんたも来なさい!
(10)めえるしてみたけと゜と゜うた゜ろう゜か゜んぱつたけと゜なせ゜かこうなるなんて゜た゜

【解答編】(※解答は、筆者推測)
(1)パソコンばかり見てないで、まじめに生きなさい。ご飯だよ。
(2)1200円だから840円だって。もう少しおまけしてくれると思うけどね。どうだおもしろいだろう
(3)今、神社。(「今、どこに居る?」という問いへの返答)
(4)コインランドリー行ってきます。
(5)帰りにトウモロコシ買ってきて。
(6)お父さんストラップもらったよ。かわいい。これ(ソフトバンク)は前はジェイフォンだったってね。
(7)なぜ殺さなかったんだ?(「お風呂場にムカデがいたから気を付けて」というメールへの返信)
(8)今日、畑で日射病になって、○○(姉の名前)に怒られた。でも、畑仕事してたら、電話に気づかない。
(9)いま小学校、選挙してるから、あんたも来なさい!
(10)メールしてみたけど、どうだろう? がんばったけど、なぜかこうなる。なんでだ?

読み取るのが難解であっても、情熱だけはビシバシと伝わってくる母からのメール。本書には、ほかにもたくさんの爆笑のタネが眠っている。
9月末には、第2弾『おかんメール2』(『おかんメール』制作委員会/扶桑社)が出版されるが、作家の宮部みゆき氏の「電車のなかで読んではいけません」という帯コメントは至言だ。電車で本書を服用すると、全国のオカンたちに腹筋をフルボッコにされるだけでなく、不審者確定となるので、くれぐれもご注意を。
文=有馬ゆえ